
評価:★★★★【4点】
重くなりがちなテーマに関わらず観易い作品になっている。
◇
夫にも3人の子どもたちにも恵まれ、
充実した日々を送る50歳の大学教授アリス。
ところがある日、講演中に普通の単語が出てこなくなったり、
ジョギング中に道に迷ってしまったりといった物忘れが
頻繁に起こるようになる。
やがて診断の結果、若年性アルツハイマー病と宣告されてしまう。
しかも遺伝性で、子どもたちにも発症のリスクがあると分かる。
子どもたちにも動揺が広がる中、病気は徐々に進行し、
ついには大学も辞めざるを得なくなるアリスだったが…。
<allcinema>
◇
若年性アルツハイマー病を患ったジュリアン・ムーアの演技が凄い。
初期症状に不安になるくだりは自覚があるだけに怖いと思う。
例えば、脳梗塞に於いても初期の場合(予備軍)は
言語、特にラ行にもつれが生じ、一見すると飲酒後のほろ酔い状態と同じだ。
しかし、本人にとっては素面であり、これが人との会話で
頻繁に表れると不安になってくるものだ。
本編の若年性アルツハイマー病は老人性認知症と比べ
進行が速い分、わずか数か月で病状が悪化しまうことだ。
なので、同居している家族の見守り支援がとても重要になってくる。
現に、ワタシの母も映画の中のアリスの中期程度の認知症があるので
さっき話したことなのに、5分後に同じ質問をしてくる。
そういう時は、必ず初めての会話のように接している。
さて、そうならないための予防法はあるのか。
1週間に3~5日は果実、野菜ジュース(200ml)を飲めとか
1日にコーヒー(できればブラック)を3杯程度飲めとか
緑茶は1日に必ず2杯は飲めとか、いろいろありますが
どれも高い商品ではないので意識して飲んだ方がよさそうですね。
ちなみに、脳梗塞予防でいちばんシンプルなのが
“朝一のコップ一杯の水”手間もお金も掛からないのでワタシは実践中(笑)
【今週のツッコミ】
・トイレの場所が分からず、あちこちの部屋のドアを開けるシーン。
まだいいですよ。だって便器でトイレをすること分かってるんだから(おい)
・終盤、末期での次女リディアとのツーショットに
映画的に家族とはいちばん異質な存在だった子供がアリスのそばで暮らす。
こういうところ、ストーリー的に上手いなーと思った。
・ちなみに彼女、遺伝子検査で陽性、陰性のどちらになるか
次回作に期待!(そういうアホなことは言わないでくれ)
・機知に富んだ人ほど、この病にかかりやすいという医者の見解に
じゃあワタシは大丈夫だなと心底安心したものだ^^
・施設の患者が椅子から立ち上がったことを検知するセンサーに
目からウロコ。
・こういう映画を観て、患者とその家族のどちらになってもいいように
シミュレーションするという意味ではお役立ち映画と言える。
もちろん、ジュリアン・ムーアのオスカー演技あればこそ。
・夫のアレック・ボールドウィン、この時期に引っ越す疑惑が少し。
実はIMFの幹部という筋書だったら大ウケ間違いなし(くだらん)^^;
・アリスのままで居たかったら自分のマックスレベルのときに
是非とも人工知能としてUSBメモリーに保存しておくべき?(爆)
---------------------------------------------------------------
監督:リチャード・グラツァー
脚本:リチャード・グラツァー/ワッシュ・ウェストモアランド
音楽:イラン・エシュケリ
出演:ジュリアン・ムーア/アレック・ボールドウィン/クリステン・スチュワート/
ケイト・ボスワース/ハンター・パリッシュ/
『アリスのままで』
重くなりがちなテーマに関わらず観易い作品になっている。
◇
夫にも3人の子どもたちにも恵まれ、
充実した日々を送る50歳の大学教授アリス。
ところがある日、講演中に普通の単語が出てこなくなったり、
ジョギング中に道に迷ってしまったりといった物忘れが
頻繁に起こるようになる。
やがて診断の結果、若年性アルツハイマー病と宣告されてしまう。
しかも遺伝性で、子どもたちにも発症のリスクがあると分かる。
子どもたちにも動揺が広がる中、病気は徐々に進行し、
ついには大学も辞めざるを得なくなるアリスだったが…。
<allcinema>
◇
若年性アルツハイマー病を患ったジュリアン・ムーアの演技が凄い。
