いぬくそ看板の向こう側

いぬくそ看板の背景に存在する「人間ドラマ」を紹介するブログです。

【いぬくそ看板散歩】羽田から蒲田にかけてのジョギング

2025-01-12 20:28:35 | いぬくそ看板解説
前回の続きだ。

分類:義憤グループセクター不明ラミネート活用型
マトリクス:
フリー素材をプリントアウトしてラミネートしている。

犬糞問題を解決する策として、まずは市町村あるいは町内会に相談した上で地方自治体が配布している既成の看板を設置する事が多いようだ。しかし、こちらはインディーな精神で個人が解決にあたろうとしている。自ら課題を背負う気概が感じられる。

分類:説得グループ市町村セクターユニコーン型
マトリクス:
大田区内でよく見かける意匠の看板だ。「大迷惑!」の文言のみに注目し、ロックバンドの曲名にあやかって「ユニコーン型」と呼んでいる。
線路沿いは交差点の都合からか幹線道路に面する事が少なく、自動車の往来が少ない。結果的に犬の散歩道に適した環境となるケースが多い。京急線に乗り入れるカッコいい浅草線の車両を存分に楽しみたいのに腰を折られた格好だ。鉄オタ的な視点からも飼い主はマナーを守ってもらいたい。

分類:説得グループ市町村セクターユニコーン型
マトリクス:
先ほどの看板と同じ意匠のものが別の場所にも設置してあった。電車の次は自動車である。しかもポルシェのSUVだ。クルマの乗り降りでフンを踏むのは当然ショックな事だが、それ以上に愛車でフンを踏んでしまう事のダメージが深刻だ。タイヤハウスから臭いが取れないのである。

分類:義憤グループ民間セクター質実剛健型
マトリクス:
非常にシンプルで力強く、犬糞問題に困っていることが伝わってくる。ロケーションを見てみよう。
駐車場の敷地の中である。おそらく月極だろう。広々した場所が少ない都会の一角で、散歩中のワンちゃん達が広さを求めて駐車場の中に入ってしまうのだろうか。飼い主からしたら想定外の行動だろうからフンの不始末がどうしても発生してしまうと想像した。飼い犬は家族だと言う。家族と共に過ごすことの喜びとともに困難な様子も垣間見えてしまう。

大田区は都内でも広い部類に入る区だ。区内のエリアごとにいぬくそ看板の設置スタイルが違う。大森や田園調布といった高級そうなエリアとの比較も興味深い。今後の調査と考察にご期待いただきたい。

【いぬくそ看板散歩】大田区臨海部のジョギング

2025-01-04 21:19:37 | いぬくそ看板解説
従来いぬくそ看板の風景をInstagramで紹介していたが、一覧性を担保するため紹介の場をブログに移行する。

■2024年12月末の港区から大田区にかけて

分類:説得グループ民間セクタードッグパーキング便乗型
マトリクス:

住宅街のコンビニでよく見かける「店内に連れ込めない飼い犬を繋いでおく柱」だ。この場所は歩道を拡張するように整備された細長い公園で、そこにワンちゃんを連れ込まないように配慮したものだろう。この配慮の奥には過去に不届きな飼い主が度重ねて犬糞を放置したからだろう。カッコいい設備だが、裏は闇深い。

分類:規制グループ市町村セクターたべっ子どうぶつ型
マトリクス:

公園の入口に設置された看板だ。犬の形状を模したファンシーなもので、親しみ深い。
一方で、その看板に書かれている文面は堅い。区で制定された迷惑防止条例と思われる条文の一部が記載されている。硬軟のメリハリをつければ区民みんなが注意を向けてくれるはずだ。

分類:義憤グループ市町村セクターステンシル型
マトリクス:
ステンシルを活用した看板は町内会によるインディペンデントなものが多いが、大田区のシグネチャが入っているところを見ると公共性のより高いもののようだ。赤と黒の二色刷りというシンプルな構成である分、メッセージが強く印象に残る。

看板の背後にある「いしであそばないでね いしをいえとくるまになげないでね」の貼り紙が印象的だ。この辺は注意しないとマイカーが子ども達が投げる石の餌食になるのか。怖い。

分類:義憤グループ市町村セクター連凧型
マトリクス:
年末の羽田の街で見た風景だ。穴守稲荷が近く、初詣を案内する幟が立っていた。神域に近いこの場所で犬のフンを放置するのはいかがなものだろう。住民たちも対策に頭を抱えているのがわかる。犬を終生愛するためには地域との調和が必要だと痛感した。

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