評価:★★★【3点】
ジェシー・アイゼンバーグのシリアスとコメディは紙一重?
その違いは何かと、ふと考えた場合
本作を見る限り、身体を使った表現でしかない。
いや、断言はしたくないけど
彼の作品を数本観た感じではそんな気がしてならない。
で、今回はコメディ映画ということで体で表現する
すべての動きのテンポが速くなる。
そして、不思議なことにお顔で演技しなくてならない、
重要な局面を迎えた場合の“それ”はシリアスとなにも変わらない。
どちらかというとギリシャ彫刻の男性像ような顔立ちが災い(?)し
繊細な顔の演技が不得意なのでは?と思えて仕方ない。
ということでジェシーの場合は、その舞台設定と
周りのキャラたちの掛け合いだけでコミカルな作品ができてしまう
とても単純で今の世に合ったエコなキャラクターとしておきたい。
もちろん、ワタシは彼のファンです。
◇
宅配ピザの配達員として働くお気楽な青年ニック。
ある日彼は、指定の場所にピザを届けたところ、
マスクを被った2人組に襲われ体に時限爆弾を巻き付けられてしまう。
2人組のドウェインとトラヴィスは、宝くじで大金を当てた父親を殺し、
遺産を手にしようと考えていた。
しかしそのためには、まずは殺し屋を雇う金が必要と、
ピザ屋の配達員を脅して代理の銀行強盗をさせることを思いついたのだ。
不運にもこの計画に巻き込まれたニックは、
助けを求めて友人のチェットに泣きつくのだが…。
<allcinema>
◇
結論から言って、本作品はワタシの好みではなかった。
こういう巻き込まれ型の犯罪映画は、すべての設定に
リアルを求めるか、または完全完璧に笑いに徹底するのか
どちらかハッキリしてほしいと思うのです。
冒頭のいきなりのカーアクションには度肝を抜かれそうになったけど
全体を眺めた時に、代理強盗を仕掛ける2人組のマヌケっぷりが
作品自体をユルいものにしていて、コメディ映画の中にも
緊張感を求めてしまうモノにとっては少々物足らなかったのが惜しい。
個々のキャラは悪くはないんですが、総じて
それぞれの人物像の描き方が浅すぎて軽いモノになっていたかな。
そんななかでも、ひと際輝いて見えたのが
スキンヘッドでヒスパニック系ギャングを演じる
マイケル・ペーニャですかね~(笑)
彼のこういう役は何故か安心して観ていられるんです。
本作のアクの強さは、『ワイルド・スピード』にも出られそうだし
事実、本作品の中に於いては、そこを狙っていたのかもしれない。
大音響のラップ・ミュージックを奏でブラックの改造車に乗り
颯爽と登場した勇士に思わず見とれてしまったほど(笑)
それ以外はなんだかね~。。。
ひとつ面白かったのは、未だに軍隊気質を持つ役で登場した
仕掛けや2人組の父親を演じたフレッド・ウォードですね。
作品の内容はともかく、こういう端役でお元気な姿を拝見出来ただけで
ヨシとしましょう。そんな映画でした^^;
それともうひとつ、この映画はエンドロールの後に
とても重要なシーン、いやその後のヤツらの実態を
徹底して見せてくれるので、最後まで席を立たないことをお勧めします。
おまけ)
・代理強盗をしなければならなくなりパニックになった二人は
銀行強盗入門映画『ハートブルー』を引き合いに出していた台詞が
唯一のツボだった^^;
・『ゾンビランド』のように徹底した笑いがもうひとつなかった。
この作品でジェシーくんのコメディはイケると判断したのに^^;
・ルーベン・フライシャー監督の次回作は、大作ギャング映画。
出演メンバーだけでヨダレが出そうです(笑)
ちなみに『ギャングスター・スクワッド』原題だそうで
ショーン・ペン、ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング
マイケル・ペーニャ、ジョヴァンニ・リビシー他
--------------------------------------------------------
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:マイケル・ディリバーティ
撮影:ジェス・ホール
音楽:ルートヴィッヒ・ヨーランソン
出演:ジェシー・アイゼンバーグ/アジズ・アンサリ/ダニー・マクブライド/
ニック・スウォードソン/マイケル・ペーニャ/フレッド・ウォード/
『ピザボーイ 史上最凶のご注文』
ジェシー・アイゼンバーグのシリアスとコメディは紙一重?
