ドライブ・イン・マンハッタン

満足度：★★★☆【３．５点】




心に傷を負った貴女必見！珠玉の一作ここに登場！

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　夜のニューヨーク。
ジョン・F・ケネディ空港から一人の女性がタクシーに乗り込んだ。
シニカルなジョークで車内を和ます運転手と女性はなぜだか波長が合い、会話が弾む。
聞けば運転手は二度の結婚を経験し、幸せも失敗も経てきた。
　一方プログラマーとしてキャリアを築いてきた女性だが、
恋人が既婚者であることを運転手に容易に見抜かれてしまう。
もう二度と会うことのない関係だからこそ、お互いの本音を打ち明けていく二人。
他愛のないはずだった会話はやがて予想もしなかった内容へ発展し、
女性は誰にも打ち明けられなかった秘密を告白し始める。
<Filmarks>

◆

こういったスタイルの会話劇にまったく食指が動かないワタシが何故観に行ったか。
それは、週末のお楽しみである新作映画が今週は無いからである（苦笑）
でも、無いときに頼りになるのが徒歩3分の地元ミニシアターなのである(^^)/

いや、もちろんシネコンには新作邦画やアニメならありますが。
それと、先回のマーベル作品でイッキに火が付いた感のあるダコタ・ジョンソンと
渋さがより増したショーン・ペンが気になってることもあった。

ズバリ！タクシー内の密室劇としてかなり窮屈さはあったんだけど
そこは会話の内容と空気感が絶妙なのでついつい見入ってしまうのである。
そして、徐々に彼女のバックグラウンドが明かされていくプロセスに目が離せなくなる。

決して会話が上手い運転手ではないけど、波長が合った彼女は涙を流すことになる。
それまで自身の中で封印してきた重い十字架がここでやっと解き放たれたよう。
最終的にJFK空港からミッドタウンまでのタクシー料金50ドルに、こっそりプラスして
その10倍（500ドル）を電子決済したのは、ある意味、彼女的に告解料金だったかも。


ー予告編ー



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【今週のひと言】

・タクシーに乗り込んだ女性は速攻サイネージを消す行動に運転手は唸る。
　（こいつただものではないな）

・今夜は貴方が最後の客になる。

・運転手の体験談から人生の学びを得たのは彼女よりワタシの方だった。

・JFK空港からマンハッタンのミッドタウンまで車で約30分弱
　途中にハイウェイ上の交通事故で渋滞にハマる。
　それがなかったら、彼女が最後に吐露する重大発表はなかっただろう。

・最後の恋人からのSNSメッセージ（愛してる）で彼女は離別を決意。

・ちなみに、効果音楽がすごく心地よくて作品価値を昇華させる効果大。
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監督：クリスティ・ホール
脚本：クリスティ・ホール
音楽：ディコン・ハインクリフェ
出演：ダコタ・ジョンソン、ショーン・ペン