評価:★★★★【4点】
前半ダレるが蓋を開ければ上質サスペンスだった。
医薬品を巡るサスペンス映画って大好きなジャンルです。
過去にも一市民が巨大企業相手に民事訴訟を起こし
まさかのどんでん返しで勝訴し旋風を巻き起こす名作は多いようで
それにあやかって、新薬陰謀論繋がりで期待値は高めの設定に(笑)
◇
インサイダー取引の罪を犯した最愛の夫マーティンの収監に
心を痛めた若妻エミリー。
うつ病に苦しめられた末、ようやくマーティンが出所した矢先に
自殺未遂を起こして入院する事態に。
そんなエミリーの担当となった精神科医のバンクスは、
彼女に新薬を処方し、症状の改善を図る。
ところが新薬の副作用で夢遊病を発症したエミリーは、
ある時ついに夢遊病の状態で夫を刺殺してしまう。
担当医のバンクスは薬を処方した責任を追及され、
窮地に追い込まれるが…。
<allcinema>
◇
【ネタバレあります。要注意!】
こういうタイプの映画は配役で大体の犯人の目星が付いてしまうけど
本作に関してはそれは当てはまらなかった。
ヒロインのミステリアスな雰囲気がこの映画にピッタリ。
鑑賞中、ずっとフランス女優と思って疑わなかったワタシですが
後でリメイク『ドラゴントゥー~』のパンクネエちゃんと知り
あらま~!な驚きでした(←今さらかい!)
ヒロインのルー二ー・マーラはどこか欧州っぽさを匂わせ
可憐で優等生的な佇まいは、例え副作用があったとしても
そんなに恐怖は感じないだろうという先入観があります。
本作ではそこを逆手にとって、例のキッチンのシーンでは
無表情からいきなりナイフを振り上げるところは怖かった^^;
チョイとここら辺りはホラー映画のよう。
ブス!ブス!ブス!(←これセリフではありません)
ちなみにあれだけで逝っちゃうのかね~
主人公は完全巻き込まれ型映画のど真ん中に嵌まった感じ(笑)
これをジュード・ロウが見事に演じてました。
それにしても、名誉と家族とマネーを失うと怖いモノがなくなるんですね。
後半なんて、ほとんど優秀なFBI捜査官のような洞察力で
とてもただのお医者様とは思えない(笑)
でも、誰かがやらないと映画はラストを迎えられないからね^^;
本来ならチャニング・テイタムの見せ場なんだけど
今回は、うつ病妻をアシストする普通の夫でしたし。
【今週のツッコミ】
・夜中の大音量、3人分の食器、溢れる乳飲料すべて無言の行動。
近所迷惑、余分な皿洗い、必要のなかったテーブル、床掃除と
彼女の心配よりも先にこっちを考える貴方は騙されない。
・殺されたチャニングの嫁がレイチェル・マクアダムスだったら
冒頭から異様な恐怖感を味わえるかも知れないが
それだと『君への誓い』の別バージョンになりそうだ。
そのレイチェル・マクアダムス主演のミステリー映画『パッション』。
近日公開ですが『クロニクル』に続きこちらで観れません^^;
・すべてを失った男は無精髭にジャケットの襟を立て反撃に出るらしい。
・塩水って血管注射大丈夫なのね。因みにあの量で小さじ何杯?(そこかよ)
・新薬販売パートナーの金髪熟女はケイト・ブランシェットと思ったが
別人だった。ちなみにライラ・ロビンスというのだそうで。
・今どき、車のエアバッグ性能知らないドライバーがいるのか
逆に訊きたかった。
・ホームでは黄色の線を踏まないでください。
あのとき呼びとめたホームの警備員のネームが物語に関係あったっけ。
・キャサリン・ゼタ姐さん、目元が若干老けちゃいました。
こういうドクター役もチョイと新鮮でしたよ(笑)
・入念な犯罪計画にはいくつのプランが存在してたのか
そこのところ供述するシーンがほしかったわ(笑)
・担当医がチャニングでうつ病妻の夫がジュードってのも観てみたい。
・ジュードの金髪妻ですが編み上げヘヤーが知的でグッド!
