評価:★★★★【4点】
とあるシーンからの薄気味悪さは富士急のテーマパークか。
前半部分こそ、よくあるホラー映画の普通な展開でしたが
長男がこん睡状態になってから、一気に薄気味悪くていい感じでした。
この雰囲気、どこかで味わったな~と思っていたら
あれですよ!『アザーズ』の暗く霧が立ち込めてるそれに似てる。
決して『ミスト』のような方向に入ってないのでまずは安心です。
◇
3人の子どもを持つ若い夫婦ジョシュとルネ。
新居に引っ越して早々、様々な不気味な現象に悩まされる。
そしてある日、小学生の長男ダルトンが梯子から落ちて昏睡状態に陥ってしまう。
しかし、身体のどこにも異常はなく、原因は不明のまま。
屋敷自体が呪われていると考えた夫婦は、すぐに再度の引っ越しをするが、
そこでも同じように怪現象は続く。
もはや医者もさじを投げたダルトンを救うため、
霊媒師や牧師にも助けを求めるジョシュとルネ。
そしてついに、思いもよらぬ昏睡の原因が明らかとなるのだが…。
<allcinema>
◇
こういうホラー感覚はやっぱりいいですね。
『ソウ』シリーズと『パラノーマル~』のスタッフが
タッグを組んだ効果はしっかりあったと思います。
ふたつのシリーズのいいところを巧い具合に融合させて
宣伝で言ってる“新感覚ホラー”ってのもまんざら煽り過ぎでもなかった感じ。
これって、全米でもロングラン上映されてるところから
ワタシの中でかなりの期待値が膨らんでいたことは確かでした。
ただひとつ、主演ふたりにもうひとつ魅力を感じない部分が
本作唯一のマイナスポイントだよな~という当初の気持ちは
鑑賞後にはそんなことどうでもよくなり、ただ単にホラー作品として
話の軸がしっかりと最後までブレずに進むのでよかったです。
こん睡状態の長男ダルトンの原因が医者でもまったく分らず
苦悩の挙句、母の取った行動は霊媒師だったってのは
もはや王道ですね。そして、夫が仕事に追われてて
家庭の悲劇にも妻には無関心っぽく映って口論勃発というのは映画に限らず
どこも(異国でも)同じだな~(笑)
夫は最初こそ霊媒師という存在そのものに否定的ってのも
よくあるパターンで先の台詞が読めてしまうのは御愛嬌ですね。
そして片手間な仕事感覚でやってきた霊媒師の助手(?)たちが
事の成り行きに並行して真剣になっていく過程がなかなかいいんです!
もはや、きみたちにしか縋ることができない夫婦にとって
最新特殊カメラで原因究明する行為には救世主に見えたことでしょう。
あっちの世界の描き方が変にCGに頼らなかったことが
まずなんといっても好印象です。
シンプルにアナログ感覚で、その空気感を主人公とともに味わうみたいな^^
この辺りは『ソウ』の世界感全開ってやつですかね。
そしてココからどうにも富士急の「最恐戦慄迷宮-禁断の旧病棟-」に
いちどは行ってみようとココロに誓うのでした(笑)
ちなみに「最恐戦慄迷宮-禁断の旧病棟-」って
2011年7月9日(土)にリニューアルオープンしてたらしいです。
おまけ)
・もはやヤツらにとってホームセキュリティなど無意味。
なのに何故、玄関の扉を敢えて開けたのか意味不明。
・結局、最初の引っ越しの際に失くした妻の楽譜ってあそこに運んだのは
いったい誰が何の目的だったんだろう。
