評価:★★★☆【3.5点】
主人公たちの敵役はもっと憎々しい暴君にした方が、、、(笑)
しかしながら今回の敵役である悪徳取締官の変人ぶりに
これはこれでアリだよな~と思った次第(笑)
◇
禁酒法時代の米バージニア州を舞台に、
密造酒ビジネスで名を馳せた実在の伝説的アウトロー3兄弟と
悪徳取締官の壮絶な抗争を描いた犯罪ドラマ。
原作は3兄弟の末っ子の孫マット・ボンデュラントが書いた同名小説。
1931年、バージニア州フランクリン。
そこは、禁酒法時代にあって、
酒の密造がもっとも盛んな街のひとつ。
そんな無法の街で密造酒ビジネスを手がけるのが、
ハワードとフォレストのボンデュラント兄弟。
2人の弟で末っ子のジャックは牧師の娘バーサにご執心で、
自分も早く大きな商売をしたいと野心を燃やしていた。
一方、都会から流れてきた謎めいた女マギーが街に現われ、
兄弟が経営する酒場で働き始める。
そんな中、新たな取締官レイクスがフランクリンに赴任。
すると彼は着任早々、密造酒業者に対して高額な賄賂を要求、
従わない者には容赦のない制裁を行っていく。
同じようにボンデュラント兄弟にも
賄賂を要求するフランクリンに対し、
決然とこれ拒否をするフォレストだったが…。
<allcinema>
◇
いつの時代も権力振りかざしたこういう人間がいるんですね。
禁酒法時代、密造酒作りで生計を立てていた3兄弟のもとに
新たに着任してきた取締官が高額な賄賂を要求してくる。
同じ業界の人間らは“それ”を呑む方向で生き延びようするが
彼ら3兄弟は断固拒否!
いいですね~!(笑)
まさにココからドラマが始まろうとする件は
割と王道な感じもしなくもないが、そこは彼らの硬派なイメージが
ぐいっと感情移入させてくれるんですね~。
要求に従わなかった彼らにいろんな制裁を仕掛けてきて
いつ命を落としてもおかしくない危険な状況となってくる。
この映画の作りはどことなく過去の名作『許されざる者』を彷彿させる。
耐えに耐え忍んだ主人公が遂に爆発し復讐に乗り出すときの
観客すべてを抱え込んでしまう巧みな作り方しかり。
でも、あの時の憎き保安官ジーン・ハックマンに比べ
変人キャラの特別取締官ガイ・ピアースとでは器がちがうか(笑)
悪徳でありながら相当な潔癖症でナルシスト。
普通、こういうキャラはスラップスティック・コメディで
よくお見かけしますが、本作で登場されると異様な生き物でしかない^^;
あ、今思い出したけど『十三人の刺客』の稲垣吾郎くん系かも(笑)
【今週のツッコミ】
・ゲイリー・オールドマンが大物演じてる割に意外に出番少なし。
今作はギャングのボスを颯爽と演じていてかなり若返ってみえた。
そのせいか知らないが、ロバート・パトリックと間違えそうに^^;
・ジェシカ姐さんの見事な裸体はファンサービスでしょうけど
ワタシはちっともドキッとしなかったな~(ファンじゃないからね)
・「女を長く待たせないで」と静かにベッドに侵入。
これもし主人公をマシュー兄貴が演じてたら直後の展開は
たぶん悲惨な結果になってたかもな~^^;
『ペーパーボーイ』の影響残ってます。
・橋での攻防戦は実話であるが故に地味な展開であったが
ワタシ的にはそれが逆にとてもリアルに感じられた。
下手に鉄板を隠し着するより潔いではないか(笑)
・終盤で密造拠点を見つかりそうになったところで
雄叫びをあげるハワードが狼に変身するんじゃないかと期待した。
・そのハワード役のジェイソン・クラークの初陣シーンに
懐かしき異色のマカロニ・ウエスタン『裏切りの荒野』の
フランコ・ネロを重ねてしまった(笑)
・喉元ザックリ切られ瀕死の重傷負ったフォレストはその後の声が
『ダークナイト・ライジング』のベインと同じなんですけど。
この映画ってもしかして凶悪ベインの前日譚かね。
・ガイ・ピアースをお気に入り俳優として決定づけた作品は
ついこの間の『ロックアウト』のアウトローでした(笑)
・ガイ・ピアースの変なキャラも印象深いがジャックの髪形も
ボサボサにいじられると爬虫類のトサカのように盛り上がって変だ。
・最後の忠告に来てくれた保安官が妙にいいひとだった(笑)
これは是非とも次回作の『悪魔のいけにえ3』に出演を!
