百貨店に店を出しましたが、表示のことはものすごく細かく神経を使い間違いのないようにしている。
専門の担当者から指導してもらい、確認してもらいチェックする。
お米の世界は表示にとても敏感で細かく規定があります。
産地、年産、銘柄。
生産者の段階でもコンバインで田んぼから稲刈りをして乾燥機にピストン輸送。
複数の銘柄を栽培しているのは普通であり切り替えもある。
注意を払って作業するのだが混ざらないと100%言えるかといえば???
精米工場。
たいていの場合、白米にして最終消費にまわるので精米という過程が必要です。
大きい工場になれば、お米を上げたり下げたり、たくさんの機械を通過します。
精米機の中、石抜機の中、昇降機の中、いろいろなところに少しお米が残るのが普通でありました。
それを、
販売されている白米を抜き打ち検査して、お米のDNA検査し、表示以外のお米が混じっているかどうか。
そんなこともやっていました。
1粒たりとも混じってはいけない!
1粒たりともというのは現実的にありえません。
詳しく知りませんが、今では5%が許容範囲だとか。
小生の会社の精米工場でも、ずいぶん前にかなり設備投資していわゆる「コンタミ対策」をしました。
その後、機械も改善を重ね、機械内部にお米が残らない設計に変えてきています。
小生の会社でも今年、精米機後の白米を移送する手段として、昇降機ではなく、空気搬送のシステムを導入しました。
各社、それほど涙ぐましい努力をしているのです(笑)
しかし、しかし、
モノが変わると事情も変わり・・・
駅には立ち食いそばがありますね。
かけそば一杯いくらか?
安いところは250円とかあるかな。
定番の天ぷらそばは380円とか東京都心部でも410円とか安いです。
蕎麦専門店ではもり蕎麦いくらするか?
立ち食いそばの2倍、3倍は普通です。
蕎麦専門店で二ハチそばと言えば8割が蕎麦粉を使っているという意味。
ところが、立ち食いそばは蕎麦粉8割も使ったら原価はね上がりあんな値段では売れません。
蕎麦粉1割かせいぜい2割です。
茶色いうどんんなのです。
こちらの記事をどうぞ。
東洋経済
サラリーマンの味方である立ち食いそばを否定するものではありません。
小生も「あのそば」は好きで食べることあります。
が、
蕎麦粉1割の商品は「そば」と呼ぶ、表示するのはやはりおかしい。
乾麺で販売する場合は、蕎麦粉3割以上でないと「そば」と表示出来ないとか。
7割が蕎麦粉でないのにそばとはこれ如何に。
これもおかしいですね。
お米とパンはよく比較されます。
パンの原料は小麦が大半です。
小麦は輸入が8割以上であります。
輸入小麦。
国名、年産、品種、ブレンド。
気にしている人少ないのでは?
お米の世界とはずいぶん違うと・・・
メーカーや加工会社、流通会社、小売業者は消費生活者に正確な情報を伝える義務があります。
公正な競争をするための条件を整える必要があります。
商品により違いが大きすぎると思います。
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