市川稔の米(マイ)情報

外食・小売りの苦悩

一時は他を圧倒していた牛丼チェーン。

値下げ競争が顧客を呼び既存店売上も増えていた。

380円の牛丼が280円に。

250円で出したチェーンもあった。

平成22年産の国産米が最安値の時でした。

コメも値上がりし牛肉相場も上昇。


小生がよくいう「変動費」が上昇。

いっぺんに収益悪化しました。

勝ち組と言われていたゼンショーが展開する「すき家」も苦しんでいる。


価格競争では収益出せないと商品に工夫を凝らし価格ゾーンを引き上げたチェーンもある。

長崎ちゃんぽんの「リンガーハット」もそのひとつ。

価格を下げて失敗し、商品を見直して価格帯を引き上げた。

クーポンなど販促費も減らした。

成功例として紹介されていたりしたが・・・・・


今朝(11月5日)の日経に記事になっているが、また価格帯低い商品を投入して落ち込みをカバーするという。

小生思うに、

テストキッチンでは素晴らしい商品になっていると思う。


でも、実際の店舗で行うのはアルバイト・パートの社員がやるわけでありまして・・・

商品レベルを保つのはかなり難しい。


小生の会社でもおむすびチェーンやっているのでよく分かる。


熾烈な競争の中でやっているのだ。


生半可な気持ちで取り組んでいれば簡単に淘汰されてしまう。



景気が悪い、不況だとか言っていても始まらない。


その熾烈な競争があるからレベルが上がってゆく。


自分が消費者の時はそうやって選んでいるのだ。


自分や自分の会社が提供側、供給側になると見えなくなってしまう。



成功する時もあるだろう。

失敗する時もあるだろう。


すべて受け入れ対策を練る。


昨日の日曜日。

おむすび屋FC希望の方が来店されました。


簡単には出来ないこと。

商売は成功する確率も失敗する確率もあること。

立地はとても良い。


小さな店なので


「誰がやるか」

「誰が責任者でやるか」

「本気で取り組めるかどうか」

「オーナーがその気になるかどうか」


金は用意する、誰か店長探してやってもらう。

それでは成功しないと言いました。

やるからには成功して欲しいから。


熾烈な競争の中をどう生きるか。


楽しむ気持ちの余裕が必要ですね。

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