市川稔の米(マイ)情報

お米の話し(低価格米の世界)

モノには値段というものがあります。

お米の世界では、昭和の終わりの頃が高かったかな。

生産者価格で1俵2万以上みたいな。

それはそれは、生産者も良い時代でした。

消費量の減少を後追いするがごとく生産量も減って来ました。

供給が足りなければ価格は上がる。

供給過剰ならば価格は下がる。

生産を抑制してきました。

生産調整というものです。


平成30年から国からの面積配分はやめると言っています。


いろいろあるのですが、


平成28年産米は作況指数は良かったのですが、実態はそれより悪いという声を聞きます。


飼料用米に米の生産が流れたので、初めて、初めて生産調整に成功しました。


政府はとにかく米の相場上げたいようで。


すごく、すごく、大変なことになっているようです。


安いコメを必要としている業務用の世界は多く。


刑務所で使うお米。 ㎏150円とか。


そんなコメどこにあるのだろうと思いますが、くず米、中米ですね。

今年はそんなコメありません。

くず米発生が極端に少ない年だそうです。

相場高いし、ものがない。


低価格の玄米相場がど~んと上がってしまい・・・


この世界では輸入米使いたいという声がものすごく強いという。


無菌パックご飯の原料とかとてもとても困っているそうです。

納める米会社は赤字、メーカーも赤字。

小売価格、末端価格を上げられないのです。


ディスカウント系のスーパーでは、おにぎり60円台で販売していました。

すごく売れるそうです。

原料米がどうしても上がるので値上げすると売上個数が激減するそうです。

節米(初めて聞く単語)するとか。

ようするに、ご飯の量を減らすということです。


主食用米の需要が減ることは間違いないね。



産業給食の世界も同様です。

とにかく、ギリギリの世界で鎬(しのぎ)を削る世界が日本は多すぎる。


会社経営、事業領域。


どこの「土俵」で相撲をとるか?


顧客のいない世界では一人相撲になって相撲がとれない。


土俵=マーケットと捉えて。



レッドオーシャンの世界には行きたくないね。


でも、マーケットが大きいのはその世界なのです。



コメの世界は政府の関与が深すぎる。

補助金、交付金で誘導している。


価格を政策的に上げても必ず無理が出る。


たぶん、たぶんですが、28年産米は足りないところと余るところが顕著になるのでは。


年明け、3月頃になると先が見えるのでその時に慌てるところが出るに違いない。





小生の会社はそういうところからできるだけ離れたところにいようと思っている。

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