あの男の子は11歳くらいだろうか。
ホワイトハウスで旗振りする機転は利かない感じだ^^;
・「過去の行動見れば未来が予見できる。」
ジュード扮するドクターの名言でした。
ちなみに「いちど裏切ったやつは何度でも裏切りよる」
これ『アウトレイジ・ビヨンド』の名言(笑)
・ラストの展開は「それ見たことか!」ってノリでした。
彼女は副作用の強烈な薬を強引に飲まされ続け
一生病院生活から抜け出せないのでしょうか。
10年後の展開で続編希望します(笑)
----------------------------------------------------
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本:スコット・Z・バーンズ
撮影:ピーター・アンドリュース
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ジュード・ロウ/ルーニー・マーラ/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/
チャニング・テイタム
『サイド・エフェクト』
前半ダレるが蓋を開ければ上質サスペンスだった。
医薬品を巡るサスペンス映画って大好きなジャンルです。
過去にも一市民が巨大企業相手に民事訴訟を起こし
まさかのどんでん返しで勝訴し旋風を巻き起こす名作は多いようで
それにあやかって、新薬陰謀論繋がりで期待値は高めの設定に(笑)
◇
インサイダー取引の罪を犯した最愛の夫マーティンの収監に
心を痛めた若妻エミリー。
うつ病に苦しめられた末、ようやくマーティンが出所した矢先に
自殺未遂を起こして入院する事態に。
そんなエミリーの担当となった精神科医のバンクスは、
彼女に新薬を処方し、症状の改善を図る。
ところが新薬の副作用で夢遊病を発症したエミリーは、
ある時ついに夢遊病の状態で夫を刺殺してしまう。
担当医のバンクスは薬を処方した責任を追及され、
窮地に追い込まれるが…。
<allcinema>
◇
【ネタバレあります。要注意!】
こういうタイプの映画は配役で大体の犯人の目星が付いてしまうけど
本作に関してはそれは当てはまらなかった。
ヒロインのミステリアスな雰囲気がこの映画にピッタリ。
鑑賞中、ずっとフランス女優と思って疑わなかったワタシですが
後でリメイク『ドラゴントゥー~』のパンクネエちゃんと知り
あらま~!な驚きでした(←今さらかい!)
ヒロインのルー二ー・マーラはどこか欧州っぽさを匂わせ
可憐で優等生的な佇まいは、例え副作用があったとしても
そんなに恐怖は感じないだろうという先入観があります。
本作ではそこを逆手にとって、例のキッチンのシーンでは
無表情からいきなりナイフを振り上げるところは怖かった^^;
チョイとここら辺りはホラー映画のよう。
ブス!ブス!ブス!(←これセリフではありません)
ちなみにあれだけで逝っちゃうのかね~
主人公は完全巻き込まれ型映画のど真ん中に嵌まった感じ(笑)
これをジュード・ロウが見事に演じてました。
それにしても、名誉と家族とマネーを失うと怖いモノがなくなるんですね。
後半なんて、ほとんど優秀なFBI捜査官のような洞察力で
とてもただのお医者様とは思えない(笑)
でも、誰かがやらないと映画はラストを迎えられないからね^^;
本来ならチャニング・テイタムの見せ場なんだけど
今回は、うつ病妻をアシストする普通の夫でしたし。
【今週のツッコミ】
・夜中の大音量、3人分の食器、溢れる乳飲料すべて無言の行動。
近所迷惑、余分な皿洗い、必要のなかったテーブル、床掃除と
彼女の心配よりも先にこっちを考える貴方は騙されない。
・殺されたチャニングの嫁がレイチェル・マクアダムスだったら
冒頭から異様な恐怖感を味わえるかも知れないが
それだと『君への誓い』の別バージョンになりそうだ。
そのレイチェル・マクアダムス主演のミステリー映画『パッション』。
近日公開ですが『クロニクル』に続きこちらで観れません^^;
・すべてを失った男は無精髭にジャケットの襟を立て反撃に出るらしい。
・塩水って血管注射大丈夫なのね。因みにあの量で小さじ何杯?(そこかよ)
・新薬販売パートナーの金髪熟女はケイト・ブランシェットと思ったが
別人だった。ちなみにライラ・ロビンスというのだそうで。
・今どき、車のエアバッグ性能知らないドライバーがいるのか
逆に訊きたかった。
・ホームでは黄色の線を踏まないでください。
あのとき呼びとめたホームの警備員のネームが物語に関係あったっけ。
・キャサリン・ゼタ姐さん、目元が若干老けちゃいました。
こういうドクター役もチョイと新鮮でしたよ(笑)
・入念な犯罪計画にはいくつのプランが存在してたのか
そこのところ供述するシーンがほしかったわ(笑)
・担当医がチャニングでうつ病妻の夫がジュードってのも観てみたい。
・ジュードの金髪妻ですが編み上げヘヤーが知的でグッド!
あの男の子は11歳くらいだろうか。
ホワイトハウスで旗振りする機転は利かない感じだ^^;
・「過去の行動見れば未来が予見できる。」
ジュード扮するドクターの名言でした。
ちなみに「いちど裏切ったやつは何度でも裏切りよる」
これ『アウトレイジ・ビヨンド』の名言(笑)
・ラストの展開は「それ見たことか!」ってノリでした。
彼女は副作用の強烈な薬を強引に飲まされ続け
一生病院生活から抜け出せないのでしょうか。
10年後の展開で続編希望します(笑)
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監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本:スコット・Z・バーンズ
撮影:ピーター・アンドリュース
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ジュード・ロウ/ルーニー・マーラ/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/
チャニング・テイタム
『サイド・エフェクト』
久しぶりに作品が被りましたね^^
ちらしに写るエミリーさんの上目使いは華奢な彼女ならではの持ち味全開でした(笑)
今回、まともにお顔を拝見した感想は北欧系でしたよ(笑)
それにしても、この事件は用意周到を通り越して思いっきり遠回りしてたんではないかと(爆)
これって、一個人ではなく国家レベルだったら彼女は優秀な工作員になるのでしょうか^^;
ゼタ姐さんはスーツに眼鏡が似合いますね~。
そっち系だってまったく違和感なかったですし、ただ、それまで築き上げた関係もあっさり切られるあたり彼女も被害者でした(笑)
動機を問われると浅はかさだけしか思いつかないです(苦笑)
そうか~!彼は動けず放置されたことによる失血死!
