入間漁業協同組合(埼玉県飯能市阿須343-1)

飯能市から下流、入間市、狭山市と川越市の一部約36キロメートルの入間川と各支流を所管。渓流から清流の釣りまで楽しめます。

ボートと浮き桟橋利用による名栗湖のワカサギ釣り

2024年10月20日 | 名栗湖


昨年の解禁日、ボート使用で430匹、桟橋使用で220匹の釣果(4~7センチ。15センチの2年魚も!)があった名栗湖のワカサギ釣り。令和6年の今期も解禁間近ですが、ボートを有償レンタルするNPO法人名栗カヌー工房の受け入れ準備も着々と進み、日増しに期待が高まっています。



ダム湖を管理する埼玉県からワカサギ釣り場として許可されているフィールドは、カヌー工房真下のわんど。釣り場には湖中央側に境界を示すロープ、さらに入り江内にもロープが間隔を空けて縦横に張られており、釣り人はこのロープにボートを係留し、ワカサギ釣りをします。



カヌー工房がある飯能市は、スギ・ヒノキが名産の全国でも有数の林業地。市域の約7割は山林で占められ、切り出された材木は大火に見舞われた江戸の復興にも役立てられたといいます。

いま、国産材はかつての隆盛を残念ながら失っていますが、少しでも林業の活性化に繋がればと事業展開をしているのがカヌー工房。ワカサギ釣りに用いるボートも地元材のスギで製作され、木目が強調された見事な仕上がりは釣り人にも好評です。現在、ワカサギ釣り用のボートは15艇用意されていますが、より多くの釣り機会の提供をと新艇の製作も進みます。



一方、ボート使用以外に浮き桟橋(幅約4メートル、長さ約30メートル)からのワカサギ釣りも名栗湖では楽しめます。この浮き桟橋はカヌー工房や施設利用者がカヌーの係留や湖に漕ぎ出す際などに使われていますが、カヌー漕艇事業に支障のない範囲で釣り人にも開放(ボート同様有料)されており、ワカサギ釣りについては一度に10人ほどが利用することが可能です。 

昨年、解禁直後のボートからの釣果。名栗湖は、水質が良好な名栗川支流有間川に位置するため、同湖で釣れたワカサギの食味は天下一品と釣り人たちの間で折り紙付きです。

名栗湖のワカサギ釣り日釣り券は700円(中学生以下無料)、年券は5000円。以外に、ボート使用料3000円、浮き桟橋使用料2000円。ボート・浮き桟橋使用は予約制。釣り利用時間は午前7時~午後4時まで。水曜定休。問い合わせは、NPO法人名栗カヌー工房(042・979・1117)へ。電話受付は午後4時半まで。(K)

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