限りなく成長させたい。
大きくなりたい。
いっぱいお金を稼ぎたい。
ある規模まで欲の塊でも会社は大きくなります。いや、その方が会社は大きくなるでしょう。
しかし、そこで働く人はストレスの塊。
社長も眉間に皺を寄せ満足というものがない。
ずっと目先の利益を追い求めて生きてゆく。
疲れる人生だねぇ~。
小生お勧めのコメ作り社会とビジネス社会という本にその矛盾が詳しく書かれています。
日本人の意思決定。日本人の価値観。
日本人の労働観(日本人には労働という言葉はしっくりこない)
昨日、久しぶりに境野勝悟先生の講演を聞く機会がありました。
(20数年前になります。このままの日本の教育ではおかしくなる。小生が30代時です。海老名という小さな街でJC主催によるお母さんお父さんを対象にした「心の教育」講座を市内で10数ヶ所まわり開催したことも)
もう70台の半ばになろうというのにお元気お元気。
境野先生曰く、
目標など持つな。日本人は目標など必要ないのだ。
今日を、この瞬間を生きよ。今この一瞬がすべてなのだと。
いい加減に生きよ。
い い 加 減
が必要なのだと。
湯加減もおじいちゃんは一番風呂だから少しぬるめにするとか、お父さんは熱い風呂が好きだとか。
加(プラス)と減(マイナス)がいい加減なのだ。
農耕民族のDNAにすり込まれているのだ。
心に響く言葉
この秋は風か嵐かわからねど、今日の勤めに田の草を取る
日本人の勤勉さが伝わってきますね。一所懸命働いても自然災害でやられることもある。
結果がよければプロセスは問わずという金儲けだけの考えは受け入れにくいのです。
それが壊れてきているから日本もおかしな現象がいろいろ起きているのではないでしょうか?
日本人は結果を求めるよりも過程(プロセス)を大事にしたい人種なのです。
ストレス社会とは自分の心の中にあるのだと思います。
もう少し「いい加減」に生きようよ。
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市川 稔
みなみのイルカ
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