評価:★★★★☆【4,5点】
地球外知的生命体による侵略モノとしても一級品!
初交信してくるところ、下手なホラー映画よりも怖かった。
人間目線からみる空に浮かぶ宇宙船とメディアが報道する映像と
すべてが『第9地区』を凌駕してたように思う。
もちろん、あの『宇宙戦争』のときの地中から初見参する
「トライポッド」の衝撃も相当なものでしたが(笑)
宇宙空間のバトル映像に『アバター』でも見せたズーム撮影が
いかにも本物っぽい実写のようなリアル感をそそる。
◇
クリプトン星で生まれたその赤ん坊は、
滅亡を悟った父に最後の希望を託され地球へと送られた。
地球にたどり着いた彼は、
ジョナサンとマーサの夫婦に拾われ、
クラーク・ケントとして育てられる。
次第に超人的な能力に目覚めていく少年時代、
養父からはその能力を使うことを固く禁じられていた。
周囲との違いに孤独と葛藤を抱えながら
青年へと成長したクラークは、やがて自分探しの旅に出て、
自らの使命を確信する。
そんなある日、クリプトン星の生き残り、
ゾッド将軍がクラークの存在に気づき、彼を追って地球へと襲来する。
<allcinema>
◇
リブートの天才クリストファー・ノーランにまたやられた。
アメコミシリーズのバットマンに続きスーパーマンまで
彼の手にかかれば嘗てのヒーローがこんなにも格調高く気品に満ち
それまでのシリーズがいったい何だったのか、
そんなことを自問自答したくなるほどの作風に座布団一枚だ!
生まれながらヒーローであった過去シリーズと一線を画し
(いや、前作も苦悩はしていたが、ここまでの描写はなかった)
今回は、彼の生まれる以前の段階から始まってるのがいいね!
さすがにココから見せられると長年の付き合いみたいな
不思議な感情が彼に芽生えてくるのですよ(笑)
実の両親を知らない彼が壁にぶつかった時、ここぞとばかりに
話し出す近所のおせっかいな爺さまのような感じで
「キミの父はオスカー獲ったことある素晴らしい人物で・・・」とか
「母はエキゾチックな美人だったな~」とか(←励ましになってないぞ)^^;
ヒーローとなるクラーク・ケントの性格付けがすばらしい!
こういう子を持つ親は例え養父であろうとも
迫りくる巨大ツイスターを後ろに「待った!」をしたくなる(笑)
この映画のベースは“自己犠牲と親子の絆”メインみたいな
シリアスヒューマンドラマとして十分に手応え感じてしまうんです。
【今週のツッコミ】
・ハンス・ジマーの効果音楽がすこぶる良いではないか!
・作品中「スーパーマン」とはひとこともなかった。
「スー」と言いかけたので、誰か「パーマン」と言ってあげなさい。
・本作のミリタリーの目玉といえば対地攻撃のスペシャリスト
A-10サンダーボルトの勇士が堪能できたこと。
『トランスフォーマー』『ターミネーター4』以来ですね。
・ヤバいぞこんな侵略映像見せられたらもうすぐ公開の『エリジウム』
これの新鮮味がなくなりそうなんだけど。
・養母のダイアン・レインは老け過ぎなのかメイクなのか。
クラークとのツーショット、田舎の古そうな家と粗い映像が
どこか『テキサス・チェーンソー』のワンシーンのようだった。
・養父の職業はいったいなに?
・あのS字キーってそんなに簡単に上書きされるのね。
・ヒューマンドラマだけで1本の映画になりそう。
・飛行速度が音速を超える瞬間の爆音と空気の壁が忠実に再現されていた。
・ゾッド将軍とその手下との肉弾戦、どこか『マイティー・ソー』(笑)
手下のお嬢さんはドイツの女優さんらしい。
・そのゾッド将軍演じたマイケル・シャノンですが
スーツ下のマッチョなシルエットは役作りのために鍛えたのだろうか。
・見え過ぎ、聴こえ過ぎの疑似体験が出来る。
これ、けっこう辛そうだ^^;
・3600サイクルってどんなもん?(笑)
刑期満了したにしては早過ぎだろ!と思っていたら、そういうことね。
・宇宙船やらクリプトン星の造形デザインがどこかH・R・ギーガーっぽい。
・星間移動には是非とも『アバター』のエグゾバックを!
