満足度:★★★【3.0点】
限りなく少ない戦闘シーンが唯一の見せ場。
◆
第二次世界大戦下に数奇な運命を辿ったことでも知られるイタリア海軍の潜水艦
“コマンダンテ・カッペリーニ”を巡る感動の実話。
敵国船を沈めたカッペリーニの艦長が、戦時下にあっても漂流する乗組員たちを救助し、
彼らを安全な港まで送り届けるために、水中航行を諦め、無防備な浮上航行で
イギリス軍の支配海域を突破するという海の男としての誇りを懸けた決断を描く。
<allcinema>
◆
1940年の第二次世界大戦中に起こった美談に感涙することはできるのか。
映画の見どころは、戦時下、中立国であるはずのベルギー貨物船から砲撃を受け
戦闘を受ける形で対抗し、圧倒的な兵器の違いによりベルギー貨物船はすぐに撃沈。
その後、炎に包まれた船から脱出した乗組員たちが海上漂流しているのを発見する。
この状況に一瞬迷った艦長だったが、彼らを救助することにした。
しかし、彼ら全員を収容するスペースは潜水艦内部にはなく、
割り当てによって数人は甲板上で過ごしてもらうことにしたのだったが・・・。
実は、この決断によって大きな問題が発生することになる。
救助した彼らを無事に送り届けるためには、敵国の海域に入ることになり
その際、海中深く潜航しなければ敵国から丸見えの無防備状態となってしまう。
だが、甲板上にいる彼らにとって、それはまさに死を意味するのだ。
そのために、やむを得ず海上潜航でゆっくり進むしか方法はなかった。
しかし、その時、海域内には敵国戦艦がこちらを無言で監視しているのが見えた。
さあ、どうする!どうするんだ艦長!・・・。
という、ハラハラする展開が待っており、ここで艦長がとった行動が・・・。
結論からいえば、すでに歴史上の実話なので相手が受け入れたことは明白で
こちらの艦長や敵国の艦長ともども敵味方関係なく緊急人道支援という意味では
互いに《海の男》のルールというか男意地に熱いモノを感じることはできる。
でも、全体を総括すると、前半がどうしても冗長に感じてしまったのが残念だ。
◆
【今週のひと言】
・どこか妙にレトロ感の漂う映画だったな~というのが第一印象。
心の声を謳うことによって詩的な雰囲気がそう感じさせたのかもしれない。
・あと、『地獄の黙示録』で味わった難解シーンに似てる前半がテンポ悪すぎ。
ワタシは、結構な睡魔が襲ってきましたよ。
・潜水艦の料理がものすごく美味しそうなんですけど。
1990年代のF1チーム、スクーデリア・イタリアの専用シェフの料理が絶品と
他のチームのスタッフもここで食事をしていたらしい。
ちなみに、料理は絶品でもレース戦績は常に下位だったけど・・・。
・思うに、伏線になってない前半を大幅カットすれば30分のTVドラマだな。
・『フェラーリ』に続いてイタリアを主にした劇場映画は割とめずらしい。
そもそも、イタリア映画ってモノクロ時代の名作しか観てないよな~。
・・・と思ったら、マカロニ・ウエスタンを見てるじゃん(←忘れるな)
--------------------------------------------------------------------------------
監督:エドアルド・デ・アンジェリス
脚本:エドアルド・デ・アンジェリス、サンドロ・ヴェロネージ
音楽:ロバート・デル・ナジャ
出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、ヨハン・ヘルデンベルグ
『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』
限りなく少ない戦闘シーンが唯一の見せ場。
◆
第二次世界大戦下に数奇な運命を辿ったことでも知られるイタリア海軍の潜水艦
“コマンダンテ・カッペリーニ”を巡る感動の実話。
敵国船を沈めたカッペリーニの艦長が、戦時下にあっても漂流する乗組員たちを救助し、
彼らを安全な港まで送り届けるために、水中航行を諦め、無防備な浮上航行で
イギリス軍の支配海域を突破するという海の男としての誇りを懸けた決断を描く。
<allcinema>
◆
1940年の第二次世界大戦中に起こった美談に感涙することはできるのか。
映画の見どころは、戦時下、中立国であるはずのベルギー貨物船から砲撃を受け
戦闘を受ける形で対抗し、圧倒的な兵器の違いによりベルギー貨物船はすぐに撃沈。
その後、炎に包まれた船から脱出した乗組員たちが海上漂流しているのを発見する。
この状況に一瞬迷った艦長だったが、彼らを救助することにした。
しかし、彼ら全員を収容するスペースは潜水艦内部にはなく、
割り当てによって数人は甲板上で過ごしてもらうことにしたのだったが・・・。
実は、この決断によって大きな問題が発生することになる。
救助した彼らを無事に送り届けるためには、敵国の海域に入ることになり
その際、海中深く潜航しなければ敵国から丸見えの無防備状態となってしまう。
だが、甲板上にいる彼らにとって、それはまさに死を意味するのだ。
そのために、やむを得ず海上潜航でゆっくり進むしか方法はなかった。
しかし、その時、海域内には敵国戦艦がこちらを無言で監視しているのが見えた。
さあ、どうする!どうするんだ艦長!・・・。
という、ハラハラする展開が待っており、ここで艦長がとった行動が・・・。
結論からいえば、すでに歴史上の実話なので相手が受け入れたことは明白で
こちらの艦長や敵国の艦長ともども敵味方関係なく緊急人道支援という意味では
互いに《海の男》のルールというか男意地に熱いモノを感じることはできる。
でも、全体を総括すると、前半がどうしても冗長に感じてしまったのが残念だ。
◆
【今週のひと言】
・どこか妙にレトロ感の漂う映画だったな~というのが第一印象。
心の声を謳うことによって詩的な雰囲気がそう感じさせたのかもしれない。
・あと、『地獄の黙示録』で味わった難解シーンに似てる前半がテンポ悪すぎ。
ワタシは、結構な睡魔が襲ってきましたよ。
・潜水艦の料理がものすごく美味しそうなんですけど。
1990年代のF1チーム、スクーデリア・イタリアの専用シェフの料理が絶品と
他のチームのスタッフもここで食事をしていたらしい。
ちなみに、料理は絶品でもレース戦績は常に下位だったけど・・・。
・思うに、伏線になってない前半を大幅カットすれば30分のTVドラマだな。
・『フェラーリ』に続いてイタリアを主にした劇場映画は割とめずらしい。
そもそも、イタリア映画ってモノクロ時代の名作しか観てないよな~。
・・・と思ったら、マカロニ・ウエスタンを見てるじゃん(←忘れるな)
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監督:エドアルド・デ・アンジェリス
脚本:エドアルド・デ・アンジェリス、サンドロ・ヴェロネージ
音楽:ロバート・デル・ナジャ
出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、ヨハン・ヘルデンベルグ
『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』
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