市川稔の米(マイ)情報

「食」の地域ブランド

地域をブランド化する。

これは日本全国で取組んでいるところが多いですね。

地方の名産品をブランド化し全国に販売できるようにする。

たまたまうまくいった例もあるでしょうし、綿密に計算して「ブランド化」に成功した例もあるでしょう。

これは地域戦略としては極めて重要なことだと思います。

単なる思い付きや偶然そうなるというのは難しいでしょうね。

ブランドに胡坐をかいていると思われたら落ちるのも早い。

多くの人や企業の努力の結果がブランドを構築してゆくのだと思います。

「食」の地域ブランド 米編(日経流通新聞から)

1.魚沼産コシヒカリ(新潟)
2.新潟県産コシヒカリ
3.魚沼米(新潟)
4.新潟米(新潟)
5.近江米(滋賀)
6.山形県おきたま産はえぬき(山形)
7.佐渡産コシヒカリ(新潟)
8.岩船産コシヒカリ(新潟)
9.山形おきたま産コシヒカリ(山形)
10.岩船米(新潟)

こんな結果が出ていました。
7つが新潟とは驚きですね。

ブランドイメージと実際の購買に繋がっているかは疑問です。

しかし、知っているということでは大変な価値があります。

新潟米については昨日書いたように販売に大苦戦しています。
これをどう見るかでしょう。


また、民間でもブランド戦略をコンサルティングしている会社があります。
ここにも興味深いデータが出ています。

ブランド総合研究所がweb上にデータ出しています。

最も買いたいものは「松坂牛」と「輪島塗」

食品ではあきたこまち、工芸品では輪島塗

こんなデータもありますが、実際に売れる商品を創り育てるには別な戦略が必要でしょう。



小生が思うに、

地域としては「ブランド化」は大いに取り組むべき。
そのブランドを磨くべき。

一方、さらに小さいブランドを構築すべき。

それは、会社のブランド化であり、自らの商品のブランド化です。

地域側、供給側からみればそうなります。

販売側から見れば別の見方もあります。

大きな会社、セルフサービスの巨大店舗での販売。
通信販売での提供。

小さなお店での独自販売でもやり方変わります。

小生の会社で展開している米家きゅうさんでは生産者かそのグループを「ブランド化」して販売しています。

それが最小の単位だと思うからです。

食のブランド化、地域のブランド化、商品のブランド化、会社のブランド化、個人のブランド化。

なかなか楽しいことです。

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