市川稔の米(マイ)情報

現場力

民間の会社にはいろいろな要素があります。

どういう方向に進むのか?
何を商品とするのか?
何をウリモノにするのか?

社員の教育や採用をどのように計画するか?

零細企業、中小企業、大企業でも戦略は異なります。

同じように考えてはいけません。

業種や業態によっても変わります。

ここでは、最終商品を扱うことを前提とします。

最終商品とは消費者に販売するもの、一般のお客様の購買を指します。

ということは、末端の販売ということに。

小生が言う「独自価値」を創出出来るかどうか。

これはすごく大事なことであります。

もう一つ。

特定の会社から注文をもらう受注型企業であれば「価格」「納期」「品質」がすごく大切。
いわゆる見積もり型ビジネスです。
「値良くたくさん」買ってくれれば安定して利益を出せます。
現実的にそれは難しいでしょうね。
価格決定権は得意先が握っていることが多いからです。
得意先が大きくなればなおさらです。
100か0かということに。
頼ったらいけませんよ。

一般庶民、一般国民一人ひとりに販売する商品・サービスの場合は別の力が必要になります。

それは、

「現場力」

とでも言いましょうか。

末端の現場が第一線なのであります。

そこの力がすごく重要。

会社が大きくなると違う部署が権限を持ったりしておかしくなる。
現場を知らない人間が物事を決めて行くと・・・。

特に気をつけなければならないことは。

トップが現場から離れて行くこと。

生活密着商品は普通の人の普通の生活を理解していなくてはいけない。

その上で、

わが社の売りたいもの、あるいはウリモノは何か?

そこは現場を知らないと分からない。

現場を大切に。

現場だけしか知らないとそれはそれでまずいのでありますが。

現場力は大切なことであると思う。

逆に言うと、

零細企業は現場しか見ていない。

全体のことが分からないし、分かろうともしない。
作業が仕事と思い、朝から晩まで一所懸命仕事しているが儲からない。

儲からないのは景気が悪い、政治が悪いと他人のせいにしている。

このあたりが難しいところであります。

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