・成仏されてない霊ってのは人間の肉体をとにかく欲しがるらしい。
これは宗教にとらわれず万国共通みたい。
・あの霊媒師の助手(メガネの方)がリー・ワネルなのか?(笑)
・夫のパトリック・ウィルソンに最初の疑惑を感じたのは
過去作の彼のイメージなんですかね(笑)
妻のローズ・バーンはますますジェニファー・コネリー化してるのかな。
・夫の母にバーバラ・ハーシーここに見参!疑惑はこの人に~(爆)
もしかして小さい時のトラウマを引き起こす“何か”を隠しているはずと
出てきた瞬間に疑惑が(おいおい)
---------------------------------------------------------------
監督:ジェームズ・ワン
脚本:リー・ワネル
撮影:ジョン・R・レオネッティ/デヴィッド・M・ブルーワー/
音楽:ジョセフ・ビシャラ
出演:パトリック・ウィルソン/ローズ・バーン/バーバラ・ハーシー/
『インシディアス』
とあるシーンからの薄気味悪さは富士急のテーマパークか。
前半部分こそ、よくあるホラー映画の普通な展開でしたが
長男がこん睡状態になってから、一気に薄気味悪くていい感じでした。
この雰囲気、どこかで味わったな~と思っていたら
あれですよ!『アザーズ』の暗く霧が立ち込めてるそれに似てる。
決して『ミスト』のような方向に入ってないのでまずは安心です。
◇
3人の子どもを持つ若い夫婦ジョシュとルネ。
新居に引っ越して早々、様々な不気味な現象に悩まされる。
そしてある日、小学生の長男ダルトンが梯子から落ちて昏睡状態に陥ってしまう。
しかし、身体のどこにも異常はなく、原因は不明のまま。
屋敷自体が呪われていると考えた夫婦は、すぐに再度の引っ越しをするが、
そこでも同じように怪現象は続く。
もはや医者もさじを投げたダルトンを救うため、
霊媒師や牧師にも助けを求めるジョシュとルネ。
そしてついに、思いもよらぬ昏睡の原因が明らかとなるのだが…。
<allcinema>
◇
こういうホラー感覚はやっぱりいいですね。
『ソウ』シリーズと『パラノーマル~』のスタッフが
タッグを組んだ効果はしっかりあったと思います。
ふたつのシリーズのいいところを巧い具合に融合させて
宣伝で言ってる“新感覚ホラー”ってのもまんざら煽り過ぎでもなかった感じ。
これって、全米でもロングラン上映されてるところから
ワタシの中でかなりの期待値が膨らんでいたことは確かでした。
ただひとつ、主演ふたりにもうひとつ魅力を感じない部分が
本作唯一のマイナスポイントだよな~という当初の気持ちは
鑑賞後にはそんなことどうでもよくなり、ただ単にホラー作品として
話の軸がしっかりと最後までブレずに進むのでよかったです。
こん睡状態の長男ダルトンの原因が医者でもまったく分らず
苦悩の挙句、母の取った行動は霊媒師だったってのは
もはや王道ですね。そして、夫が仕事に追われてて
家庭の悲劇にも妻には無関心っぽく映って口論勃発というのは映画に限らず
どこも(異国でも)同じだな~(笑)
夫は最初こそ霊媒師という存在そのものに否定的ってのも
よくあるパターンで先の台詞が読めてしまうのは御愛嬌ですね。
そして片手間な仕事感覚でやってきた霊媒師の助手(?)たちが
事の成り行きに並行して真剣になっていく過程がなかなかいいんです!