それなら納得ですよ(笑)
マシンガンの弾丸ならリズムで避けられるのに、あういう形ではまともに受けてしまうのですね。
あ~、痛々しかったです(笑)
コメントさせて頂くのは久しぶりです。 本作、観てきました!
>近所迷惑、余分な皿洗い、・・・彼女の心配よりも先にこっちを考える貴方は騙されない。
いや、先にそっちを考える私ですがしっかり騙されました。^_^;
ルーニー・マーラさんのか細い雰囲気と透明感のある美しさに“完璧、被害者を見る目”で観てましたもん。
キャサリンさんは最初から「絶対ダーティーや役や!」って思ってましたけど。
でも観終わってみると、あれだけの用意周到な犯罪を起こす動機がちょっと甘かったなぁと、自分の中の興奮度は逆に終盤で失速した感は否めませんでした。
マーティンさんの死は・・・やっぱり一晩放っておかれたことが原因でしょうね。失血死?かと。
いくら刑務所に入ってしまうことになったといってもエミリーへの愛は十二分に感じられたので、実は憎しみが募ってただなんて・・・・なんだか可哀想ですよね。(しみじみ)
先週から1ヵ月フリーパス期間なので地雷だらけの『ウルヴァリン』行って来ましたよ(笑)
チャニングへの3回目が偶然心臓に届いたのかもしれませんね。
華奢なルー二ーがあんなに簡単にやれちゃうんだから相当切れるガジェットだったんでしょうか(爆)
あ~!オリーブリーさん鋭いところ突いてますね。
確かに病は気からという観点から単なる酔い止め薬飲ませて車に酔わなかったってありますもんね(それ、そのままですが)
いわれてみれば中盤辺りで見事に引っかかっていたルー二ーが伏線となりますね。
っていうか、あれは騙し合いみたいなものでしたから
逆にジュードが2個の成分をルー二ーにチラつかせてたら面白かったかも。
思い込みってホント不思議だわ(笑)
10年後にゾンビのようになってると踏んでるんですが
芝居してたら、これ本当のキレ者ですよね^^;
あおなみ線の方が車より早いんでしょうか^^
それにしてもあんなにガッチリしたチャニングがアレぐらいで逝っちゃうんでしょうか~背中が致命傷?
あのですねぇー私は意外とそんな薬を与えられ続けてないのかも、、、とも思いました。
そう仕向けることで、そうさせてしまう、、、みたいな。
効くよと言われて飲めば治るみたいな(爆)
あと、それを分かっていて芝居してるルーニー(笑)
あおなみ線のホームで、3パターンを考えてみました^^
犯人は自分から供述するところでやっと分かりました(遅すぎだ^^;)
でも、まさかそういうことだったとは、ひとは表面だけで判断できませんね。
うつ病という前提で見てるので刑務所の面会シーンで心ここにあらずみたいな態度は
そういうものなんだと思ってましたから(笑)
キッチンのシーンは怖かったですよね!
もっと怖くするならチャニングがお風呂で頭洗ってるところで『サイコ』風にやってもいいかも。
器用なチャニングならどんな役でもこなしてくれそうじゃないですか~?(笑)
>配役で大体の犯人の目星が付いてしまうけど
本作に関してはそれは当てはまらなかった
確かに!私もあの人が~って気がついたのは、かなり後でした(;´Д`)
そそ、ルーニー、か弱くて可愛かった・・・なので、キッチンのシーンは、私も怖かったです:(;゛゜'ω゜'):
>担当医がチャニングでうつ病妻の夫がジュードってのも観てみたい。
マジで?(笑)ジュードはともかく、チャニングの精神科医って想像がつきまへん(笑)
ヤッターマンのお姐さんは富豪刑事になったのですね^^
え?kiraさんはジュードの敵をすでに予想されてたのね。
こういうサスペンス映画は大かた“オナラ”じゃないけど言いだしっぺが怪しいということでしょうか(←どういう例えだよ)
そうそう、動機がね^^
まさかそういうことだとは想像もつきませんでした(笑)
>一晩中放って置かれたチャニングがかわいそうだった
ホワイトハウスで弾丸避けまくってたのに刃物にはめっぽう弱かったですね^^;
「あの~ぉ、ちょっとよろしいでしょうかあ~」
〉こういうタイプの映画は配役で大体の犯人の目星が付いてしまうけど
〉本作に関してはそれは当てはまらなかった
あら、アタクシ、ジュードをはめたのはきっと○×だと思ったわよー!
怪しくない時から目をつけてわ(爆)
でも~、割と終盤まで「動機」が解らなかったわ。
だって~、ね?
一晩中放って置かれたチャニングがかわいそうだった