その違いは何かと、ふと考えた場合
本作を見る限り、身体を使った表現でしかない。
いや、断言はしたくないけど
彼の作品を数本観た感じではそんな気がしてならない。
で、今回はコメディ映画ということで体で表現する
すべての動きのテンポが速くなる。
そして、不思議なことにお顔で演技しなくてならない、
重要な局面を迎えた場合の“それ”はシリアスとなにも変わらない。
どちらかというとギリシャ彫刻の男性像ような顔立ちが災い(?)し
繊細な顔の演技が不得意なのでは?と思えて仕方ない。
ということでジェシーの場合は、その舞台設定と
周りのキャラたちの掛け合いだけでコミカルな作品ができてしまう
とても単純で今の世に合ったエコなキャラクターとしておきたい。
もちろん、ワタシは彼のファンです。
◇
宅配ピザの配達員として働くお気楽な青年ニック。
ある日彼は、指定の場所にピザを届けたところ、
マスクを被った2人組に襲われ体に時限爆弾を巻き付けられてしまう。
2人組のドウェインとトラヴィスは、宝くじで大金を当てた父親を殺し、
遺産を手にしようと考えていた。
しかしそのためには、まずは殺し屋を雇う金が必要と、
ピザ屋の配達員を脅して代理の銀行強盗をさせることを思いついたのだ。
不運にもこの計画に巻き込まれたニックは、
助けを求めて友人のチェットに泣きつくのだが…。
<allcinema>
◇
結論から言って、本作品はワタシの好みではなかった。
こういう巻き込まれ型の犯罪映画は、すべての設定に
リアルを求めるか、または完全完璧に笑いに徹底するのか
どちらかハッキリしてほしいと思うのです。
冒頭のいきなりのカーアクションには度肝を抜かれそうになったけど
全体を眺めた時に、代理強盗を仕掛ける2人組のマヌケっぷりが
作品自体をユルいものにしていて、コメディ映画の中にも
緊張感を求めてしまうモノにとっては少々物足らなかったのが惜しい。
個々のキャラは悪くはないんですが、総じて
それぞれの人物像の描き方が浅すぎて軽いモノになっていたかな。
そんななかでも、ひと際輝いて見えたのが
スキンヘッドでヒスパニック系ギャングを演じる
マイケル・ペーニャですかね~(笑)
彼のこういう役は何故か安心して観ていられるんです。
本作のアクの強さは、『ワイルド・スピード』にも出られそうだし
事実、本作品の中に於いては、そこを狙っていたのかもしれない。
大音響のラップ・ミュージックを奏でブラックの改造車に乗り
颯爽と登場した勇士に思わず見とれてしまったほど(笑)
それ以外はなんだかね~。。。
ひとつ面白かったのは、未だに軍隊気質を持つ役で登場した
仕掛けや2人組の父親を演じたフレッド・ウォードですね。
作品の内容はともかく、こういう端役でお元気な姿を拝見出来ただけで
ヨシとしましょう。そんな映画でした^^;
それともうひとつ、この映画はエンドロールの後に
とても重要なシーン、いやその後のヤツらの実態を
徹底して見せてくれるので、最後まで席を立たないことをお勧めします。
おまけ)
・代理強盗をしなければならなくなりパニックになった二人は
銀行強盗入門映画『ハートブルー』を引き合いに出していた台詞が
唯一のツボだった^^;
・『ゾンビランド』のように徹底した笑いがもうひとつなかった。
この作品でジェシーくんのコメディはイケると判断したのに^^;
・ルーベン・フライシャー監督の次回作は、大作ギャング映画。
出演メンバーだけでヨダレが出そうです(笑)
ちなみに『ギャングスター・スクワッド』原題だそうで
ショーン・ペン、ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング
