評価:★★★★【4点】
予測不能という言いかたがもっとも似合う映画。
いろいろ隠された真実が次々浮き彫りになって行く様は
怪しさ万歳で見ててハラハラドキドキするけど
そこは巧みに計算された監督の演出力なのかもしれない。
これは意外に面白い映画だった。
◇
1969年、真夏のフロリダ州モート郡。
人生の目標を見失い、大学を中退して
父の営むローカル新聞の配達を手伝うだけの
無為な毎日を送る孤独な青年、ジャック。
ある日、大手新聞社に勤める兄ウォードが、
同僚の黒人記者ヤードリーを伴って帰省する。
目的は、4年前に地元で起きた保安官殺害事件の再調査をするため。
既に判決が確定している死刑囚ヒラリーに
冤罪の可能性があるというのだった。
そしてジャックは運転手としてウォードたちの取材を手伝うことに。
そんなジャックの前に、金髪のセクシー美女が現われる。
彼女は今回の取材の依頼者で、
獄中のヒラリーと文通の末に
婚約までしてしまったという女性シャーロットだった。
挑発的で謎めいた彼女の魔性の色香に
すっかり心奪われてしまうジャックだったが…。
<allcinema>
◇
大して期待感がなかった分、高評価となったのかもしれないが
それでもいえることは物語りが核心に迫って行くほど
この映画の世界観にのめり込んでいる自分に気が付いた。
あらすじだけ読むと普通の犯罪ミステリーなんだけど
実は人間の闇の部分をこれほど忠実に描いているのは
過去を見まわしてもそんなになかったような気がする。
この映画の柱となるのはブロンド美女(ニコール)が
死刑囚の男と文通していくうちに彼は冤罪の可能性があり
彼を救うためメディアを使って。。。とよくある話ですが
なんと!面識がないのに婚約までしていたという事実。
そのメディアとなるのが大手新聞社の記者でザックの兄の設定。
話が進んでいくうちに本筋から微妙に脱線していき
物語りはザックの欲求不満度Maxネタが全体を覆っていくから
ある意味、ふたつのストーリーが同時進行ってやつかもしれないね(笑)
今回、ザック・エフロン目線で進んでいきますが
二十歳の彼(作品のなかで)が体験する悪夢のようなできごとは
今後の人生に於いてトラウマとなりうる可能性大だから
少なくとも確実に第三者による心のケアが必要だと思うよ。
【今週のツッコミ】
・四十路でビッチ呼ばわりされてるニコールの演技が秀逸!
痛さで言えば『ヤング≒アダルト』のシャーリーズと互角かそれ以上。
・ビッチはビーチでビキニがお似合いなのね。
ちなみにクラゲに刺されたザックはピラニアじゃなくてよかった。
・そのザックはクラゲに刺され瀕死の状態。応急処置(生オシッコ)をめぐり
他の若いビッチらとケンカするニコールがいいね(笑)
・ビッチなニコールを強調してますが、半分はザックの妄想シーン。
二十歳の男の子の溢れ出るエネルギーはやっぱり凄いわ^^;
・刑務所の面会でみせるニコール迫真の演技は見応え十分!
っていうか、その前に本作でキューザック初陣シーンに吹き出した!(爆)
寝ぐせで異様にセットされた髪型からボケた表情に
キューザック本来の立ち位置がようやく見えてきた。
・弁護士か新聞記者か!お堅い職業が似合うマシュー・マコノヒー。
終盤チョイ前で彼のまさかの性癖も作品にとってスパイスとなっている(おい)
・「切羽詰まったせく~す」を敢えて好む女性って統計的にどんなもん。
・内臓引きずりながら1マイル(1,6キロ)も這って歩いたことに絶句。
・ザックが兄のマシューに怒鳴るシーン、かなりの唾がマシューの顔に!
でも、一切動じなかったマシューは、あれも役者根性なのね^^;
・ラストの展開は舞台設定の沼地もあるけど、下手なB級ホラーよりも怖い!