・「フランクリン郡の橋」っていう映画もアリだと思った。
橋での銃撃戦の横でカメラマンの老人と人妻が花を摘んでいるとか。
---------------------------------------------------------------
監督:ジョン・ヒルコート
脚本:ニック・ケイヴ
撮影:ブノワ・ドゥローム
音楽:ニック・ケイヴ
出演:シャイア・ラブーフ/トム・ハーディ/ゲイリー・オールドマン/
ミア・ワシコウスカ/ジェシカ・チャステイン/ガイ・ピアース
『欲望のバージニア』
主人公たちの敵役はもっと憎々しい暴君にした方が、、、(笑)
しかしながら今回の敵役である悪徳取締官の変人ぶりに
これはこれでアリだよな~と思った次第(笑)
◇
禁酒法時代の米バージニア州を舞台に、
密造酒ビジネスで名を馳せた実在の伝説的アウトロー3兄弟と
悪徳取締官の壮絶な抗争を描いた犯罪ドラマ。
原作は3兄弟の末っ子の孫マット・ボンデュラントが書いた同名小説。
1931年、バージニア州フランクリン。
そこは、禁酒法時代にあって、
酒の密造がもっとも盛んな街のひとつ。
そんな無法の街で密造酒ビジネスを手がけるのが、
ハワードとフォレストのボンデュラント兄弟。
2人の弟で末っ子のジャックは牧師の娘バーサにご執心で、
自分も早く大きな商売をしたいと野心を燃やしていた。
一方、都会から流れてきた謎めいた女マギーが街に現われ、
兄弟が経営する酒場で働き始める。
そんな中、新たな取締官レイクスがフランクリンに赴任。
すると彼は着任早々、密造酒業者に対して高額な賄賂を要求、
従わない者には容赦のない制裁を行っていく。
同じようにボンデュラント兄弟にも
賄賂を要求するフランクリンに対し、
決然とこれ拒否をするフォレストだったが…。
<allcinema>
◇
いつの時代も権力振りかざしたこういう人間がいるんですね。
禁酒法時代、密造酒作りで生計を立てていた3兄弟のもとに
新たに着任してきた取締官が高額な賄賂を要求してくる。
同じ業界の人間らは“それ”を呑む方向で生き延びようするが
彼ら3兄弟は断固拒否!
