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市川稔の米(マイ)情報

ソウル視察

携帯電話の設定を出国前にするのを忘れてしまい、電話とメールの無い3日間でした。

たまにはこれも良いかなと・・・。

久しぶりの韓国は急速に発展しましたので様変わりでありました。

ウォン高円安ということもあり、物価は日本より高いものがたくさんあります。

日本で言うところの消費税は10パーセント。
コメを含む農産物は消費税は掛かりません。

一人当たり一人当たりコメの消費量は日本のの1,5倍くらい食べているかな。
しかし、若い世代が急速に食べなくなっています。

日本と同じく、量販店での販売シェアが増えましたので「コメ会社」はどこも厳しい。

量販店での白米販売は20kgの紙袋が大量に陳列されています。
10kg、5kg販売が増えているようです。

量販店やデパートでは玄米量り売り、いわゆるインストア精米も売り場にあるのが普通になりました。

精米機は日本製がほとんどです。

白米販売はごたぶんに漏れず目玉商品になっていて量販店もほとんど利益なしで販売しています。
納入しているコメ会社も利益を確保できない状況のようです。

玄米販売は販売員もついていることもあり、そこそこ利益を確保できているとか。

量販店の売り方、コメ会社の事情、食生活の変化、外食や中食の状況、そして今回は「日本式おにぎり」の可能性などを調べてきました。

韓国人は日本語の「おにぎり」が一般的になっていることに驚きを覚えました。

理由を聞いてさらにビックリ。

「千と千尋の神隠し」の映画が韓国でも大ヒット。

ハクが持ってきてくれた「おにぎり」を千尋が食べるシーンに涙した人が多いと思います。
それで韓国では「おにぎり」という日本語が知られるようになったそうです。

日本から進出したコンビニの影響も大きい。
コンビニで韓国人向けのおにぎりが販売されています。
(試食しましたがはっきり言ってまずい)

日本でいうところの「海苔巻き」は韓国ではキムパブと言います。
海苔と飯のことを言います。
具がキムチや味の濃いものが多いです。

最大手は600店舗ほどのチェーンになったとか。

日本式のおいしいおにぎりを加えたら支持されるのではないかと・・・。

韓国と日本は急速に文化交流が進んでいます。

食の文化も双方に入っていますね。

成田から15便、羽田から8便、そして地方空港からも飛んでいるので、毎日ものすごい数の人々が行き来しているわけです。

羽田から飛んだ場合は2時間前後のフライト。

更に交流が進むものと思われます。


続く・・・。




写真はある量販店の白米コメ売り場の一角。
おびただしい量が在庫してあります。

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