評価:★★★【3点】
タカ派に変身した“一休さん”はこんな感じでしょうか。
◇
氣・水・土・火の4つの王国によって均衡が保たれていた世界。
各王国には、それぞれ国の要素“エレメント”を操る使い手
“ベンダー”がいた。その中でも4つ全てのエレメントを操ることができる者は
“アバター”と呼ばれ、世界に調和をもたらす唯一の存在といわれていた。
アバターは輪廻転生により各国順番に現われ、
今世そのアバターとして生まれたのは、氣の国の民で“エアベンダー”の
少年アンだった。しかし、アバターの重責に堪えきれず逃げ出したアンは
氷の中に閉じ込められてしまう。
ちょうどその時、火の国が反乱を起こし、氣の国は全滅、
世界の秩序は崩壊する。100年後、水の国の兄妹カタラとサカによって発見され、
救い出されたアンは、アバターとしての宿命と向き合い、
世界に平安を取り戻すべく、さまざまな試練に立ち向かっていくのだが…。
<allcinema>
◇
普通なら確実にスルーとなる映画であったけど、
監督がM・ナイト・シャマランなら観ないわけにはいきません。
冒頭からテロップに「第一章」と出てきた辺りから
なんだよ、これもシリーズものかよ!とガッカリ。
この映画の主役にド素人の少年を抜擢したシャマランの勇気に乾杯!
どうなんでしょうか!4つのエレメントを操る世界にたったひとりの
“アバター”を、あんなどこにでも居そうな、まるっきり神秘的でない子を
選んで正解だったのでしょうか。
ワタシ的に、この子を見てるうちに黒澤監督映画『用心棒』の
チンピラ役で出ていたジェリー藤尾氏を思い出してしかたなかったし^^;
ま、この映画のエレメントを動かすのはCGしかないわけで
観客はその見せ方に当然注目することになります。
今や、こういう映画のメイキングなどは、動画サイトで見られますので
映画の内容よりもメイキングシーンを勝手に想像しまくり
ワタシはひとり別の意味で楽しんだのかもしれません^^;
おっちょこちょいでタカ派の一休さん以外は
なかなかに配役は良かったと思いました。
特に、野心家で火の国の王子にもかかわらず国を追放されたズーコ。
演じるのは『スラムドッグ$ミリオネア』以来となるデヴ・パテルが
前作とは180度違う悪人を悠々と演じています。
南にある水の国(あれは南極だろ)で一休さんを偶然見つけ出した兄妹。
このふたりの凛々しさは、唯一この映画の収穫だったともいえます。
内容自体は、お子様映画でしたが映像は本格的だったかな。
そして、物語がとてもシンプルで分り易いのが好印象。
先日の『インセプション』もこれくらい分り易かったら
もっと、ストーリーの真髄に入って行けたのにと感じるくらい^^
追記)
・一休さんに従う、あのでかい動物はいったい何?
ネコバスっぽくもあり、あの顔はどっかで見たことありそう。
まさか【タレパンダ】じゃないよね。
・4つのエレメントをすべてマスターしてないのに、すでにアバターと
周りから呼ばれるのは如何なものか。
アンと一緒に修行をしていた僧の少年少女らはどうなったの?
すくなくともアンよりは力を付けているように映ったけど^^;
・髪の白いユエ王女、映画の艶やかさを演出するためだけに出てきた感が。
この映画がディズニーでないことで、今後の展開に期待が持てる。
------------------------------------------------------------
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
撮影:アンドリュー・レスニー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ノア・リンガー/デヴ・パテル/ニコラ・ペルツ/ジャクソン・ラスボーン/
クリフ・カーティス/セイチェル・ガブリエル/ショーン・トーブ/
『エアベンダー』
タカ派に変身した“一休さん”はこんな感じでしょうか。
◇
氣・水・土・火の4つの王国によって均衡が保たれていた世界。
各王国には、それぞれ国の要素“エレメント”を操る使い手
“ベンダー”がいた。その中でも4つ全てのエレメントを操ることができる者は
“アバター”と呼ばれ、世界に調和をもたらす唯一の存在といわれていた。
アバターは輪廻転生により各国順番に現われ、
今世そのアバターとして生まれたのは、氣の国の民で“エアベンダー”の
少年アンだった。しかし、アバターの重責に堪えきれず逃げ出したアンは
氷の中に閉じ込められてしまう。
ちょうどその時、火の国が反乱を起こし、氣の国は全滅、
世界の秩序は崩壊する。100年後、水の国の兄妹カタラとサカによって発見され、
救い出されたアンは、アバターとしての宿命と向き合い、
世界に平安を取り戻すべく、さまざまな試練に立ち向かっていくのだが…。
<allcinema>
◇
普通なら確実にスルーとなる映画であったけど、
監督がM・ナイト・シャマランなら観ないわけにはいきません。
冒頭からテロップに「第一章」と出てきた辺りから
なんだよ、これもシリーズものかよ!とガッカリ。
この映画の主役にド素人の少年を抜擢したシャマランの勇気に乾杯!
