先日いものつるを買い求めました。これを見るたびに母や姉から戦争中の話をよく聞いた
のを思い出します。食べるものがなく空き地にかぼちゃやさつまいもを植え、かぼちゃは
種を干し炒って食べさつまいものつるを煮ていて食べた事。姉は女学校が勉学中止となり
大日本航空に動員されました。ある日長い竹をひきずって帰ってきてこれで竹槍を造り鬼
畜兵が来たら突き殺すのだと言ったそうです。そんなもので殺せるわけがないのに当時は
皆必死だったのでしょうね。今思うとおかしいですね。また空襲警報が鳴り防空壕に入る
と小さかった2番目の姉が「おしっこ」といつも泣き叫び大変困った事。夜も激しく
B29が飛来し怖かったそうです。爆弾が落下し火事になるおそれがあると天井板をはず
し塀もとり壊したそうです。防火訓練でバケツリレーをし又火叩き棒を持って屋根の棟に
乗り消火訓練をしたそうです。なんと幼稚な事をしていたのかと思います。ノミやしらみ
に悩まされた事、朝父や姉が出勤の時夜また無事に顔を見る事が出来るかと、お互いに
口には出さないけれどつらかったと言っていました。今も世界のいたる所で戦争をしてい
ます。民族戦争や宗教戦争などは日本では考えられません。不況と震災でちかじか増税
があるようですが、平和な日本いいところです。