市川稔の米(マイ)情報

顧客創造

改めて思ったこと。



企業の目的は「顧客の創造である」



ということ。


ピータードラッカーが言った有名な言葉ですね。




「顧客の創造」の仕方が変わっているだけ



そう考えれば難しいことではありません。


と、気がついたのであります。




ちょいとおもしろい例を。


小生はゴルフが好きなので興味あり。

アメリカの国土は日本の25倍、人口は2,5倍。

土地がいっぱいあるということ。


ゴルフ場の数も比較にならない。

アメリカは15000コース以上あり、日本は2000コースくらいだろうか。

世界のゴルフ場の45%をアメリカが占めている。

ゴルフ人口も半端ではありません。ゴルフ関連のマーケットも桁違い。

だから、試合数も賞金総額も比較になりません。

今年のマスターズウイークはアメリカにいたので逆にテレビ観戦出来なかった(変な話)

賞金総額はなんと、1000万ドル、優勝はその18%の180万ドル(110円として1億9800万円)です。

日本の年間男子ツアー賞金王より1試合の優勝賞金の方が多い。


そのくらい差があります。


日本企業はテクノロジーを売りにしていることがよくわかる例を。


今年のマスターズ、トップ10の1W(ドライバー)は何を使っていたか。

テーラーメイド6人
キャロウエイ2人
ナイキ2人

全部アメリカのブランドです。



おもしろいのはシャフト。

三菱レイヨン4人
藤倉ゴム工業(フジクラ)4人
松山選手が使うグラファイトデザイン
ジョーダン・スピースが使うアルディラ

なんと、日本企業ばかり(アルディラは三菱レイヨングループ)


ゴルフクラブ、特に1Wなど、ヘッドよりシャフトの方がずっと大切というか命なのです。


だけど、これじゃパーツのひとつみたいに・・・


付加価値は、


ブランド





デザイン


なのです。


日本企業がなぜアップルになれないか?



それに似ています。



テクノロジー先行ではなく、


ブランド、デザイン先行で行かないと。



一事が万事



ブランドを持つことがいかに大事か。



売る手段をIoT活用して考えればよい。




デザインとioTを活用した売り方の問題。



「顧客創造」



その仕方というかやり方というか。


中小企業も生きる道必ずあります。

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