前回の続きだ。

分類:義憤グループセクター不明ラミネート活用型
マトリクス:
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フリー素材をプリントアウトしてラミネートしている。

犬糞問題を解決する策として、まずは市町村あるいは町内会に相談した上で地方自治体が配布している既成の看板を設置する事が多いようだ。しかし、こちらはインディーな精神で個人が解決にあたろうとしている。自ら課題を背負う気概が感じられる。

分類:説得グループ市町村セクターユニコーン型
マトリクス:

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大田区内でよく見かける意匠の看板だ。「大迷惑!」の文言のみに注目し、ロックバンドの曲名にあやかって「ユニコーン型」と呼んでいる。
線路沿いは交差点の都合からか幹線道路に面する事が少なく、自動車の往来が少ない。結果的に犬の散歩道に適した環境となるケースが多い。京急線に乗り入れるカッコいい浅草線の車両を存分に楽しみたいのに腰を折られた格好だ。鉄オタ的な視点からも飼い主はマナーを守ってもらいたい。

分類:説得グループ市町村セクターユニコーン型
マトリクス:
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先ほどの看板と同じ意匠のものが別の場所にも設置してあった。電車の次は自動車である。しかもポルシェのSUVだ。クルマの乗り降りでフンを踏むのは当然ショックな事だが、それ以上に愛車でフンを踏んでしまう事のダメージが深刻だ。タイヤハウスから臭いが取れないのである。

分類:義憤グループ民間セクター質実剛健型
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非常にシンプルで力強く、犬糞問題に困っていることが伝わってくる。ロケーションを見てみよう。

駐車場の敷地の中である。おそらく月極だろう。広々した場所が少ない都会の一角で、散歩中のワンちゃん達が広さを求めて駐車場の中に入ってしまうのだろうか。飼い主からしたら想定外の行動だろうからフンの不始末がどうしても発生してしまうと想像した。飼い犬は家族だと言う。家族と共に過ごすことの喜びとともに困難な様子も垣間見えてしまう。
大田区は都内でも広い部類に入る区だ。区内のエリアごとにいぬくそ看板の設置スタイルが違う。大森や田園調布といった高級そうなエリアとの比較も興味深い。今後の調査と考察にご期待いただきたい。