もはや、きみたちにしか縋ることができない夫婦にとって
最新特殊カメラで原因究明する行為には救世主に見えたことでしょう。
あっちの世界の描き方が変にCGに頼らなかったことが
まずなんといっても好印象です。
シンプルにアナログ感覚で、その空気感を主人公とともに味わうみたいな^^
この辺りは『ソウ』の世界感全開ってやつですかね。
そしてココからどうにも富士急の「最恐戦慄迷宮-禁断の旧病棟-」に
いちどは行ってみようとココロに誓うのでした(笑)
ちなみに「最恐戦慄迷宮-禁断の旧病棟-」って
2011年7月9日(土)にリニューアルオープンしてたらしいです。
おまけ)
・もはやヤツらにとってホームセキュリティなど無意味。
なのに何故、玄関の扉を敢えて開けたのか意味不明。
・結局、最初の引っ越しの際に失くした妻の楽譜ってあそこに運んだのは
いったい誰が何の目的だったんだろう。
・成仏されてない霊ってのは人間の肉体をとにかく欲しがるらしい。
これは宗教にとらわれず万国共通みたい。
・あの霊媒師の助手(メガネの方)がリー・ワネルなのか?(笑)
・夫のパトリック・ウィルソンに最初の疑惑を感じたのは
過去作の彼のイメージなんですかね(笑)
妻のローズ・バーンはますますジェニファー・コネリー化してるのかな。
・夫の母にバーバラ・ハーシーここに見参!疑惑はこの人に~(爆)
もしかして小さい時のトラウマを引き起こす“何か”を隠しているはずと
出てきた瞬間に疑惑が(おいおい)
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監督:ジェームズ・ワン
脚本:リー・ワネル
撮影:ジョン・R・レオネッティ/デヴィッド・M・ブルーワー/
音楽:ジョセフ・ビシャラ
出演:パトリック・ウィルソン/ローズ・バーン/バーバラ・ハーシー/
『インシディアス』
あ~、ジェームズ・ワン監督って「ソウのひと」ですよね。
怖さが半分、でもこの手の作品は(怖くて)観に行かないからネタバレもなんのそので安心して??読ませて頂きました。(*^_^*)
小学生の男の子ってことで、一瞬『オーメン』を想起してしまいました。
怖い怖いと言いつつ、何故か観てしまったホラー映画もあるのですよ^_^;。オーメン(一作目)は観ています。ああいうゴシックな感じでもないのでしょうか。
富士急って富士急ハイランドのことですか?ですよね?
中学生の頃に行って、(当時の)お化け屋敷に入って死ぬ思いをしたことが記憶の断片にございます。お化け屋敷の前か後に(当時スリル感が日本一とか言われてた)ジェットコースターに乗ってやっぱり死ぬ思いをしたことが記憶にございます。
私にとって富士急ハイランドのイメージは「死へのダイヴ」です。^_^;
前回ページの『スーパー!』は某紙でなかなかに好評でした。ベーコンさんも御出演だし(*^_^*)、ゆる~い気分で楽しめそうな作品みたいですね。
しかしジェームズ・ガン監督とは!! 「ソウのひと」と「一字違いで大違い」なんですね。
(またしても2作品に及ぶコメント、すみません)
本作、まったく期待しなかった分よかったのかもしれません。
ワンとガン、、、まさしく一字ちがいでこんなに違う作品を撮るんですね。
今回、同日2作品を鑑賞したわけですが、どちらも予想以上だったのがチョット得した気分でしたよ^^
『オーメン』ご覧になっていたのですね!
ワタシの中では『エクソシスト』と並ぶ傑作ホラーだと思っています。
本作、ゴシック調というのとは微妙に違いますね~。
でも、観る人によってはそう感じる部分もあるのかもしれませんけどね。
ワタシはむしろ今のジャパニーズ・ホラーに近いものを感じましたよ。
>私にとって富士急ハイランドのイメージは「死へのダイヴ」です。^_^;
そうなんですね!お化け屋敷、ジェット・コースターどちらもココの目玉ですよね(笑)
ワタシはどちらも大好きなんですよ!
以前、「最恐戦慄迷宮」のナース(特殊メイクしたままの)が普通に休憩タイムでテーマパーク内を歩いていたのを見ましたよ。
アレはお化け屋敷に行かなかった(行けなかった)ひとにはビックリですよ(笑)
>前回ページの『スーパー!』は某紙でなかなかに好評でした。
これはよかったです!『キック・アス』のクロエちゃんには敵いませんが
意外とシリアスで、ベーコン兄さんも結構な存在感出しまくってました。
ワタシ的には主演のオっちゃんのまぬけっぷりにツボリまくりでしたよ(笑)
2作品でもなんでもOKで~す(笑)
今回も、やっぱりコヴィン・ケスナーに似ていたんでしょうか?
『ウォッチ・メン』『パッセンジャーズ』とか・・ちょっくら奇妙な作品に、好んで出演しはる主義なんでしょうかねぇ・・?
どの作品もひと癖あるキャラクター演じてますが
その煽りで本作も最後まで疑ってましたよ^^;
しかし、途中からさらに彼の上を行くお姐さんの登場にコイツだコイツ!という感じに
おかしな方向に突き進んでいったワタシです。
そういや、ケヴィンに似てますね(笑)