岩手のある生産者。約25ha水田を耕作していたが、そのうち12haほど貸しはがしにあったというのだ。
集落営農に参加するので貸していた農地を返して欲しいということなのです。
まったく視点は変わりますが・・・・
農村社会は昔からの「ムラ社会」が生きていると。
岩手と新潟から訪れたプロ農家の人たちとの会話から。
「村八分」という言葉があるが二分は残っている。
それは、葬式と火事ではないかと。
都会に居ると信じられないが、今でも葬式が地域最大のイベントであると言うのだ。
その葬式はまさに「集落」そのものであり、親戚筋は本家が仕切らなければならないそうだ。
亡くなった日から始まる。
家の掃除、庭の掃除、お墓の掃除(冬は雪があり凍っているので大変なのだ)、女衆は一日中料理を作っている。
男衆は仕事もするが、お清めとして酒(日本酒がメイン)を飲むのだそうだ。
都会の葬式は略式になり、納骨も初七日、四十九日も同時に行ってしまう場合も多い。
農村(もちろん地域によってしきたりはまったく違うので一律ではありませんが)では、7日、14日、21日と集まりがあり、もちろん49日もある。
集落営農はまさにその世界だというのだ。
農水省がどこまで知りながらその政策を出したか定かではありませんが実にうまく利用していると言うのです。
小生などはその世界はよく分かりませんので、
ふ~ん、そういうものですかと言うしかありませんが、
さ~てどうなるのでしょう???
小生が聞くところによると、集落営農でまとまるとこともそんなに多くはないようですが、それなりに出来るのでしょうね。
ただし、葬式のイベントとは決定的に違う点があります。
今度の「集落営農」とはある意味経済団体です。
皆が地域のために奉仕するボランティアとは違うからです。
経済団体であるなら採算が合わなければなりません。
補助金狙いで作る集落営農はどういう結末になるのでしょうか?
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杉村 敏夫
市川 稔
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