一人旅はいろいろな「気づき」を与えてくれます。
さて、本当の財産とは?
先日書いたのはある農家の例です。
そのりんご農家は生産のほとんどを直接小売をしています。
宅配での販売です。
そんな訳で真の財産とは「顧客名簿」ではないかと・・・。
今回、ある農家におじゃました時のことです。近所の農家の人がお茶していました。
小生も加わり、いろいろな話しを聞いていました。
その近所の農家の人は言うのです。
価格を自分で決められねぇからダメなんだ・・・
そう言われるのです。
それはその通りです。
前にも書きましたが、同じ自分でも「売るときの自分」と「買うときの自分」は違いますね?
売るときは
値よくたくさん売りたい
買うときは
良いものを安く買いたい
そう思っているのが普通です。
価格はすごく重要です。
価格を決める要素とはなんでしょうか?
それを考える必要がありますね。
コメの生産者で言えば、農協に販売を全面委託していたのでは「価格」はお任せということになります。
秋にもらう「仮渡金」にも金利が経費に入っていることを知っている生産者はほとんどいませんね。
しかも1俵あたりの経費が3千円近くも掛かっていることもご存知ない方が多いのでは?
全部お任せだからそれくらい掛かるのも当然といえば当然でしょうね。
この場合、あまり文句は言えませんね。
農業で植物を相手にする場合は何が大切でしょうか?
生産技術も大切だし、生産に必要な機械設備の最適化も生産性向上には欠かせませんね。
何を作るかということもすごく重要でしょう。
でもでもでも・・・・・
もっと大切なことがある。
優先順位を一番にすることがある。
それは、
土作り
ではないかと思うのです。
太陽の光、水。
良い植物は良い「根」から。
良い根は「良い土」から。
作物の自慢をする前に「土」の自慢をして欲しい(笑)
土地には税金や相続税がかかることもありますが、土には税金掛かりません。
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杉村敏夫
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