虫に関する事
植物を育てるとわかることは、そこには多くの要素が関連していることだ。
例えば土に水をあげて植物は成長し、水と日光がなければ元気がなくなる。
土が乾けばその周りに生える雑草は少ないが、土が湿っていれば雑草が生え、そこには多くの虫(生命)が寄ってくる。
私が気付いたことは虫(蝶々やダンゴムシ、カマキリ、バッタなど)はお互いに何らかの意思疎通が図れているのではないかということだ。
よく掃除をするとダンゴムシがひっくり返っているのに気付く。
ダンゴムシはひっくり返ると、起き上がることができなくなることが多い。
理由は不明だが、それを起き上がれるようにしてあげる事を何度もした。
以前その「ひっくり返る」という出来事が、なぜかダンゴムシ以外も見られたのだ。それも複数の種類だ。通常カマキリやゲジゲジの類がひっくり返ることがない。当たり前のことだが蜘蛛もひっくり返ることはない。
だが他にも思い当たることがある。
私は自転車でよく自然豊かな場所を走る。蛇も出る場所だ。
その時ふと疑問に思った。「なぜ自転車で高速で走るのに、虫たちは自転車にひかれることがないのだろうか?」
もちろん自転車が走る道で小さな虫が被害にあわないようにするには、その道を通らないことが一番だが、もしかすると飛んでいる虫が合図を送り、それがほかの虫に伝わっているのではないかと思うようになった。
生命(虫同士)がお互いに合図を取り合うことで、生きている。
土壌が豊かになり、様々な植物が生え、虫たちが生きていく。あたかも蜂が花の蜜を吸う代わりに、ほかの場所へ受粉し、植物の成長を助ける、助け合いのようなものかもしれない。
人間は助け合いながらでないと生きていけない。
どんな人も1人で生きていくには、相当の覚悟がいる。
たくさんの職業があり、人々はお互いにその仕事を通して、社会を支え、時には助け合いながら生きている。
スーパーやレストラン、農業、漁業、林業など数え上げればきりがない職業も1つ1つの職業は社会を支えているのだ。(水道・衛生・福祉・年金・電気・住宅・軍事・治安・外交・行政など社会にとって必要と思われるものは複数ある)
だがここでふと思った。地球はどうなのだろうか。
地球は最も大きな生命だ。私たち人間は地球という生命の中で住んでいる。
その地球は太陽という大きな恒星のなかで生きている。
つまりここにお互いがに生きているという関係がある。
太陽という生命が、地球という生命を引き寄せ、地球は生きている。
これは虫という小さな生命から、私たち人間が自然の恵みや動物を食べて生きているという事、それは太陽と地球も変わらないのではないだろうか。
上の写真は「助け合いの猫達」(?)