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身体の景色 (karada no keshiki)

2016 光る道

2015年 僕は作品を作れなかった。
作れなくなった。
方向性を見失い、じっと今後の活動について思案し続けた。
苦しい時期であった。
一年後この光る道を発表した。
この作品から物語と息のドラマの同居が始まった。
今思えばまだまだ抽象要素の方が勝っていたけれど。




出演:
福寿奈央(青☆組) 
小玉陽子
佐藤祐香
中村早香(アマヤドリ)
大竹沙絵子
橋口久男
森下高志(劇団キンダースペース)
白馬屋魯房
オカノ イタル

演奏:
馬渕格
堀暁子
松田幹

原作:檀一雄
脚色:岡野暢

構成・演出:身体の景色
ドラマターグ:田中圭介
音楽:松田幹&M.O

照明プラン:小川伊久馬(SECT)
照明オペ: 宮崎昌代(SECT)
衣裳:杏子
演出補:堀暁子
宣伝美術:暢月


<ご挨拶>
物語とのシンプルな対峙を試みようと先ずは小説の語りを軸に空間を立ち上げながら、徐々にいつもの身体の景色的な要素も散りばめ、この物語を深めております。
「光る道」には男女の恋のようなものが描かれています。
一色に染まる盲信の恍惚とその滑稽さが、またその先に訪れる破滅が、恋の熱情の衣をまとい息づいています。
この恍惚と破滅の象徴するものの広さそして深さを見据えイメージを膨らませております。
身体の景色が培ってきた構造と息のドラマに物語を重ねます。そして、生演奏。
平安京見下ろす葦生い茂る平原。風。ワンピース。不思議な男たち。月。光る道。
皆々様のご来場を出演者スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。

<光る道 あらすじ>
宮廷の衛士、竹柴ノ小弥太が故郷を懐かしみながらつぶやいた独り言を、御簾の陰から柱にもたれて聞いていたものがある。
16の誕生日を迎えたばかりの帝の三番目の姫宮だ。
姫宮が衛士に言う。
「わたしをさらって逃げておくれ」
逡巡するも衛士は、美しき姫宮を背に負い疾風の如く野山を駆け抜けてゆく。
さて身分の異なる二人の行く末は・・・。
更級日記 竹芝寺の物語をもチーフに檀一雄が書き上げたロマンス。
昭和31年 新潮に発表された。
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