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テキサス・チェーンソー ビギニング 最も怖いのはホイト保安官

2006年11月14日 21時14分36秒 | 映画 た行
評価:★★★★

TOHO系では上映されなかったので、ユナイテッドグループのシネコンまで行ってきました。案外近くて交通に関しては良いのですが、ただ館内のシートが異常に小さい。普通に座ったらヘッドレストがないんです。これでは、絶対眠れません(笑)軽自動車のシートをひと回り小さくした感じかも。

では、映画の感想に・・・ネタバレぎみです注意

今回の映画は前作「テキサス・チェーンソー」よりも話が4年前に溯っています。殺人鬼レザーフェイスの誕生秘話。起源に話を戻すという、ここ最近、メジャー級のヒーローもの映画では、多くなってきているパターンだと思う(笑)

因みに最近の映画でコミックヒーロー誕生秘話を描いた作品といえば去年の「バットマン・ビギンズ」今年の「スーパーマン・リターンズ」と続いてきて、年末には「007/カジノ・ロワイアル」のジェームズ・ボンドまでブームに乗っかるほどです(笑)

さて本作も十分期待に応えてくれました。独特のなんともいえない暑くてばい菌が蔓延しているような田舎の描写。食肉処理工場内の不潔さは、もの凄いです。こんな空気の淀んだところで働いていれば、誰でも精神が可笑しくなって来る。

衛生局から閉鎖に追い込まれた食肉処理工場。この町ではもう仕事もなく近所の住民は皆引越し、もう誰もいない。唯一残ったのは、この異常なヒューイット家だけ。




どちらかと言えば、レザーフェイスよりもホイト保安官の誕生秘話と言った方が色濃く描かれていて映画の中で最も異常者であったとも言える(笑)




拉致した男に腕立て伏せを強要するのを見て「フルメタル・ジャケット」の前半のスパルタ教育をする鬼軍曹の時のイメージはまだまだ健在でした(笑)





あらゆるシーンでグロさ満載。食人族一家の殺戮のオンパレード。人肉スープに「にんにくが足りない!」とか観てて「オエ~!」という感じだ。床に転がってる指など細かいところまで手抜かり無しの演出だ。

ひとつ判らなかったのが、前半のあの大型バイクの女性は、一体何が目的だったのでしょうか?まるで“ターミネーター2”のT-800の女性版のようなスタイルで執拗に追いかけて来て、彼ら4人の乗る車が事故を起こす原因を作った。結局、偶然パトカーで通りかかったホイト保安官によって真っ先に射殺されるのですが・・・

まぁ、とにかくこの映画は、全てに於いて前作よりもパワーアップしてます。痛い場面もテンコ盛りに出てきます(笑)撃たれた片足を気遣って切断させるわ、バランスが悪くなったからと、もう一方の足まで切断させて、あの叔父さんもよく耐えていましたよ「あ~痛そう・・」

この映画を観た後に、もう一度、前作「テキサス・チェーンソー」を観返したくなる衝動に駆られる(笑)ヒューイット家のそれぞれのキャラのチェックをしたくなるんです(笑)前作が良かった人には絶対お奨めです。

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監督:ジョナサン・リーベスマン
脚本:シェルダン・ターナー
撮影:ルーカス・エトリン
音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー

出演:ジョーダナ・ブリュースター/マシュー・ボーマー/テイラー・ハンドリー/ディオラ・ベアード/アンドリュー・ブリニアースキー/R・リー・アーメイ

『テキサス・チェーンソー ビギニング』オフィシャル・サイト
http://www.texaschainsaw.jp/

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