戦後教育で教えてこなかったこと。
会田雄次先生によれば、
歴史
宗教
道徳
この3つだという。
小生も同感。
歴史については、鎌倉幕府が誕生した年はとか、徳川幕府のことなど習うが、いわゆる近代史はさらりというかすり抜ける感じ。
明治以降の日本の近代史というものを正面から教えていない。
大東亜戦争のことは太平洋戦争だし、戦前の日本はまるですべてが悪いような。
今年60歳になる小生の時代もまったくそうだった。
戦後ベビーブームのいわゆる団塊の世代も同じ。
戦後教育は近代日本の歴史を抹殺している。
これは重大な誤りであると思います。
二つ目は宗教。
日本の宗教というものは古くは神道。
全国の村々に小さな神社があります。
まずは「食う」ことが生きる基本なので五穀豊穣を祈る。
そして「大自然」に対する感謝と畏敬。
言ってみれば原始宗教ですね。
日本列島は世界の中でも稀な位置関係にあります。
自然環境にとても恵まれていますが、その反面自然災害も大きい。
台風や大雨、地震もそうでしょう。
そこに「仏教」が加わり神仏習合となりました。
いわゆる「一神教」ではないことが大きな特徴です。
キリスト教布教のために世界を旅した人がいますね。
フランシスコザビエル
ザビエルからの手紙
信じる唯一の神をもたない日本人がどうして規律が保たれるのか不思議でならなかったようです。
日本独特の宗教心というものが戦後教育で薄れてしまったことに小生は危機感を覚える。
余談ながら、お墓要らないという老人が増えている。
東京都が募集した集団墓地に応募が殺到したそうだ。
(墓地と言っても墓石があるわけではなく森の中に集団で埋葬されるような形式)
子供や後の人たちに面倒を掛けたくないという理由が多いとか。
親や祖先を敬うというのは後世の人のことであって自分が決めるものではないと思うのだが・・・
こんなところにも戦後教育の成果(?)が出ている。
3つめは道徳
人として生きてゆくための規律とでも言いましょうか。
倫理という言葉も死語になりつつあるみたいな。
道徳軽視かな。
電車に乗っていてよく思うことがある。
子供を座らせて親が立っている。
小さい子供なら親が保護するが、一定の年齢になれば我慢を教えなければならない。
運動会に行くと・・・
とにかく「わが子」だけが対象であり他は眼中にない親が多い。
ビデオカメラはたいていお父さんの役割。
必死になって「わが子」だけを撮影している。
全体のことにもう少し気を遣って欲しい。
学校教育で道徳を教えなくなった。
親も教えなければわかるはずもない。
国旗に国歌。
これを軽視してきていることも大きな要因だ。
孫の小学校運動会を見に行った時、なんか変だなぁ、なんかしまりがないなぁと思った。
国旗掲揚もないし、もちろん国歌斉唱もない。
せめて始まりには国旗掲揚し終わりには国旗を学校の旗と共に降ろしてけじめをつけないと。
「歴史」「宗教」「道徳」
せめて自分の中ではしっかりやっていかないと。
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