・ハイスピードアクションという触れ込みですが
逆にCGっぽさ丸出しで、ワタシはもうひとつ^^;
ココの減点ポイントなかったら、満点評価となっていたかも。
・超高層ビル連の崩壊シーンは『2012』を超えたでしょう。
これでエメリッヒの闘志が再燃することを願う?!(笑)
-------------------------------------------------
監督:ザック・スナイダー
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー
撮影:アミール・モクリ
音楽:ハンス・ジマー
出演:ヘンリー・カヴィル/エイミー・アダムス/マイケル・シャノン/
ケヴィン・コスナー/ダイアン・レイン/ローレンス・フィッシュバーン/
ラッセル・クロウ
『マン・オブ・スティール』
地球外知的生命体による侵略モノとしても一級品!
初交信してくるところ、下手なホラー映画よりも怖かった。
人間目線からみる空に浮かぶ宇宙船とメディアが報道する映像と
すべてが『第9地区』を凌駕してたように思う。
もちろん、あの『宇宙戦争』のときの地中から初見参する
「トライポッド」の衝撃も相当なものでしたが(笑)
宇宙空間のバトル映像に『アバター』でも見せたズーム撮影が
いかにも本物っぽい実写のようなリアル感をそそる。
◇
クリプトン星で生まれたその赤ん坊は、
滅亡を悟った父に最後の希望を託され地球へと送られた。
地球にたどり着いた彼は、
ジョナサンとマーサの夫婦に拾われ、
クラーク・ケントとして育てられる。
次第に超人的な能力に目覚めていく少年時代、
養父からはその能力を使うことを固く禁じられていた。
周囲との違いに孤独と葛藤を抱えながら
青年へと成長したクラークは、やがて自分探しの旅に出て、
自らの使命を確信する。
そんなある日、クリプトン星の生き残り、
ゾッド将軍がクラークの存在に気づき、彼を追って地球へと襲来する。
<allcinema>
◇
リブートの天才クリストファー・ノーランにまたやられた。
アメコミシリーズのバットマンに続きスーパーマンまで
彼の手にかかれば嘗てのヒーローがこんなにも格調高く気品に満ち
それまでのシリーズがいったい何だったのか、
そんなことを自問自答したくなるほどの作風に座布団一枚だ!
生まれながらヒーローであった過去シリーズと一線を画し
(いや、前作も苦悩はしていたが、ここまでの描写はなかった)
今回は、彼の生まれる以前の段階から始まってるのがいいね!
さすがにココから見せられると長年の付き合いみたいな
不思議な感情が彼に芽生えてくるのですよ(笑)
実の両親を知らない彼が壁にぶつかった時、ここぞとばかりに
話し出す近所のおせっかいな爺さまのような感じで
「キミの父はオスカー獲ったことある素晴らしい人物で・・・」とか
「母はエキゾチックな美人だったな~」とか(←励ましになってないぞ)^^;
ヒーローとなるクラーク・ケントの性格付けがすばらしい!
こういう子を持つ親は例え養父であろうとも
迫りくる巨大ツイスターを後ろに「待った!」をしたくなる(笑)
この映画のベースは“自己犠牲と親子の絆”メインみたいな
シリアスヒューマンドラマとして十分に手応え感じてしまうんです。
【今週のツッコミ】
・ハンス・ジマーの効果音楽がすこぶる良いではないか!
