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市川稔の米(マイ)情報

田植え(新潟)

契約生産者が今年の田植え作業の写真を送ってくれました。米どころ新潟県上越市の若い生産者です。

日本列島は細く長いので、田植えの時期も地域によって変わります。

日本の米作りは農業専業の人は少なく(正確な数字ではありませんが数パーセント)ほとんど兼業です。

写真の生産者は、まだ30代の若さです。専業です。それぞれの集落で後継者が一人いるかいないかという感じです。

新規に米作りを始める人はほとんどありません。農地の問題もあるので。

やめる人はどんどん出ています(もちろん地域事情によりますが)

そうしますと、若くてヤル気のある生産者のところに必然的に農地が集まってくることになるのです。

この写真の生産者も栽培面積が増えています。

農業機械とのバランスがありますので、むやみに広げるのは賛成できませんが、機械とのバランスで「適性規模」にすることが可能です。

又、生産費に占めるコストは「農業機械の償却費」が一番大きいので、受託作業をするように勧めています。

受託作業は、10アール当たり、田植えはいくら、刈り取りは幾らというように相場があり、性能の良い機械を持っていれば、20や30ha容易に受託出来ます。

その収入を機械の償却費にできればバッチリうまく経営が出来ます。

そして、自分で作った米は自分で販売する努力をする。

この写真の生産者もほぼ自分で販売します。今年は、ほとんど特別栽培(当地区慣行栽培と比較して農薬、化学肥料50%以下)で望みます。

又、新潟県がH17年産から一斉導入した「コシヒカリBL]は試験的に少し植えるだけにしました。

一斉に切り替えるなんて、そんな冒険はできません。

自分で販売先を確保している人はそう思うのは至極当然でしょうね。

栽培技術も研究しています。

健康な植物を育てることが、良い米になります。

健康な植物を育てるためには「良い土作り」が肝要です。

プロは否かはそこにあるようです。

やはり今年は今までは低温のようだと・・・。

気温(積算温度)が上がらなくとも、日照時間が不足しようとも、食味も良く、結果として収穫量も確保するのがプロ農家です。

今年も良い米が収穫できますように!




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