9月の週末は3週連続コメ産地をまわって来ました。
今回は電車やバスを利用して移動しました。
クルマは時間もコースも休憩も自由にとれるので便利ですが、移動時間中は運転に専念せねばなりません。
電車やバスなどは移動中にパソコンで仕事出来るし、スマホやタブレットPCで調べものしたりメールもチェック出来ます。
本を読むことも出来ます。
最近は本を読む人が少なくなりました。
スマホの影響でしょう。
今回、どの本にしようか迷いましたが、12月に映画も公開される「永遠の0(ゼロ)」を再度読むことにしました。
文庫本なので持ち運びも楽です。
本も映画も一度では気が付かない、理解出来ていないことがあります。
2度、3度読んだり、観たりすることで理解が深まる。
永遠のゼロは300万部を突破する大ベストセラーになりました。
百田尚樹さんの本はへたな歴史の勉強するよりよほど勉強になります。
永遠のゼロは、いわゆるゼロ戦を物語に上手に使っていますが、本当のねらいはなんでしょうか?
戦争という、人類の永遠の課題に対して。
兵隊一人一人に親、兄弟、妻や子供など愛すべき肉親がいること。
日本はなぜ大東亜戦争を引き起こしたか。
戦争に負けて教育思想が180度変わってしまった。
何が真実なのか?
小生は戦後教育は一方の角度、それも戦勝国の理屈を教えてきたと思っている。
兵隊と言えども、それまでは農家の息子であり、商売人の息子であり、ごく普通の日本人です。
徴兵制度があったので、そういうものだったのです。
永遠のゼロは、最後は特攻で戦死した一人の男を、見たこともない孫がおじいちゃんを調べることから展開が始まる。
人間の純愛を戦争という特別な環境下、時代を背景にして描いてゆく。
小説では大東亜戦争(太平洋戦争)など、歴史の一端でしかない、孫世代が調べるという実に面白い手法を使っている。
小生は、父親が戦争に行った世代。
結婚したばかりの妻と幼い娘二人残して軍隊に。
小説はその時代の少年が最も憧れた戦闘機乗りだが、小生の父は陸軍2等兵からだ。
最悪の作戦と後に言われた「ビルマ インパール作戦」の生き残りです。
日本の良い面と悪い面。
悪い面のひとつ。
軍司令部の幹部は作戦に失敗しても責任を取らないということ。
兵隊の命を軽く見ていたこと。
日本のエリートは責任を取らない仕組みになっているのはある意味悪い伝統です。
ドラマ「半沢直樹」は昨日最終回でした。
ドラマとしては実におもしろい。
が、現実はそうでないからおもしろいのでありまして・・・
銀行が不良債権で担当が責任取らされることはほとんどない。
派閥争いの道具に使われたことはあるかも知れないが、ひとつひとつの案件で担当や担当役員が責任とることなどありえない。
日本の大企業や役所。
責任はみんなで負うものになっている。
結果、誰も責任を取らないので革新が遅れる。
戦争なら前線の様子が分からない。
企業であれば顧客の要望が分からない。
日本企業だけの論理でやるから外国企業と戦略が違ってくる。
言いたいことは山ほどありますが(笑)
本を読み、自らを振り返ることが大切ですね。
追伸
米市場.comは連休中最後の詰めやっていますがまだ完全ではなく。
URLを入れればトップ画面は見れます。
kome-ichiba.com
市場なので、出品がないと「売るもの」がありません。
一両日で仕上げますので、売りたい米を是非出してください。(出品登録は出来ます)
宜しくお願い申し上げます。
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