7年位前に娘とバスツアーで奥飛騨温泉へ行った時、高山に立ち寄
りました。どこの店も混んでいたので娘と別れ、一人ふらふらと歩いて
いると、おばあさんが一人で店番をしている小さな店がありました。
見ると手作りの物ばかり飾っているので、中に入ってみました。
少し薄暗くお客さんは誰もいないのでゆっくりと見ていると、可愛い
御雛さまが飾っていました。手にとってどのように作っているのか
見たかったのですが、商品に触れないでくださいと書いた紙が貼って
あるので出来ませんでした。手芸が好きなのであきずに見回していると
4・5人のグループがしゃべりながら入って来ました。狭い店は一杯
になりおばあさんはそちらの方が気になりだしたようなので、そっと
手に取りひっくり返して見ました。やはり少し見ただけでは分かりませ
んでした。家に帰ってから御雛さまがどうしても気になります。
本を色々見ますが載っていません。どのようにすればいいのかと考え
ました。ようやく考えついたのが、直径5cmの円の中に直径1,5cmの円
を書きます。小さな円の周りを縫いちじめます。縫いちじめた中に
綿を詰めます。これが顔になるので出来るだけしわにならないように
します。人指し指と中指に黒糸を巻き髪の毛にちょうど位で切り、
真ん中を結びます。これを頭に縫いつけ、ちょうど位の長さで切ります。
お姫様の冠はお菓子やパンの口をねじるのに使っている金のモール
です。大きな円の周りも縫いちじめ綿を詰めます。
慣れていないのでうまくいきませんでしたが此の型紙で、表と裏を裁ち縫い
合わせます。これをお雛様に着せると出来上がりです。
このお人形の型紙はすべてこれを応用しています。
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