満足度:★★★★【4.0点】
予告映像で舐めていたら、まさかの涙腺崩壊!
◆
まじめな高校生の娘と、その父親で不摂生な中年男性それぞれ体内を舞台に、
擬人化された細胞たちが、体内環境の悪化や外敵の侵入から体を守り、
健康を維持するために日夜奮闘する姿を、ユーモラスかつ華麗なアクション満載に描き出していく。
高校生の漆崎日胡と父親の茂は2人暮らし。
母を早くに亡くした日胡は、しっかり者で健康的な生活を送る一方、
茂は不規則で不摂生な日々を送っていた。そんな茂の体内では、
細胞たちがブラックな労働環境に疲れ果てていた。
体内環境こそ対照的ながら、漆崎親子は仲良く楽しい毎日を過ごしていた。
ところがそんな2人に、危険な病原体の魔の手が迫っていたのだったが…。
<allcinema>
◆
随分前に、原作本は少し読んだことがあって、そのときは結構斬新なアイデアだなと思ったが
以降、そのコミックスに触れることは無くなった。
近年、健康意識が高まり、生活習慣病の予防や健康維持が重要視されているなかで
健康をテーマにしたバラエティ番組が人気を得ているのは時代の流れといえるだろう。
番組内でも、運動しろとか、健康にいい食べ物とか、規則正しい生活をしろとか
分かってはいるけど、毎日実行するのは個々の生活の流れもあるし難しく感じるところがある。
そうしたなか、「はたらく細胞」の実写映画化である。
擬人化された血管細胞の数々が、それぞれの役割を全うするために働く姿は概ね人間界のよう。
予告編を見た限りでは、ハッキリ言って、お子様向けだろうと舐めてた部分があったのに
劇中に何度も涙腺を刺激されるという、まさかの展開に自分でも驚くばかりだった。
酸素を全身に運ぶ赤血球や、病原菌や異物から身体を守る白血球といった存在があって
特に、白血球の中でもキラーT細胞やナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、
ウイルスやガン細胞の排除に重要な役割を果たしていて作品内では剣や肉弾戦で闘っている。
本作は、新米赤血球(永野芽郁)が周り(白血球、キラーT細胞、NK細胞)の助けを得ながら
成長していく物語で、人間界の女子高生・漆崎日胡(芦田愛菜)と父親(阿部サダヲ)の物語と
並行し描かれている。
多少のネタバレにはなりますが、芦田愛菜が白血病を患ってしまい、その際に体の内部では
何が起こっているのかが手に取るようにわかり、最終段階の放射線治療なんか
まるで核爆弾のような恐ろしさで、ガン細胞や周りの健康な細胞まで死滅させる破壊力は
まさに悪魔の兵器といったところである。
こういった流れを擬人化することによって、より分かり易く、より納得できるからいい!
◆
【今週のひと言】
・個人的には、侵入してくる病原菌やウィルスなどの敵と闘うために
白血球の中でもキラーT細胞(警察)やNK細胞(善良な殺し屋)の数を増やしたいと思ったのは
ワタシ自身の単細胞の想いからくるものですが増やし過ぎてもダメなのかな?
・もしも、血中細胞をスナイパーだらけにしたら「スモーキンエース/暗殺者がいっぱい」。
・原作本の連載はどのくらいか知らないが、いろんな病気にスポットを当てれば
いくらでも製作可能な気がするけど、続編というかシリーズ化希望したい。
・人間界の芦田愛菜や細胞である赤血球の永野芽衣のW主演を食うくらいの活躍だったのが
白血球の佐藤健と善良な殺し屋・NK細胞の仲里依紗ではなかろうか。
・父親のうんこが漏れる瞬間の肛門内部の細胞たちの葛藤が分かり易く、ココ大笑い!
---------------------------------------------------------------------------------------------
監督:武内英樹
脚本:徳永友一
音楽:Face 2 fAKE
出演:永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、山本耕史、仲里依紗
『はたらく細胞』
予告映像で舐めていたら、まさかの涙腺崩壊!
