入間漁業協同組合(埼玉県飯能市阿須343-1)

飯能市から下流、入間市、狭山市と川越市の一部約36キロメートルの入間川と各支流を所管。渓流から清流の釣りまで楽しめます。

飯能市林業センターで漁協事務担当職員等研修会

2024年11月28日 | 入間漁協について

埼玉県漁業協同組合連合会(松本泉会長)による令和6年度漁協事務担当職員研修会が26日、当組合事務所が入る飯能市林業センターで開かれました。

漁協の事務については担当する職員の作業が多く、横の連携を密にしながら当たっていくことが円滑な事務の推進になるとして、単協職員を一堂に会しての基礎知識の確認と事務手続きなどを学ぶ研修会が企画されています。

当日は、県内9つある単協のうち、秩父、入間、埼玉西部、埼玉東部、埼玉南部の5漁協事務職員と県漁連担当合計8人のほか、講師役の県農林部生産振興課職員2人の合わせて10人が出席しました。

研修会では、▽役員選挙・選任に関する基礎知識▽役員選挙・選任に必要な事務手続きや、常例検査でよくある指摘事項(役員選挙で選挙期日について正組合員に通知されていない、役員選挙で選挙管理者及び選挙立会人が選任されていない、投票を行わなかったときにその旨を公告していない等)などについて、確認しあいました。

このほか、組合事業への理解を深め、河川への関心を高めてもらうなどの単協の活動も研修会では紹介。中で、埼玉南部漁協は漁場管理の推進、産卵保護の意識醸成のため、広く一般に参加を呼び掛けての柳瀬川でのアユの産卵床づくりを、埼玉東部漁協については大相模調節地(レイク)で生物調査を実施したという報告が行われました。

研修会冒頭、松本会長は次のように挨拶しました。

「秩父漁協の話になりますが、今年漁業権免許の更新となり、遊漁料を20%ほど値上げさせて頂きました。9月末が決算年度ですが、やはり値上げした分、遊漁券の枚数が少し減少しました。ただ、金額にすると前年比で350万円ほど増収となり、金額で申し上げると17%増、ほぼトントンの形で遊漁券を一般の釣り人の皆さん方に購入して頂きました。また、秩父漁協だけですが、18歳以下の方については全魚種無料とさせて頂きました。私自身、現場も見ましたが、無料化が効果を上げ、昨年と比べて子どもさんの釣りをする姿が目に付きました。来年、再来年と漁協の運営をさらに向上させていくめに、いろいろな活動、方策を練って、さらに放流量も少しでも多くしたいです。各単協にも運営についていろいろとお願いをしたいと思っています」。

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小魚を捕食するサギ飛来

2024年11月26日 | 成木川

シラサギが小魚を盛んに啄んでいます。ここは飯能市浄化センター脇の成木川。同センターから温排水が放流されているため、一帯は特に冬季になるとオイカワやカワムツなどの小魚類が多く集まります。

つい最近のピーク時に両岸合わせて10羽以上が飛来しているのが確認されています。付近は水深が浅く、オイカワの魚影が濃いのでサギ類などの採餌には格好の場所なのでしょう。シラサギと書きましたが、シラサギとは全身白色をしたサギの総称です。

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上向き傾向の名栗湖のワカサギ。水質清冽で、食味最高!

2024年11月25日 | 名栗湖

名栗湖のワカサギが釣れ始めました。今月1日の解禁日の釣果は良好だったものの、その後、ぱっとしない状況が続いていたのですが、気温の変化もあってかここにきて上向き傾向です。


24日の釣り人はボート5艇5人、桟橋利用3人の8人で、ボート釣りが56~240匹、桟橋からの釣り人が34~145匹。22日はボート6艇6人が51~256匹という結果でした。


サイズは両日ともに5センチから8センチ。24日、桟橋突端の釣り人によると、付近の水深は12~13メートルで、タナは7~8メートルとのことです。回遊してくる群れを狙い、手返しよくコンスタントに釣果を上げていました。

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初代加治橋と釣り人。古を想う

2024年11月18日 | 入間川

組合員の方から「古い写真が家にあったので」と当事務所に届けられたのが、上の白黒写真。さて、この場所はどこ?じっくり観察すると、後方の木橋の向こうに、見覚えのある鉄橋。そう、川は入間川で、木橋は当組合事務所のすぐ北側に架かる加治橋、釣り人のいる付近は成木川との合流点です。

地元の郷土史家がまとめた史料などによると、写真の橋梁は昭和3年11月に開通した初代加治橋です。住民期待のもと、交通難所の入間川に架けられた同橋ですが、自然の猛威に抗えず、18年10月の洪水で橋脚が一部流失。36年には豪雨により橋の中央付近が「くの字型」に折れ、通行止めになるという被害を受けます。

住民生活に欠かせない重要な橋梁です。測量などを経て38年に災害復旧工事が県によって開始され、翌39年に念願の鉄筋コンクリート造の永久橋、全長115メートルの2代目加治橋が完成し、これで入間川が出水しても住民生活は安心と安堵。さらに、新生加治橋は地域経済の発展に資する橋梁と地域は沸き返りました。

が、長きにわたり生活を支え、人々に愛された2代目ですが、老朽化が進んだことから架け替えが急務となり、平成13年に全長109メートルの現在の3代目が竣工しました。寄せられた古写真は、大きく損壊した昭和36年間際の撮影かと思われます。



ほぼ同一地点からの現在の風景です。当時、入間川の河川敷は広く、水量は今よりもずっと豊かであったことが分かります。古写真に写るランニング姿の釣り人は中学生。餌釣りでウグイでも釣っているのでしょうか。現代の写真にも釣り人が写り込んでいますが、釣法はフライフィッシングです。

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秋深まり、色づく河畔林。景色を愛で魚と戯れる

2024年11月15日 | 成木川

当組合がある飯能市内の河畔も深まる秋とともに色づいてきました。写真は前ケ貫地区と落合地区を結ぶ清川橋から見た成木川です。落合地区側の右岸はクヌギやコナラなどの雑木が根を張り、増水による川岸の浸食も防いでくれています。新緑の時期とともに秋の景観は、一段と魅力的です。

さて、この辺りに生息しているのはオイカワ、カワムツなどの小魚。冬季を除いてフライフィッシングでこうした小魚を釣っている光景が見られますが、秋の釣りはとりわけ風情がありますね。

風に吹かれて梢を離れた赤や黄色の葉が流下する中、小魚が起こす水面の波紋めがけてスッと毛バリを投射する。釣れるサイズは小さいですが、繊細さが楽しいのです。

最近は、ルアーでカワムツと遊ぶ釣り人も増えてきました。成木川の中下流はカワムツがたくさん生息していますよ。景色を愛で、魚と戯れる。管内は自然豊かです。

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