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映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

ポセイドン

2006年06月04日 23時38分36秒 | 映画 は行
評価:★★★

冒頭10分少々で見せる満月の夜に一筋の青白く盛り上がった津波の映像がとても美しく神秘的にも思えたのは自分だけでしょうか?(笑)

伝言のなかった携帯を海に放り投げて、デッキに足をかけたとたん前方に見えた異様な風景に一目散にホールに逃げ込んだ彼は本当に自殺を考えていたのか?と思ってしまいました(ここでは個人的に受けてしまいました)(笑)

前半部分はストーリーのテンポ、サスペンスなど可也A級作品の感じでワクワクして観ていましたが船が逆さまになってからは普通のB級アクション映画になってしまっている。

上映時間が98分と短いためなのだろうか、乗客たちのそれぞれの人間ドラマが浅いため誰にも感情移入が出来なかった。あの子供もいつもフラフラしていて観客に“イライラ”させる意図であったのだろうが、その感情になる以前に緊迫感がないため、ただ放浪癖のあるチョット変わった子供程度にしか感じられなかった。

そしてあの心肺蘇生法も諦めるのが早すぎです。「アビス」の時のように「これでもか!」というくらいして最後に往復ビンタでもしてあげればいいのに(笑)でも、あちらは夫婦だったけど、こちらでは赤の他人でしたから・・・。極めつけは地図男を「振り落とせ!」のシーンですリチャード・ドレイファスも必死になって足を振っていたのにはドン引きしました。普通ならもっとギリギリまで粘って二人とも助かるか、二人とも落下するかにすればいいのに、ここは「・・・オイオイ」という感じでした。

人間ドラマ部分は時間の都合でそんなに深く描かれてなかったが、船の中のセットや転覆シーンは「タイタニック」よりもリアル感があってこちらの方が見応え十分であった。スタントマンもオリジナルの方では真上からのショットから十数メートル下の照明に落下するスタントが当時話題になっており、今回もあの有名なショットがあるのかと気を付けて見ていましたが無かったような・・・。

近年の映画はCGと実写の区別が瞬間映像では区別が出来ないほど進化している。ある意味どこまで実際にスタントしているのか判らない。70年代のスタント映画大好き人間にとってはチョット寂しいような気がしました。

今回の映画は行動を起こした人間が生き延びましたが、「デイ・アフター・トゥモロー」では行動(図書館から外に脱出した)を起こした人間は瞬間凍死ってこともあるので、これはどちらが良い悪いは無いってことでしょうね(爆)

おまけ:あの嫌な男はてっきりマット・ディロンかと思っていたら、弟のケヴィンだったんですね(爆)そっくりでしたから~ 当たり前か。
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監督:ウォルフガング・ペーターゼン
脚本:マーク・プロトセヴィッチ
原作:ポール・ギャリコ
撮影:ジョン・シール
音楽:クラウス・バデルト

出演:カート・ラッセル/ジョシュ・ルーカス/リチャード・ドレイファス/アンドレ・ブラウアー/ケヴィン・ディロン

『ポセイドン』オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/poseidon/

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
★★★★ (ポロン)
2006-06-13 20:12:16
溺れるの恐いよ~~!(笑)

水攻めや狭くて暗いとこ 絶対いやです~w

ちょこっと泣きました‥‥ なんて言ったら「どこが?」って突っ込まれそうですね^^

どこがなんて言えません(^_^;)

転覆での船の中の描写は 細やかでリアルで美しい気さえしました 今時のCGは素晴らしいです♪

「心肺蘇生法も諦めるのが早すぎ」

全く同感です(爆)

消防用のホースで滑り降りるまでの たらたらとした 無駄話 昔映画風ですよ(笑)

でも ‥‥まずまず楽しめました



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高評価~ (ituka)
2006-06-14 10:47:00


映像のクオリティに関しては昨今の技術レベルからすれば当然と言えば当然かもしれませんね(笑)

しかしこの映像技術が乗客が天井に落下シーン(天地逆さま)で人間のスタントなのかCGだったのか まったく区別が付かないことに苛立ちを覚えた私は変わり者なのかもしれませんね(爆)



もしレンタルDVDが出たらコマ送りで確認したいです(笑)



月夜の大津波を見て恐怖感を味わいながらも神秘的な美しさがあってあの構図だけだったら★5個でした(笑)



>消防用のホースで滑り降りるまでの たらたらとした 無駄話



確かに~!(爆)

あの状況で妙に落ち着き払っていて こういうところがハリウッド娯楽映画のダメと言えばダメなところかもしれないね(笑)





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