被害にあった、岩手、宮城の合板工場は国内生産量の3割を占めていた。
石巻のセイホクという大きな工場を会員企業の紹介で見学しました。
(震災以降、操業再開以降初めて外部の見学者を受け入れたそうです)
海岸沿いの埋め立て地にある工場はまともに巨大津波を受けました。
原料の丸太は全部流され、機械装置は全部海水に浸かりました。
写真は見学に入るところですが、人と比べてもらうと分かりやすいのですが、上の方の赤い文字でセイホクと書かれてところがあります。
津波はその文字の下まで達したそうです。
およそ10mくらいでしょうか、一般的な3階建ての建物の高さくらいです。
この合板工場は国産の針葉樹の間伐材を原料にして生産しています。
すべて特別な専用機械で見事に作られます。
丸太の皮の部分を剥がし、薄く切り取り薄板にします。
柾目を90度交互に貼り合わせて強度を出します。
それを熱で貼り合わせる。
この工場では24mmという厚い合板が得意のようです。
被害額は三桁の億。
海水に浸かった機械をどう補修するのか。
動作がどうなるか。
関係者の必死の努力で工場再開にこぎ着けました。
(お隣の大手製紙工場はまだ操業再開できていない)
人間の力は別の意味ですごいと思いました。
原料置場に県の名前が書かれていました。
聞いたところ、地産地消で原料の丸太からできた合板はその県に戻るのだそうです。
国内の山を守るために補助金が出てそういう仕組みになっている。
林野庁資料
滋賀県の資料
いろいろ勉強になります。
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