・作品中「スーパーマン」とはひとこともなかった。
「スー」と言いかけたので、誰か「パーマン」と言ってあげなさい。
・本作のミリタリーの目玉といえば対地攻撃のスペシャリスト
A-10サンダーボルトの勇士が堪能できたこと。
『トランスフォーマー』『ターミネーター4』以来ですね。
・ヤバいぞこんな侵略映像見せられたらもうすぐ公開の『エリジウム』
これの新鮮味がなくなりそうなんだけど。
・養母のダイアン・レインは老け過ぎなのかメイクなのか。
クラークとのツーショット、田舎の古そうな家と粗い映像が
どこか『テキサス・チェーンソー』のワンシーンのようだった。
・養父の職業はいったいなに?
・あのS字キーってそんなに簡単に上書きされるのね。
・ヒューマンドラマだけで1本の映画になりそう。
・飛行速度が音速を超える瞬間の爆音と空気の壁が忠実に再現されていた。
・ゾッド将軍とその手下との肉弾戦、どこか『マイティー・ソー』(笑)
手下のお嬢さんはドイツの女優さんらしい。
・そのゾッド将軍演じたマイケル・シャノンですが
スーツ下のマッチョなシルエットは役作りのために鍛えたのだろうか。
・見え過ぎ、聴こえ過ぎの疑似体験が出来る。
これ、けっこう辛そうだ^^;
・3600サイクルってどんなもん?(笑)
刑期満了したにしては早過ぎだろ!と思っていたら、そういうことね。
・宇宙船やらクリプトン星の造形デザインがどこかH・R・ギーガーっぽい。
・星間移動には是非とも『アバター』のエグゾバックを!
・ハイスピードアクションという触れ込みですが
逆にCGっぽさ丸出しで、ワタシはもうひとつ^^;
ココの減点ポイントなかったら、満点評価となっていたかも。
・超高層ビル連の崩壊シーンは『2012』を超えたでしょう。
これでエメリッヒの闘志が再燃することを願う?!(笑)
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監督:ザック・スナイダー
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー
撮影:アミール・モクリ
音楽:ハンス・ジマー
出演:ヘンリー・カヴィル/エイミー・アダムス/マイケル・シャノン/
ケヴィン・コスナー/ダイアン・レイン/ローレンス・フィッシュバーン/
ラッセル・クロウ
『マン・オブ・スティール』
バットマン同様のテイストでしたが
軍配を上げるならやはり、バットマン。
ゴッサムのほうが、架空なので入り込みやすかったです。
昔のスーパーマンで地球を逆回転させる話があったけど
そこまでむちゃくちゃではないけど、あの環境変換装置はアメコミそのものすぎたかも。。。
ただ、育ての親のエピはよかったですね。
今回のスーパーマンの立ち位置って
逆アバターって気もしました。
私は期待が大きすぎたみたいで、バットマンのノーラン監督が・・と考えると、ちょっと物足りなかったです(;´Д`)
監督がシュナイダー監督ですから、やっぱり映像よりな気がしてしまいました(;´∀`)
父親のラッセル、養父のケビン、どちらも良かったですよね~ケビンは、もっと登場してほしかったけど・・・
かなりの高得点でも、ツッコミどころはたくさんあるんですねえ(笑)
そそ、ダイアンレイン、あそこまで老けメイクさせなくても~と思いました(苦笑)
私の期待は、次回作へ持ち越したいと思います♪
これは期待値ほとんどなかったのが良かったってこともありそうです。
こういうアメコミものって基本好きなジャンルでもないんですよ。
あまりに単調なストーリーと、やたらド派手というか過剰なアクションにアニメを観てるようで、、、^^;
でもこれは生誕からのドラマに感情移入しやすかったんです。
クラークの人間性も誠実で理想の青年だったし(笑)
逆アバター!
