輸入小麦と比べて国産米の価格が高いから商品開発も進まず消費が減った
ほんとうにそうだろうか?
今から42年も前の出来事
1980年7月15日に牛丼のY屋は会社更生法申請して倒産しました
当時、小生の会社ではその半年前までお米を納入していました
今でも覚えていますが、たしか㎏260円で納入していた米を245円にして欲しいと
さすがに無理ということで取引をお断りしました
その半年後に会社は倒産
牛肉をフリーズドライの乾燥牛に変え、つゆのコストダウンのために粉末のつゆに変更したこと
そして、米も値下げ値下げで極限まで下げて品質を下げた
早い、うまい、安い
が、
まずいになってしまったのです
客離れ
あっという間でした
そうならざるを得ない理由があったことは間違いないが、超えてはいけない一線を越えたということ
そこで、お米の価格のことですが
先日、ディスカウント系のスーパーに買い物に行きました
定点観測として売価をチェックしています
㎏換算、400円以上のコメはほとんどなく
新潟コシでも370円くらい、秋田あきたこまち270円ほど、千葉コシ250円くらい
B銘柄のコメは㎏200円前後で販売
このスーパーはコメ販売ほとんど利益のせていない
それにしても安い
今から40年以上前よりずっと安いのです
40年前の所得水準は?
収入に占める食料品の割合
いわゆるエンゲル係数というもの
最近ではそういう単語出て来ませんね?
1070年代、1980年代、給料もらったら、まずはひと月分のお米を買う家庭多かった
30㎏、40㎏買う家庭も珍しくなかった
それだけお米を食べていた
余談ながら、1975年にすかいらーくと取引始まった時、ライスの盛りは普通で300g、大盛無料で400gでした
今はというと、せいぜい180gくらい、150gのところもあります
1食あたりそれくらい食べなくなったのです
お米の価格安くなればもっと食べますか?
消費増えますか?
冷凍食品売り場に行けば分かります
大手食品メーカーが冷凍チャーハンたくさん売り出しています
加工米を使用出来るので原価安い
500g、600gという容量もある
売価、250円から300円程度
200g、250gを一人分とすれば、150円程度です
これ、自分で作るのとほとんど変わらない
冷食、スーパーの値入は25%くらい、問屋マージン、センター利用費などで15%くらい
300円売価なら、×0,75×0,85だから工場出荷価格はおよそ191円
一人前100円以下ということになります
涙が出るね
ここまで安くしているのです
大手はそうして巨大チェーンに納入しないと量が売れない
小生云いたいのは、
価格安ければ倍食べるか、倍買うかといえばそうはならないということ
そういう世界とは別のところで生きる道を探すということ
飲み込まれてはいけません
打つ手は無限です!
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