満足度:★★★★☆【4.5点】
クリント・イーストウッド監督最新作!!!
◆
ジャスティン・ケンプは、雨の夜に車を運転中に何かをひいてしまうが、
車から出て確認しても周囲には何もなかった。
その後、ジャスティンは殺人罪に問われた男の裁判で陪審員をすることになるが、
やがて彼は「事件当事者」としての強迫観念に苦みだす。
<Filmarks>
◆
今月末でU-NEXT無料期間(6か月間)が終わるので、独占配信で観られてよかった。
っていうか、そもそもなんだけど…
御大の最新作なのに、劇場公開されず配信オンリーという信じがたい事態となっている。
普通になんで?という疑念が湧いてくるんだが…
これは監督の意向なのか配給先の事情なのかは知らないがチョット寂しくもある。
もしかすると、これが遺作になる可能性だってあるんだから(←よしなさいって)
主人公は、4年前のある女性殺害事件の殺人罪で問われている男の陪審員に選ばれた。
裁判で事件の詳細を知っていくうちに「アレ?オレって確かそこ居たよな、ヤバ!」
ということになってしまい自身の中に動揺が広がっていく。
今回の事件、主人公が何かを撥ねた近くのバーでカップルの喧嘩があった。
女性を叱責する男性を目撃していた数人の客の証言から殺人死体遺棄で捕まったのだ。
凶悪犯確保をし世論の支持を得た女性検察官は選挙を控えていた。
だが、陪審員の中の元刑事の男が、その嗅覚から「あいつが犯人に思えないんだ」とか
そして、バーにいて帰宅時に女性を轢いた可能性があり、その発覚を恐れるあまり
皆にウソをつき続ける主人公の葛藤がものすごいんですよ、これが。
何事もなく知らない振りをしながら陪審員の職務を全うしようする主人公。
正義とはなにか、選挙を控えている女性検察官は世論にしたがい冤罪を見過ごすのか
それとも、真実を貫くのかという葛藤も見どころとなっているし
あのラストシーンの検察官のトニ・コレットが意を決し主人公宅のチャイムを鳴らす。
この、ラストでありながら何かが動き出す余韻はかなり強烈だった。
◆予告編◆
【今週のひと言】
・重厚な脚本に実力ある脇役で固めた本作は配信レベルじゃない!(驚)
・前職が刑事という身分が検察にバレて陪審員の権限を剝奪されるJ・K・シモンズ。
元刑事は帰り際、検察官トニ・コレットに事件に見落としがあると忠告し去る。
・配信とはいえ、ここまでキッチリ丁寧に人間ドラマを描ける御大は
決して衰えていなかった!この先も頑張っていってもらいたい。
-----------------------------------------------------------------------------------
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ジョナサン・エイブラムズ
音楽:マーク・マンシーナ
出演:ニコラス・ホルト、トニ・コレット、J・K・シモンズ
クリント・イーストウッド監督最新作!!!
◆
ジャスティン・ケンプは、雨の夜に車を運転中に何かをひいてしまうが、
車から出て確認しても周囲には何もなかった。
その後、ジャスティンは殺人罪に問われた男の裁判で陪審員をすることになるが、
やがて彼は「事件当事者」としての強迫観念に苦みだす。
<Filmarks>
◆
今月末でU-NEXT無料期間(6か月間)が終わるので、独占配信で観られてよかった。
っていうか、そもそもなんだけど…
御大の最新作なのに、劇場公開されず配信オンリーという信じがたい事態となっている。
普通になんで?という疑念が湧いてくるんだが…
これは監督の意向なのか配給先の事情なのかは知らないがチョット寂しくもある。
もしかすると、これが遺作になる可能性だってあるんだから(←よしなさいって)
主人公は、4年前のある女性殺害事件の殺人罪で問われている男の陪審員に選ばれた。
裁判で事件の詳細を知っていくうちに「アレ?オレって確かそこ居たよな、ヤバ!」
ということになってしまい自身の中に動揺が広がっていく。
今回の事件、主人公が何かを撥ねた近くのバーでカップルの喧嘩があった。
女性を叱責する男性を目撃していた数人の客の証言から殺人死体遺棄で捕まったのだ。
凶悪犯確保をし世論の支持を得た女性検察官は選挙を控えていた。
だが、陪審員の中の元刑事の男が、その嗅覚から「あいつが犯人に思えないんだ」とか
そして、バーにいて帰宅時に女性を轢いた可能性があり、その発覚を恐れるあまり
皆にウソをつき続ける主人公の葛藤がものすごいんですよ、これが。
何事もなく知らない振りをしながら陪審員の職務を全うしようする主人公。
正義とはなにか、選挙を控えている女性検察官は世論にしたがい冤罪を見過ごすのか
それとも、真実を貫くのかという葛藤も見どころとなっているし
あのラストシーンの検察官のトニ・コレットが意を決し主人公宅のチャイムを鳴らす。
この、ラストでありながら何かが動き出す余韻はかなり強烈だった。
◆予告編◆
【今週のひと言】
・重厚な脚本に実力ある脇役で固めた本作は配信レベルじゃない!(驚)
・前職が刑事という身分が検察にバレて陪審員の権限を剝奪されるJ・K・シモンズ。
元刑事は帰り際、検察官トニ・コレットに事件に見落としがあると忠告し去る。
・配信とはいえ、ここまでキッチリ丁寧に人間ドラマを描ける御大は
決して衰えていなかった!この先も頑張っていってもらいたい。
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監督:クリント・イーストウッド
脚本:ジョナサン・エイブラムズ
音楽:マーク・マンシーナ
出演:ニコラス・ホルト、トニ・コレット、J・K・シモンズ
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