【将棋】山田定跡をひたすら称賛するブログ

居飛車急戦党が、日々の対局記録を綴ります。
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あと、本の感想が少々。

5七銀左急戦で、四間飛車側が変化した時(その1)

2024-12-01 09:02:22 | 将棋

申し訳なくもここ3カ月の間、当ブログを更新できませんでした。自身が担う製品開発が最終段階に入って忙しくなったためです。性能試験が終了した後、社内の方々から賛否両論を頂きました。私自身、仕事の方法上マズかった点を自覚しております。批判に対して反論すべきところは反論する一方で、正当なものは謙虚に認めるつもりです。

それでも、ごく一部の方々(年配に多い)に限られるのですが、最初から答えを決めつけてしまっており、そのストーリーを支持する数字をボトム側の人間に言わせようとする態度に対しては、正直言って不快に思っていました(これぐらいは書いても問題無いでしょう。産官学のどこでも起こっていることです(※1))。しかしながら、最近、このような硬直的態度を取る気持ちが分かる場面に遭遇しました。

行きつけの将棋道場である子が昇級したので、こう言いました。「その年齢で○級はすごいね。おじさんは30歳の時、君と同じ級位だったよ。」その子の反応を見て、私の頭の中に以下のような自省が湧き起こりました。もしかして、青春は若者だけの特権と断定している節があったのではないか(年配の方々から見れば、私は若輩者です)。

確かに人の性格は変えられません。しかし、それはおじさんでも子供でも同じことです。他方で、イデオロギーや世界観、物の考え方は誰でも変えられると私は信じています。このことを実証するために、おじさんでも四段になれることを世間に知らしめてやるべきでしょう。尤も、60歳から将棋を初めても遅すぎることはありませんが。

(※1)この状況の具体例として、あくまでフィクションですが「頭取 野崎修平(作:周良貨, 画:能田茂)」の9巻第66話を挙げます。

 

覚悟表明はここまでにしておいて、本題に入ります。

先手の四間飛車は既に▲4六歩を突いているので、居飛車は△7二飛と寄って鷺宮定跡を狙います。

本譜は以下、▲6七銀、△7五歩、▲7八飛、△7六歩、▲6八角。

定跡は▲7八飛に替えて▲7五同歩ですが、これも難しい…。

以下、△6四銀、▲7六銀、△8四歩、▲同歩、△8八歩としたのですが、この攻めは悠長でして、桂取りを放置されて悪くしてしまいました。Honeywaffle[1]によれば、△8四歩に替えてシンプルに△6六角で良かったようです。

今まで何局か指させて頂いた経験からして、多分大駒総交換になって下図の局面になるかと思いますが、これなら居飛車は香得かつ飛車を先着できて有利でしょうね。

捌き合いは一般的には振り飛車有利と言われますが、実際にはケースバイケースですね。

【参考文献など】

[1] 渡辺光彦氏Webページ、https://note.com/honeywaffleshogi/n/nf5ea34e9b00b#29dc1524-1ef9-4e74-bcf3-1308018a5617、参照日2023年12月24日



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