初期症状に不安になるくだりは自覚があるだけに怖いと思う。
例えば、脳梗塞に於いても初期の場合(予備軍)は
言語、特にラ行にもつれが生じ、一見すると飲酒後のほろ酔い状態と同じだ。
しかし、本人にとっては素面であり、これが人との会話で
頻繁に表れると不安になってくるものだ。
本編の若年性アルツハイマー病は老人性認知症と比べ
進行が速い分、わずか数か月で病状が悪化しまうことだ。
なので、同居している家族の見守り支援がとても重要になってくる。
現に、ワタシの母も映画の中のアリスの中期程度の認知症があるので
さっき話したことなのに、5分後に同じ質問をしてくる。
そういう時は、必ず初めての会話のように接している。
さて、そうならないための予防法はあるのか。
1週間に3~5日は果実、野菜ジュース(200ml)を飲めとか
1日にコーヒー(できればブラック)を3杯程度飲めとか
緑茶は1日に必ず2杯は飲めとか、いろいろありますが
どれも高い商品ではないので意識して飲んだ方がよさそうですね。
ちなみに、脳梗塞予防でいちばんシンプルなのが
“朝一のコップ一杯の水”手間もお金も掛からないのでワタシは実践中(笑)
【今週のツッコミ】
・トイレの場所が分からず、あちこちの部屋のドアを開けるシーン。
まだいいですよ。だって便器でトイレをすること分かってるんだから(おい)
・終盤、末期での次女リディアとのツーショットに
映画的に家族とはいちばん異質な存在だった子供がアリスのそばで暮らす。
こういうところ、ストーリー的に上手いなーと思った。
・ちなみに彼女、遺伝子検査で陽性、陰性のどちらになるか
次回作に期待!(そういうアホなことは言わないでくれ)
・機知に富んだ人ほど、この病にかかりやすいという医者の見解に
じゃあワタシは大丈夫だなと心底安心したものだ^^
・施設の患者が椅子から立ち上がったことを検知するセンサーに
目からウロコ。
・こういう映画を観て、患者とその家族のどちらになってもいいように
シミュレーションするという意味ではお役立ち映画と言える。
もちろん、ジュリアン・ムーアのオスカー演技あればこそ。
・夫のアレック・ボールドウィン、この時期に引っ越す疑惑が少し。
実はIMFの幹部という筋書だったら大ウケ間違いなし(くだらん)^^;
・アリスのままで居たかったら自分のマックスレベルのときに
是非とも人工知能としてUSBメモリーに保存しておくべき?(爆)
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監督:リチャード・グラツァー
脚本:リチャード・グラツァー/ワッシュ・ウェストモアランド
音楽:イラン・エシュケリ
出演:ジュリアン・ムーア/アレック・ボールドウィン/クリステン・スチュワート/
ケイト・ボスワース/ハンター・パリッシュ/
『アリスのままで』
でも、ベストに入るには4.5以上が必要かな?
「自宅のトイレがどこか分からない…」での失禁シーンはショックでした。
その前のシーンが、それほどまだ進行していない状態だったので余計。
少しづつ時間が経ったことが分かる、シークエンスの重ね方も見事でしたね。
ファーストデーに有給観賞ですか?(笑)
7月になったのすっかり忘れてましたよ、6月は体調不良(一家で)ドタバタ続きでしたから。
友人の介護師さんが、痴呆症状があるのは元教師が多いって言ってたの思い出しました。
どんな病を出すのか分からないけれど、忘れていくって本当に辛いですね。
記憶に残る作品になることは間違いありません^^
ジュリアン・ムーアはそこそこお気に入り女優ですし(笑)
>「自宅のトイレがどこか分からない…」での失禁シーンはショックでした
そうそう!あのシーンのジュリアンのやっちまった感的な表情がショックでしたよね。
もし、自分だったら同じような表情になっちゃうんだろうな^^;
携帯電話が出てきたところも「昨夜も探してたの」
夫が娘に小声で「1ヵ月前のことだ」
このシーンなんか、まるでワタシの母を見ているようでしたよ^^;
ジュリアンがみるみる衰弱していく過程が本当に辛かったです。
ただ、その日は歯医者と眼科の掛け持ちした後なので
片目が瞳孔開いたままの状態だったのでイマイチ見難かった(おい)
車を運転してはいけないというのが通例ですがワタシには無理です(笑)
