市川稔の米(マイ)情報

米流通が変わった

昨日は取引先の農業経営者が来社されました。

24年産の取扱いについての打ち合わせなど幅広く情報交換しました。

小生は自身のコラムでも何度も書いていますが、あの3:11以降、米の流通も大きく変わりました。

大震災後「不安」というやっかいなものが人々を襲います。

停電などで情報が寸断され、物流が一時的に止まってしまうのでスーパーの棚からモノが一時的に消えます。

不安が増殖されます。


すると、物の買い方も変えてみようという意識が生まれる人も多いでしょう。

万一に備えてという意識も芽生えます。


米流通に関して言えば放射能問題が大きな影響を与えました。

「なんとなく不安」

いわゆる風評被害というのでしょうか。

西の米が東に移動したり。


全農の米集荷が大幅に減少。

単位農協も自力で販売したいというところが増えた。


弊社で取引させていただいているようなプロ農家は自分で販路を探します。

当然のことですね。


消費生活者からみれば、


米をどこで買うか?


ということになります。



現象としては九州の米は4月で契約分除いて無くなるとか?

北海道の米も浮遊玉はない。

相場が下がらず米販売会社は赤字になってしまうところが多い。


幸い小生の会社ではそういう仕入ではないし動きでもない。


流通の役割は極めて大きい。


各社やり方は違います。


リスクをまったくとらないでうまいことしようという甘い考えは通用しないのでは。



安心できるもの。

安全を証明できるもの。


モノの購買は「満足」するかどうかです。


価格の満足

品質の満足

安心の満足

安全の満足

サービスや応対の満足

などいろいろあります。



消費生活者の買い場が変わればそれに対応することだ。


減るところと増えるところがあるのだから。



しっかり対応して行きたいと思います。

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