いいですね~!(笑)
まさにココからドラマが始まろうとする件は
割と王道な感じもしなくもないが、そこは彼らの硬派なイメージが
ぐいっと感情移入させてくれるんですね~。
要求に従わなかった彼らにいろんな制裁を仕掛けてきて
いつ命を落としてもおかしくない危険な状況となってくる。
この映画の作りはどことなく過去の名作『許されざる者』を彷彿させる。
耐えに耐え忍んだ主人公が遂に爆発し復讐に乗り出すときの
観客すべてを抱え込んでしまう巧みな作り方しかり。
でも、あの時の憎き保安官ジーン・ハックマンに比べ
変人キャラの特別取締官ガイ・ピアースとでは器がちがうか(笑)
悪徳でありながら相当な潔癖症でナルシスト。
普通、こういうキャラはスラップスティック・コメディで
よくお見かけしますが、本作で登場されると異様な生き物でしかない^^;
あ、今思い出したけど『十三人の刺客』の稲垣吾郎くん系かも(笑)
【今週のツッコミ】
・ゲイリー・オールドマンが大物演じてる割に意外に出番少なし。
今作はギャングのボスを颯爽と演じていてかなり若返ってみえた。
そのせいか知らないが、ロバート・パトリックと間違えそうに^^;
・ジェシカ姐さんの見事な裸体はファンサービスでしょうけど
ワタシはちっともドキッとしなかったな~(ファンじゃないからね)
・「女を長く待たせないで」と静かにベッドに侵入。
これもし主人公をマシュー兄貴が演じてたら直後の展開は
たぶん悲惨な結果になってたかもな~^^;
『ペーパーボーイ』の影響残ってます。
・橋での攻防戦は実話であるが故に地味な展開であったが
ワタシ的にはそれが逆にとてもリアルに感じられた。
下手に鉄板を隠し着するより潔いではないか(笑)
・終盤で密造拠点を見つかりそうになったところで
雄叫びをあげるハワードが狼に変身するんじゃないかと期待した。
・そのハワード役のジェイソン・クラークの初陣シーンに
懐かしき異色のマカロニ・ウエスタン『裏切りの荒野』の
フランコ・ネロを重ねてしまった(笑)
・喉元ザックリ切られ瀕死の重傷負ったフォレストはその後の声が
『ダークナイト・ライジング』のベインと同じなんですけど。
この映画ってもしかして凶悪ベインの前日譚かね。
・ガイ・ピアースをお気に入り俳優として決定づけた作品は
ついこの間の『ロックアウト』のアウトローでした(笑)
・ガイ・ピアースの変なキャラも印象深いがジャックの髪形も
ボサボサにいじられると爬虫類のトサカのように盛り上がって変だ。
・最後の忠告に来てくれた保安官が妙にいいひとだった(笑)
これは是非とも次回作の『悪魔のいけにえ3』に出演を!
・「フランクリン郡の橋」っていう映画もアリだと思った。
橋での銃撃戦の横でカメラマンの老人と人妻が花を摘んでいるとか。
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監督:ジョン・ヒルコート
脚本:ニック・ケイヴ
撮影:ブノワ・ドゥローム
音楽:ニック・ケイヴ
出演:シャイア・ラブーフ/トム・ハーディ/ゲイリー・オールドマン/
ミア・ワシコウスカ/ジェシカ・チャステイン/ガイ・ピアース
『欲望のバージニア』
けど、ガイさんだけは印象に残るの間違いなし!
3兄弟の末っ子ってあんな風になっちゃうのでしょうか(笑)
ラブーフの墓穴ッぷりみて『ハード・ラッシュ』の義弟ケイレブくん思い出しましたよ(爆)
そうそう、ガイの究極ナルシストは絶対ウケ狙いですよね!
でも、あんだけ作り込んだキャラは誰の考えだったのか気になるところです(笑)
ガイの髪型、あの幅広わけ目はどうやって作るのか気になります(笑)
>ジェシカ姐さんの裸体
私はファンなのでかなりドキドキしました(爆)
>ジャックの髪形
あの髪型って禁酒法時代の映画やドラマを見ると必ず出てきますから流行っていたんでしょうね。
お!楽しまれたのね。それはなによりです^^
ガイの髪形って、アレは強烈でしたよね!(爆)
幅広分け目は、たぶんに版画の下絵で使用する彫刻刀でズルッ!とやってると予想してるんですがどうなんでしょうね(笑)
amiさん、ジェシカ姐さんの裸体に?
女性同士でもそんなもんなんですかね~(笑)
ちなみにワタシは男でもアシュトン・カッチャーに興味が(笑)
ワタシが女性だったら彼なら許すと思います(向こうが嫌がるってことは言わないで・爆)
いじられるとトサカのように変形しちゃうって、寝起きでもあーなってるってことですよね。
あの髪形けっこう好きなんですよ(笑)
そうか~、流行っていたのか~。次のギャング映画はそこをチェックして見ます(笑)