あのままエド・ゲイン化していくキューザックもアリだと思った(笑)
・等身大のバービー人形というシャーロット(ニコール)は
動いていても動かなくても魅力的だった。
でも、これどうみてもバービーというより“らぶどーる”なんですけど^^;
・以上、各俳優らの役者魂をみせられた良作だね、これは。
-------------------------------------------------------------
監督:リー・ダニエルズ
脚本:ピート・デクスター/リー・ダニエルズ
撮影:ロベルト・シェイファー
音楽:マリオ・グリゴロフ
出演:ザック・エフロン/ニコール・キッドマン/マシュー・マコノヒー/
ジョン・キューザック/メイシー・グレイ/デヴィッド・オイェロウォ/スコット・グレン
『ペーパーボーイ 真夏の引力』
予測不能という言いかたがもっとも似合う映画。
いろいろ隠された真実が次々浮き彫りになって行く様は
怪しさ万歳で見ててハラハラドキドキするけど
そこは巧みに計算された監督の演出力なのかもしれない。
これは意外に面白い映画だった。
◇
1969年、真夏のフロリダ州モート郡。
人生の目標を見失い、大学を中退して
父の営むローカル新聞の配達を手伝うだけの
無為な毎日を送る孤独な青年、ジャック。
ある日、大手新聞社に勤める兄ウォードが、
同僚の黒人記者ヤードリーを伴って帰省する。
目的は、4年前に地元で起きた保安官殺害事件の再調査をするため。
既に判決が確定している死刑囚ヒラリーに
冤罪の可能性があるというのだった。
そしてジャックは運転手としてウォードたちの取材を手伝うことに。
そんなジャックの前に、金髪のセクシー美女が現われる。
彼女は今回の取材の依頼者で、
獄中のヒラリーと文通の末に
婚約までしてしまったという女性シャーロットだった。
挑発的で謎めいた彼女の魔性の色香に
すっかり心奪われてしまうジャックだったが…。
<allcinema>
◇
大して期待感がなかった分、高評価となったのかもしれないが
それでもいえることは物語りが核心に迫って行くほど
この映画の世界観にのめり込んでいる自分に気が付いた。
あらすじだけ読むと普通の犯罪ミステリーなんだけど
実は人間の闇の部分をこれほど忠実に描いているのは
過去を見まわしてもそんなになかったような気がする。
この映画の柱となるのはブロンド美女(ニコール)が
死刑囚の男と文通していくうちに彼は冤罪の可能性があり
彼を救うためメディアを使って。。。とよくある話ですが
なんと!面識がないのに婚約までしていたという事実。
そのメディアとなるのが大手新聞社の記者でザックの兄の設定。
話が進んでいくうちに本筋から微妙に脱線していき
物語りはザックの欲求不満度Maxネタが全体を覆っていくから
ある意味、ふたつのストーリーが同時進行ってやつかもしれないね(笑)
今回、ザック・エフロン目線で進んでいきますが
二十歳の彼(作品のなかで)が体験する悪夢のようなできごとは
今後の人生に於いてトラウマとなりうる可能性大だから
少なくとも確実に第三者による心のケアが必要だと思うよ。
【今週のツッコミ】
・四十路でビッチ呼ばわりされてるニコールの演技が秀逸!
痛さで言えば『ヤング≒アダルト』のシャーリーズと互角かそれ以上。
・ビッチはビーチでビキニがお似合いなのね。
ちなみにクラゲに刺されたザックはピラニアじゃなくてよかった。
・そのザックはクラゲに刺され瀕死の状態。応急処置(生オシッコ)をめぐり
他の若いビッチらとケンカするニコールがいいね(笑)
・ビッチなニコールを強調してますが、半分はザックの妄想シーン。
二十歳の男の子の溢れ出るエネルギーはやっぱり凄いわ^^;
・刑務所の面会でみせるニコール迫真の演技は見応え十分!
