市川稔の米(マイ)情報

大切なものは目に見えない

業界の話しで恐縮ですが、

国内は原則コメ余りなので4割も減反している。

作らせないために多額の補助金を出している。

現政権では「戸別所得補償」などど称して信じられない金額を米農家にばら撒いている。

主食用より、加工用とか米粉用、えさ用など作る方がたくさんお金がもらえる。


基本中の基本で申し訳ございませんが、


所得を補償するということは、


価格政策から所得政策


へ移行することが筋であると思います。


米栽培で生活している農家の所得を支えるということであれば大賛成。

今やっていることはほぼすべてのコメ作り農家に対して補償を行っている。

これこそ税金の無駄遣い以外の何物でもない。


政府が関与しない業界なら言わないが、ガチガチに関与しているので言いたい。

原因はいろいろあるが、現実にスポット取引が異常相場になり現物が不足しているのだから緊急に政府保有米を売り出すべき。


まともなコメ販売会社が数か月の大赤字で干上がってしまう。

モノというものは流通があって成り立っているのです。

農家には保障があるが流通業者にはなにもない。



さて、本日のテーマに、


スポット取引の玄米や白米が高騰している。

新規取引は難しい情勢だ。


販売したくとも余分なコメがないので出来ないところがほとんどでは。


こういう時に、



「見えないものが見えてくる」




自分(自社)が不利になる場合、

自分(自社)が優位になる場合、


こういう時にどういう態度をとるか?

どういう方針で臨むか?


モノ余りの時は買い手市場だし、

モノ不足の時は売り手市場になる。



取引とは長く続けるものというのが小生の考え方。


いっときの儲けはバクチで儲けたようなもの。


農産物などはとくにそうではないでしょうか?


その時に何を基準にするのか?


小生は、



信用



ではないかと思います。



あの人は信用できる

あの人は信用できない



一番大切なものは目に見えないもの。

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