オリーブリーさんも体調崩していらっしゃったんですね。
>友人の介護師さんが、痴呆症状があるのは元教師が多いって言ってたの思い出しました
そうみたいですね。
結局、定年と同時に張りつめていたものがなくなってしまった落差(?)から
そうなっちゃうんでしょうかね~。
自分が誰だか判らなくってしまうことを想像しただけで
これほどの恐怖はないと思いました。
分かっていても、これって中々出来ないんですよね。
私の祖母が晩年入院していた時も
「あなたの孫の ami ですよ~」と毎日自己紹介からはじめてました。
それでも亡くなるまで私のことを看護婦さんだと思ってましたけど(笑)
>そうならないための予防法
これ全部やったらお腹ガポガポになりそうなんですけど^^;
ワタシの母に対する接し方に自信が持てました。
(自信から確信というと、またかよ!となりますので・爆)
>「あなたの孫の ami ですよ~」と毎日自己紹介からはじめてました。
他作品のネタバレじゃないですが、『リピーテッド』の夫婦の会話みたいですね(笑)
そういえば、amiさん、看護師さんがとってもお似合いな気がします^^
>これ全部やったらお腹ガポガポになりそうなんですけど^^;
確かに!ワタシもそう思いました(爆)
取り敢えずは飲料水は他のジュース系は飲まないように気を付けることですかね^^
淡々とライトに。
でもやっぱ薄ら寒~いもんを感じずにはいられなかったですよ、似たような年齢ですし。
ま、23でとっとと専業主婦になっちまいましたから
そんな聡明なひとでもないし、
仕事やめたとたんガックシなんてこともないし
そういう意味では安心だと思ったわな。(爆)
いつものツッコミ~が好き~(え)
・・・USBに保存して、進行してしまったら移植して元に戻れたらええのにね~・・・。
クリステンスチュワートはやっぱ青白い彼氏とラブラブな映画のときよかずっとイイ女になってますやん。(*^_^*)
スノーホワイトとランナウェイズくらいしかあれから見てないけど、ちょっと土屋アンナっぽいキャラ?が多くないかな。パッと見キツそうな、でもええやつやで~っていう。(;´∀`)
意外にドロドロしたこともなく意外でした(笑)
ワタシも似たような年代ですが、仕事よりも家庭(と言っておかないと)を大事にする方なので
たぶんならないと思てるんですが(爆)
>そういう意味では安心だと思ったわな。(爆)
可笑しい(爆)
関西弁ってホント好きだわ~
記憶媒体に保存できるとチャッピーが証明しましたし
これで安心ですね(爆)
>クリステンスチュワート
今回のキャラの都合か知りませんが、彼女のセリフが全部単語のみでしたよね。
妙にそっけない感じも、自分だけ異質な存在と認識してたみたい(笑)
こういう普通の役をやらせたら意外に伸びる子かもしれませんね(おいおい)
老人性のいわゆるボケと違って、アルツハイマーは怖いですよね。
特に若年性は進行も早いし、周りがついていけない。記憶障害や生活障害に加え、攻撃的になったり
反対にすごい被害妄想に陥ったり、悪癖の出る方もいる。アリスは記憶を失い自立困難になっていくものの極端な言動が無いので、家族も見守って行ける。この極端な言動ってのも、普段抑圧されてたストレスが解放されることが多いらしいので、アリスはそれもあまりなかったってことかも。
同年代として、かなり身につまされて観たので、アリスがあまり不幸でなくて良かったです。
仕事柄もありますが、実生活で見聞きする話は、もっともっと過酷なもので・・・。
家族から脱落者を出すことは絶対耐えられないというのがあるんでしょうね~^^;
ワタシも親として子を見た場合、アリスの思いと同じですが
最終的には犯罪者にならなければいい!と
可也レベルを下げてます(爆)
何を始めるにも保険として備えておきたいですが
若いうちは勢いだけで突っ走りますからね、失敗しなきゃ分からない^^;
ま、経験して学んでいけばよろしいかと思います(笑)
若年性アルツハイマーは本当に怖いですよね。
アリスも一カ月でかなり悪化してましたもんね。
初期から中期にかけては自分にイラつくんでしょうが
末期になったらそれすら分からなくなる。
もう、想像しただけで鬱になりそうです(おい)
映画として綺麗なままのエンドクレジットに救われました。
実際はそんなものじゃないらしいですね。