どうなんでしょうか!4つのエレメントを操る世界にたったひとりの
“アバター”を、あんなどこにでも居そうな、まるっきり神秘的でない子を
選んで正解だったのでしょうか。
ワタシ的に、この子を見てるうちに黒澤監督映画『用心棒』の
チンピラ役で出ていたジェリー藤尾氏を思い出してしかたなかったし^^;
ま、この映画のエレメントを動かすのはCGしかないわけで
観客はその見せ方に当然注目することになります。
今や、こういう映画のメイキングなどは、動画サイトで見られますので
映画の内容よりもメイキングシーンを勝手に想像しまくり
ワタシはひとり別の意味で楽しんだのかもしれません^^;
おっちょこちょいでタカ派の一休さん以外は
なかなかに配役は良かったと思いました。
特に、野心家で火の国の王子にもかかわらず国を追放されたズーコ。
演じるのは『スラムドッグ$ミリオネア』以来となるデヴ・パテルが
前作とは180度違う悪人を悠々と演じています。
南にある水の国(あれは南極だろ)で一休さんを偶然見つけ出した兄妹。
このふたりの凛々しさは、唯一この映画の収穫だったともいえます。
内容自体は、お子様映画でしたが映像は本格的だったかな。
そして、物語がとてもシンプルで分り易いのが好印象。
先日の『インセプション』もこれくらい分り易かったら
もっと、ストーリーの真髄に入って行けたのにと感じるくらい^^
追記)
・一休さんに従う、あのでかい動物はいったい何?
ネコバスっぽくもあり、あの顔はどっかで見たことありそう。
まさか【タレパンダ】じゃないよね。
・4つのエレメントをすべてマスターしてないのに、すでにアバターと
周りから呼ばれるのは如何なものか。
アンと一緒に修行をしていた僧の少年少女らはどうなったの?
すくなくともアンよりは力を付けているように映ったけど^^;
・髪の白いユエ王女、映画の艶やかさを演出するためだけに出てきた感が。
この映画がディズニーでないことで、今後の展開に期待が持てる。
------------------------------------------------------------
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
撮影:アンドリュー・レスニー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ノア・リンガー/デヴ・パテル/ニコラ・ペルツ/ジャクソン・ラスボーン/
クリフ・カーティス/セイチェル・ガブリエル/ショーン・トーブ/
『エアベンダー』
劇場鑑賞しなさそうな本作です。
『ゴールデン・チャイルド』なイメージが、ワタシの
アタマの中でグルグル回ってるンですが、どうなんでしょ?(⌒~⌒ι)
シリーズもの、そうなんですよね~^^;
でも、シャマラン監督だから観てしまったのです。
>『ゴールデン・チャイルド』なイメージが
一休さんっぽさは、そちらの方がバッチリですね。
しかも千年にひとり誕生する小僧という点はこちらも同じです^^;
本作の主演の子はテコンドーの現役黒帯だとか・・。
もしかしたら、このシリーズで消えるかもしれません^^;
これも早く見たいです。
シャマラン監督の映画で最も好きな作品は
『ヴィレッジ』と豪語するワタシです。
衝撃度からすれば『シックス・センス』よりも上です^^
本作も一話完結だったらよかったのに、シリーズ化されそうなので
ラストの意外性が売りのシャマラン映画とは別物のようでした。