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身体の景色 (karada no keshiki)

更地 覚書

更地
浮かび上がるもの
喪失し続ける孤独
虚しさ


そして
細胞に組み込まれた衝動
「旅」という言葉に込めらたもの
「移動」という言葉に込めらたもの
その突き進む先に見えるもの

進化し続ける非生命体に ある日生命が宿り
遥か昔 海から陸に這い上がった一匹の魚(両生類?)のように
ニンゲンを追い越し 宇宙空間へ新たな棲家を求め旅立ちゆく光景

その日 いま生命と呼ばれているものは絶滅していよう
地球さえ太陽に飲み込まれる日が計算できているという

その過程のいま
この瞬間

その視野はあって 良い


このとてつもないイノチのプログラムの中で
その…それは 科学の問題としてではなく…
宗教や哲学としてでもなく
この皮膚の実感として
いまを把握、理解などできるものなのだろうか


朝稽古
ふうわりと更地と溶け合う
その中で見えてくるのものはやはり孤独と虚しさだ
その深く しかし軽やかな手触り
そして 生まれたことへの切実たる想い

しかし
太田省吾さんの言葉からは大きな大きな宇宙的視野も
同時に 猛烈な力で注ぎ込む
この不思議
この同居

ここは落としたくない

身体の景色が培ってきた息のドラマに
この辺りをどこまで宿せるのであろう…
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