っていうか、その前に本作でキューザック初陣シーンに吹き出した!(爆)
寝ぐせで異様にセットされた髪型からボケた表情に
キューザック本来の立ち位置がようやく見えてきた。
・弁護士か新聞記者か!お堅い職業が似合うマシュー・マコノヒー。
終盤チョイ前で彼のまさかの性癖も作品にとってスパイスとなっている(おい)
・「切羽詰まったせく~す」を敢えて好む女性って統計的にどんなもん。
・内臓引きずりながら1マイル(1,6キロ)も這って歩いたことに絶句。
・ザックが兄のマシューに怒鳴るシーン、かなりの唾がマシューの顔に!
でも、一切動じなかったマシューは、あれも役者根性なのね^^;
・ラストの展開は舞台設定の沼地もあるけど、下手なB級ホラーよりも怖い!
あのままエド・ゲイン化していくキューザックもアリだと思った(笑)
・等身大のバービー人形というシャーロット(ニコール)は
動いていても動かなくても魅力的だった。
でも、これどうみてもバービーというより“らぶどーる”なんですけど^^;
・以上、各俳優らの役者魂をみせられた良作だね、これは。
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監督:リー・ダニエルズ
脚本:ピート・デクスター/リー・ダニエルズ
撮影:ロベルト・シェイファー
音楽:マリオ・グリゴロフ
出演:ザック・エフロン/ニコール・キッドマン/マシュー・マコノヒー/
ジョン・キューザック/メイシー・グレイ/デヴィッド・オイェロウォ/スコット・グレン
『ペーパーボーイ 真夏の引力』
なので、股開きくらい躊躇しないでしょ(爆)
淫らなニコールでしたね^^
このキャスト以外、ありえないと思うほど、ホント、役者魂を見せ付けられる映画でした。
不快指数もMAXでしたよ(笑)
え!放尿ってマジだったんですか!
だったらあのシーンもうちょっと真剣に観ておくべきだった(爆)
あ~、確かにそれなら股間のアップは本人のモノってことですね(いいもの見せてもらったわ・笑)
あのお歳ですが、まだまだせくすぃ~だったですよね。
先日のエイリアン(ジェームズ・フランコ)の銃舐めといい
今回の面会シーンの触れずに逝くキューザックとか、チョイと目を背けたくなりますが
そこはニコールのあの名演技で、ワタシ的にはこの映画、生涯に於いて記憶に残りそうですよ(笑)
前者は大体知ってる内容でしたが、名良橋さんがプロデューサーということで公平な内容で、是非若い人にも見て欲しい映画です。(中高年が多かった)
後者は実在の人物をモチーフにしていて、監督自身が「ファンタジーをやれる時代ではない」と言ってるものの、どうみても宮崎ファンタジーでした。
>「終戦のエンペラー」と「風立ちぬ」を見ました。
お~、この二作品をご覧になったのですね。
ワタシは両方ともスルーしましたよ^^;
どちらも実話ベースと分かっていても、もうひとつ吸引力がありませんでした。
でも、前者は歴史を知る上で見ておいた方がいいんですよね^^
あ~、やっぱり後者は宮崎ファンタジーでしたか~(笑)
零戦を見るならやはり実写じゃないと~(笑)
>放尿したとありましたよ
エイガなんだから~って思いますけどね
>・ザックが兄のマシューに怒鳴るシーン、かなりの唾がマシューの顔に!
あはは
ココまできて爆笑~~
これがツッコミにはいるとは~~
4人のキャストはみんなドップリだったわね
そう、倒れてるザックにまたいで体に放尿シーンにマジおしっこってそこまで役者根性必要なんでしょうか。
おしっこの代替えなんていくらでもできるのに
演技に熱が入りこんだ結果なんでしょうかね~(笑)
ってことは、倒れてるあの角度からいうとザックはニコールのアソコをしっかり見ることが可能だったような^^;
う~ん、なんとも羨ましい(こらこら)
今やってる『ムービー43』もそうだけど、ここ最近、大スターの役者魂が違った方向にいってるような気がしてしかたないです。
でも、観る方は美味しいですけどね(笑)