マイケル・ペーニャ、ジョヴァンニ・リビシー他
--------------------------------------------------------
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:マイケル・ディリバーティ
撮影:ジェス・ホール
音楽:ルートヴィッヒ・ヨーランソン
出演:ジェシー・アイゼンバーグ/アジズ・アンサリ/ダニー・マクブライド/
ニック・スウォードソン/マイケル・ペーニャ/フレッド・ウォード/
『ピザボーイ 史上最凶のご注文』
人種が混合(?)してる意味が特にないんですよね…。
インド人の友達もですけど、双子ってネタも別にどーでも良かったし。
ふつーに妹でいいやん!みたいな。
面白くないわけではないけど、面白いとも言えないなぁ~(友達にはDVDで十分と…苦笑)
ジェシーは、今月、「バッド・トリップ 100万個のエクスタシーを密輸した男」って未公開作品がWOWOWであるんですけどね、さて、どんなもんだろうと楽しみにしてます(笑)
良かったあ~。ジェシー君のこと嫌いかと
思ってしまいました(^^;
でも、確かに、「重要な局面を迎えた場合の“それ”はシリアスとなにも変わらない。」って言うのは、ちょっと納得ですが(^_^;)
マイケルは、「私は、クラッシュやトレードセンターの「いい人系?」のほうが好きで、こういう役だと、なんかちがうって(ハマってるんですが、こんな人じゃないっ!って<笑>)思ってしまうんですよねえ(^^ゞ
ゾンビランドに比べたら、面白みはなかったんですが、それでも嫌いじゃあなかったです。
まあ、DVDでもいいとも思いますが・・・
コメ遅くなってしまい申し訳ありません。
先週末からワタシにとっての100年戦争が勃発してしまい対処に大わらわでした。
いや、戦争といっても、ただの次期役員の選出で揉めてただけですけどね^^;
とりあえず、決着つきましたのでホッとしてます。
ジェシーくんの相棒のインド人役の意味なかったですよね~
双子の妹にしても、なんで双子なんだよ!みたいな。ストーリーに関係なかったし(笑)
>今月、「バッド・トリップ 100万個のエクスタシーを密輸した男」って未公開作品
へ~!また、本作と似たような邦題が付けられてるんですね(笑)
こういう邦題って、たいがいスベッてる感じがするんですが
ジェシーくんのコメディって、もしかしたら、その作品でレベルが判ってしまうかも(笑)
オリーブリーさん、判断お願いします(爆)
ジェシーくんを最初に知ったのは『ゾンビランド』。
この映画で彼のファンになったのですよ(笑)
で、その後の『ソーシャル・ネットワーク』であの演技だったでしょう^^
コメディ出来て、頭脳系シリアスも良くて、こういうキャラが好きなんです。
ただ、今回のはストーリーのつまらなさもありますが、早口キャラ系が内容と噛み合わってない気がしてね(汗)
マイケル・ペーニャは、もはや演技派俳優になってますね。
ワタシは、ぶっ飛びキャラが案外イケるんじゃないかと思ってるんですよ(笑)
本作、DVDで十分ですよね~^^;
本作、O阪の某シアター前のディスプレイで予告編が
リピートで流されてて「結構面白そうじゃん!」ってな
第1印象があったんですけどねぇ(=^_^=)
高松上陸を待つかなぁ・・(だいぶ先やろね)
冒頭のインパクトだけは「おぉ!」となったんですが、そこだけでした(苦笑)
後は、テンポの悪さと、早口主人公キャラがアンマッチに感じて
笑いのツボも微妙にズレてて退屈な映画でした(笑)
これはワタシに合わなかったのかもしれないですし、とりあえず検証してみてください^^