市川稔の米(マイ)情報

飛ばさない勇気

今日は大好きなゴルフと人間の欲望、あるいは人生そのものについて考えてみたい。


今日、5月から日経私の履歴書はアメリカのプロゴルファー、トム・ワトソン氏です。

小生より3つ上ですが、ほぼ同世代なので親近感あります(こちらからの片思いです)

今月も楽しみが増えました。


小生がゴルフを始めたのは大学に入った時なので18歳。

今年で43年ということになります。

ここ数年は年間の平均スコアで90前後。

平均で90切れば良い方で悪いと92くらいかな。

年甲斐もなく飛ばすことに執念を持っておりました。

同世代では飛ぶ方とよく言われます。

ところが・・・・

昨年の10月頃から左肩に痛みがあり、いわゆる肩が十分に回らない状態。

当然ながら飛距離は落ちます。

40肩というのか50肩なのか、小生の場合は60肩となります(笑)


ゴルフで1ヤード余計に飛ばすことにどんな意味があるか?


飛ばせなくなり学んだこと。

そんなことは分かってると言う人多いだろうが。


ゴルフ練習場に行くとよくわかります。

ドライバーなど長いクラブを力いっぱい振り回している人がいかに多いか。

他人に見てもらわないで練習しても上達しません。

悪いクセの反復練習しているようなもの。


ゴルフは人生そのものという。

飛ばすという欲望をいかに抑えるか


ゴルフはミスのゲーム。

ハンディキャップ9以下、いわゆるシングルの人でもミスだらけ。

プロゴルファでもミスの連続。

まして、ハンディ15、20、25、30とかはミスが普通でありうまく行くことのが稀。



ところが、


100回打って数回しかうまくいかないショットをイメージして打つから救いようがない。

うまくいかないからと自分に腹を立てたり不愉快な顔したり。

人間性を疑われることになる。


ゴルフは狙ったところにボールを運ぶゲーム。

2パットとしてパー3なら1、パー4なら2、パー5なら3回でグリーンにのせるのをパーオンと言います。

1パットで入ればバーディ。


アマチュアはパーオンの確率など極めて低い。

18ホールのうち数ホールあれば上出来。


従って、


スコアはアプローチとパットが7割くらい占める。

プロのパット数は30が基本。

25ならビッグスコアになる。

アマは36パットなら上出来かな。

ハンデ20以上、初心者なら40以上パット。

100ヤード以内からいくつでホールアウトできるか。

もっと言えば、50ヤード以内から1ピンに寄せることが出来るかどうかでスコアは決まる。


ドライバーショットが決まり飛距離が出ればそれは爽快だ。


メーカーの宣伝に乗せられてはいけません(笑)

どんどん飛距離が伸びるクラブなら今ごろ400ヤードは飛んでいなければならない。

実態はほとんど変わってないね。




そこで、



飛ばさない勇気


狙ったところに打つ

狙ったところに打てるかどうか


そして、


ピンを狙って打つのではなく、


グリーンのセンターを狙い左右にぶれてもグリーンオンを目指す


あるいは、


ミスした場合に次のショットがやさしい方向を狙う


そうすることで、アプローチがやさしくなる。



飛ばさない勇気というのは自分の実力を知るということ。


身の丈ということですな。


うまくなりたい、


上を目指す


これと無謀とは意味が違います。


だから、ゴルフを一緒にやるとその人の性格がよくわかる。



小生もこの歳になり、肩の故障があり、その意味がようやく分かってきた。


遅すぎるけど・・・


飛ばさない、早く振ろうとしない。


狙ったところに落とす。


技術はライによって変わるのでそれは応用編。



無理をしない


身の丈を知る


常に冷静で


状況判断をしっかり即座にする


これは人生そのものにあてはまるのでは。


これでゴルフも生まれ変わる。

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