うんうん、それなかなか良いところ突いてると思いますよ(笑)
ヒューマンドラマ担当のクリストファー・ノーラン
映像担当のザック監督という役割分担がしっかりできていたと勝手に思っています(笑)
少年期のいじめなど感情移入させやすい展開はさすがノーランって感じでした。
映像も宇宙空間など最新技術と過去の名作シーンを彷彿させるなど文句なしに面白かったです。
ただハイスピードアクションだけは頂けなかったです^^;
人間ドラマは良かったですよね!
なるほどな~なトリビアがあって、ヒーロー像に近づけましたよ。
落下途中、ひょいとお姫様ダッコされて、ふんわりと着地。
これ、女子の憧れです(爆)
初交信、日本語はなかったですね^^
ノーランの過去の脚本は小難しさがあったんですが(とくに「インセプション」など・笑)これはシンプルでよかったです。
さすがにこういう描き方すればパロディに持って行く勇気はサシャくらいでしょうか^^;
人間ドラマ、真面目でしたね。
こういう映画を観ながら世の親父たちは息子への対応学んでいくんでしょうか(笑)
>落下途中、ひょいとお姫様ダッコされて、ふんわりと着地。
>これ、女子の憧れです(爆)
ディズニー映画みたいですよね(笑)
ワタシもできれば抱かれる方で体験したいですけど、着地の瞬間が気まずく照れそうです(爆)
あの初交信の恐怖度はワタシ的には映画史に残りそうですよ(笑)
先週、観て来ました~
世界規模のハナシなのに、メトロポリス(とその周辺)の異変しか描写されてなかったですね(⌒~⌒ι)
「全世界生放送(放送ジャック)」で、ゾッド将軍が「(セリフを)かんで」くれたら面白かったのに・・と関西人のノリでちょっぴり期待してしまいました(=^_^=)
にしても・・終盤は将軍のあっけなさにビックリしました。
「エクスペンダブルズ2」のスタロ~ンvsヴァンダムよりもあっけない幕切れ(⌒~⌒ι)
それと、ラヴロマンスやコメディタッチを練り混む「余裕」の感じられなかったのが、残念と言えば残念でしたかね。
先日、クリストファー・リーブのテレビ放映で見ました。
スキンヘッドのケヴィン・スペイシー出てましたね~(笑)
世界規模の割に欧州の代表とかまったく姿なかったですよね。
地球の構造自体変えるなんて、そんな無茶苦茶なところは本当にノーランの脚本?でしたが
人間ドラマとして、チョイとウルっとくればそれだけで十分でした。
ゾッド将軍のセリフ噛みってマイケル・シャノンのキャラならやってもらいたいですね(笑)
言いにくいところばかり3~4回繰り返したらドリフのコント?(爆)
彼の弱点は首の弱さでしたね^^;
ロマンスや笑いの小ネタは次回までお預けかもしれませんね(ゾッドのあっけなさ事態が笑いネタだったりして)^^
本編のどこにもスーパーマンとは書いてない。言ってない。
でも、スーパーマンの物語でしょ?っていう。。(笑)
重く、シリアスな物語から、うまくラストは繋げていましたよねー♪
でも、
ダイアンはおそらく少年期はナチュラル。青年期は老けすぎメイク(笑)
だってまだ撮影時は46、7だったと思うから~。
で、親はいいのよ。
でも、メインの二人のビジュアルが私的にヒットせずだった
ダークな突き抜けヒーローになってたらどうしよう、と思いながら観に行きました。
映像とアクションに特化したスペクタルではなく、
ちゃんと最初から丁寧に書いてあったので、よかったです。
もちろん、スクリーンでの公開だからこその迫力も楽しめましたが、
なにより、骨格のしっかりした本を読んだような安定感に満足でした。
なはは♪。
3600サイクル早すぎ!と、養父のお父ちゃん何者?は私も思いました。
ゾッドの手下のお姉さん、美人で強いですね。
ゾッドよりこっちのが敵にはしたくないです。個人的には。。(笑)。