実走行でなく、ベンチテストの時に働くプログラム。
なぜ、そんなことやるか?
排ガスの規制値をクリアするために。
小生の疑問。
世界最大級のメーカーであるVWだけがディーゼルエンジンの排気ガスを十分に制御出来ていないということか?
メルセデス、BMW,プジョーシトロエン、フィアットなどはクリアしている?
乗用車のディーゼルエンジンの排気ガスがよりクリーンというか、よくなったのは「コモンレール」と呼ばれる技術のこと。
ドイツのボッシュが最初だったと思う。
日本でも高い技術を持つデンソーなどが製品化していろいろなメーカーのクルマに搭載されている。
今回、発覚した不正ソフト(?)もボッシュが作ったもので、あくまでテスト用ですということだったとか。
ディーゼルエンジンの排気ガスは排気量で数値を変えているそうで。
大型トラックや大型バスのディーゼルエンジンと乗用車のエンジンでは違うからね。
VWだけがその技術が出来ていない?
コモンレールが重要な部品であるが、VWだけ達成していない?
自動車メーカーは自社が劣っている技術があるとすれば、他社の製品を購入してバラバラに分解し調べるのが常。
欧州では乗用車の過半数がディーゼルエンジン。
アメリカへ輸出しているかどうかは別問題だが。
アメリカでは大陸を横断する馬鹿でかいコンボイが黒煙を吐いて走っている。
規制値が違うのでしょう。
では、どちらが大気汚染に影響あるのでしょうか?
VWは当局のやり玉に挙げられたのではないでしょうか?
『国家を喰らう官僚たち』
この訳者とFBでやりとりしていて・・・
こういうコメントがあります。
みなさんはどう思われますでしょうか?
以下、コメント転用
VW問題の本質は語弊を恐れずにいれば、「自動車の欠陥問題ではなく、(官僚主導の)公共政策の欠陥問題」なのです。
現代において、自動車による大気汚染問題がほとんど解決してしまったにもかかわらず、EPAはそれを決して認めない。認めてしまえば、EPAの存在意義が半減どころかほとんどなくなってしまう。
だから、むしろ、大気がきれいになればなるほど(問題が解決すればするほど)、規制根拠のThe Clean Air Act(大気浄化法)を非合理的に強化し(今回の評価テストのように)、本書でお読みになったように、「訴訟による規制(regulation by litigation)」、そして「過剰厳罰化(overcrimiization)」によって、社会的に勧善懲悪のヒーローを自己演出によって生き残りをはかっている。
「ひまつぶしはいちばん忙しい仕事である」という英語のことわざがあります。
EPA官僚のひまつぶしのために、世界最高峰の自動車メーカーが窮地に立たされているというのがぼくの見解です。被害者が誰もいないのにもかかわらず。。。
「悪法も法なり」で片づけられる問題ではなく、それ以前に、悪法ということさえまったく認知されていない絶望的な状況です。ただ、少数派ですが著者のランド・ポール議員のようなスタンスで、VW問題というか、EPA問題に切り込んでいるアメリカの論文やブログは多数あります(価値がある内容のものを3つほど下にリンク張っておきました。すべて英語)。
VW問題は、本書の別のテーマ「議会の機能不全」からも解けます。VWの政治献金額はその他主要メーカー平均の10分の一以下。つまり、EPA官僚を抑え込んでくれる“味方”の議員のいないという側面もあるとの解説記事がアメリカででています。
(日本のコメ問題にひきつければ、かつて、増産によっていわゆる食料問題が解決すればするほど、(農水省の仕事がなくなるはずなのに)かえって食管法が強化され、減反取締などの過剰厳罰化が増したことがありました。)
ランド・ポール議員はこうした問題の解決策として、『REINS(監視の必要性に関する行政機関の規制法)』を議会に提出していましたが、まだ未可決です。
『国家を喰らう官僚たち』から少し引用します。
>
規制官庁がもつ監視機能を議会に取り戻せるように『REINS(監視の必要性に関する行政機関の規制法)』をはじめとする法案を提出したのだが、そもそもこれははじめから議会が有する憲法上の責務である。
USDA(アメリカ農務省)職員の武器携行を制限する法案も提出した。我が国には、武装して全国を嗅ぎ回っては家族農場を攻撃するようなウサギ専門のゲシュタポ(ナチスドイツの国家秘密警察)など絶対必要ない。
USDAが誇示している個人の私生活への支配欲は不当であり、非アメリカ的なものである。アメリカ人はそんなものに黙従しない。
引用終わり。
誰も被害者いないのに・・・
悪役をでっち上げ、自らの存在意義を大きくする
だいたい、一企業から日本円で2兆円を超える制裁金などありえないでしょ?
その金はどこに入るの?(政府ですね)
この問題、対岸の火事ではなく日本メーカーも考えておかないと。
悪いのは誰だ?
ここも、よく考えておかないと。
報道をそのまま信じてはいけません。
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