◆
まじめな高校生の娘と、その父親で不摂生な中年男性それぞれ体内を舞台に、
擬人化された細胞たちが、体内環境の悪化や外敵の侵入から体を守り、
健康を維持するために日夜奮闘する姿を、ユーモラスかつ華麗なアクション満載に描き出していく。
高校生の漆崎日胡と父親の茂は2人暮らし。
母を早くに亡くした日胡は、しっかり者で健康的な生活を送る一方、
茂は不規則で不摂生な日々を送っていた。そんな茂の体内では、
細胞たちがブラックな労働環境に疲れ果てていた。
体内環境こそ対照的ながら、漆崎親子は仲良く楽しい毎日を過ごしていた。
ところがそんな2人に、危険な病原体の魔の手が迫っていたのだったが…。
<allcinema>
◆
随分前に、原作本は少し読んだことがあって、そのときは結構斬新なアイデアだなと思ったが
以降、そのコミックスに触れることは無くなった。
近年、健康意識が高まり、生活習慣病の予防や健康維持が重要視されているなかで
健康をテーマにしたバラエティ番組が人気を得ているのは時代の流れといえるだろう。
番組内でも、運動しろとか、健康にいい食べ物とか、規則正しい生活をしろとか
分かってはいるけど、毎日実行するのは個々の生活の流れもあるし難しく感じるところがある。
そうしたなか、「はたらく細胞」の実写映画化である。
擬人化された血管細胞の数々が、それぞれの役割を全うするために働く姿は概ね人間界のよう。
予告編を見た限りでは、ハッキリ言って、お子様向けだろうと舐めてた部分があったのに
劇中に何度も涙腺を刺激されるという、まさかの展開に自分でも驚くばかりだった。
酸素を全身に運ぶ赤血球や、病原菌や異物から身体を守る白血球といった存在があって
特に、白血球の中でもキラーT細胞やナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、
ウイルスやガン細胞の排除に重要な役割を果たしていて作品内では剣や肉弾戦で闘っている。
本作は、新米赤血球(永野芽郁)が周り(白血球、キラーT細胞、NK細胞)の助けを得ながら
成長していく物語で、人間界の女子高生・漆崎日胡(芦田愛菜)と父親(阿部サダヲ)の物語と
並行し描かれている。
多少のネタバレにはなりますが、芦田愛菜が白血病を患ってしまい、その際に体の内部では
何が起こっているのかが手に取るようにわかり、最終段階の放射線治療なんか
まるで核爆弾のような恐ろしさで、ガン細胞や周りの健康な細胞まで死滅させる破壊力は
まさに悪魔の兵器といったところである。
こういった流れを擬人化することによって、より分かり易く、より納得できるからいい!
◆
【今週のひと言】
・個人的には、侵入してくる病原菌やウィルスなどの敵と闘うために
白血球の中でもキラーT細胞(警察)やNK細胞(善良な殺し屋)の数を増やしたいと思ったのは
ワタシ自身の単細胞の想いからくるものですが増やし過ぎてもダメなのかな?
・もしも、血中細胞をスナイパーだらけにしたら「スモーキンエース/暗殺者がいっぱい」。
・原作本の連載はどのくらいか知らないが、いろんな病気にスポットを当てれば
いくらでも製作可能な気がするけど、続編というかシリーズ化希望したい。
・人間界の芦田愛菜や細胞である赤血球の永野芽衣のW主演を食うくらいの活躍だったのが
白血球の佐藤健と善良な殺し屋・NK細胞の仲里依紗ではなかろうか。
・父親のうんこが漏れる瞬間の肛門内部の細胞たちの葛藤が分かり易く、ココ大笑い!
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監督:武内英樹
脚本:徳永友一
音楽:Face 2 fAKE
出演:永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、山本耕史、仲里依紗
『はたらく細胞』
昨年レビューだろうとなにも構いませんよ~(^^)/
ちなみに只今gooブログ全般的にサイバー攻撃(DDoS攻撃)によるサーバーダウンで閲覧しにくい状態となっていて少しづつ復旧しているようですが、ワタシの地域では今日もPCからは閲覧できないのです。
ぺろんぱさん普通にPCでココ閲覧できてますか(できてるからコメントがあるだろ)
スマホのキャリア使ってデザリングでPCを繫げると閲覧できそうですが、すでに3本の映画のレビューが溜まってるので、いずれやってみようかと思う今日この頃。
この作品って単なるコメディになってなく不思議と各キャラクターに感情移入出来ちゃいますよね。
>自分的にはマクロファージさん
とてもよく分かりますとも!あのアメーバみたいなお掃除屋さんでしたよね(自信がない)(笑)
ワタシは一匹狼的なナチュラルキラー細胞が必殺仕事人とか今なら凄腕スナイパーのような感じに見えてましたよ。
あと、傷口の瘡蓋ができる工程が可愛かったです(笑)
ま、アレですよね、結局こういったキャラクターすべてが自分たちの体の中で常に働いてくれるという
なんだか全部の細胞に愛おしさを感じてしまいました。
感涙する気持ちよ~く分かります。
一週間前に鑑賞し貴レヴューも拝読したものの去年の貴レヴューにコメントするのに躊躇していました…でも未だに幾つかのシーンが蘇り、やはりコメントを残させて頂こうと再度お伺いしました、すみません。
私も何度か落涙、でした。
>放射線治療なんかまるで核爆弾のような
そうですね、癌を得て闘病していた友人(今は寛解)が、抗がん剤治療のさなか彼女の体内ではこんな闘いが繰り広げられていたのかと思うと泣けました、改めて「頑張ってたんやなぁ…」と。
頑張ってくれてる体、細胞たちにありがとう、と素直に思えました。それと最後にさらっと父親の台詞で語られてましたが「笑うことが免疫を高める」って言葉は刺さりました。そうだ、笑わないと!
あ、自分的にはマクロファージさん(*^-^*)もキー的存在かと。
楽しめて、そして学んだ作品でした。