評価:★★★☆【3,5点】
スティーブンに翻弄される人々をユーモラスに描く。
もちろんそのなかに本作を観てる客も含まれてます(爆)
これは、もしかしたらスティーヴンのイリュージョン映画なのか!
ユアン・マクレガーの体当たり演技にも注目!
いや~!観てる方が気恥ずかしくなるようなシーンでも
ユアンの迫真の演技により、それを払拭させてしまう。
◇
妻子と共に幸せな人生を送っているかに思えたIQ169の
元警官スティーヴン・ラッセルだったが、交通事故に遭ったのをきっかけに、
自分に正直に生きようと決意、妻に自分がゲイであることを告白する。
そして、ゲイの生活にはお金が掛かると詐欺師に転向。
そんなある日、保険金詐欺の罪で投獄されしまったスティーヴン。
しかし、彼はそこでフィリップ・モリスという運命の人と出会ってしまう。
やがて2人とも出所するものの、愛するフィリップとの2人きりの生活を
充実させようと、彼に内緒で再び詐欺を繰り返してしまうスティーヴンだったが…。
<allcinema>
◇
スティーヴン(ジム・キャリー)とフィリップ(ユアン・マクレガー)の
カップルが思ったより違和感なかったのが意外。
案外、それなりの恋人のように見えてくるから不思議です。
実は、個人的には主役のジム・キャリーが苦手ということもあり
本作も正直なところ迷ってはいたんですが
予告編でのユアンの演技に只ならぬ気迫を感じたため鑑賞した次第。
このストーリーが実話だというのがビックリしてしまう。
恋人としあわせに暮らしたいがため、お金が必要と考えたジム。
普通なら、そこそこ生活出来る資金さえあれば良いと思うんですが
彼は違った!
セレブになりたかった。それが幸せへの入口だと思っていた。
そのために保険金詐欺から始まって、会社での巧妙なトリックで
顧客から集金したお金を増やし、元金だけ残し後は頂くとか
さすがはIQ169!
各種の詐欺行為が実に小気味いい!そしてすぐに捕まるところも(笑)
この辺りのストーリーのテンポの良さが功を奏して
ジムのアクの強さだけが前面に出てくる映画ではなかった。
とにかく、彼のする詐欺行為はもちろん、刑務所からの脱走も含め
そのすべてが頭を使った巧妙なもの。観てる最中何度も「ほほ~!」と。
刑務所→出所→刑務所と繰り返すのは、幼少期の時に受けたショック。
すべてはそこから始まっているということですが、実際はどうなんでしょう?
あのときのメガネのお母さんの言ってることを鵜呑みにしていいのかな。
でも、鵜呑みするくらいスティーヴンだけ家族と見た目が違ってました。
おまけ)
・金髪と青い目というだけで、刑務所内では標的にされる。
(もちろん、ゲイのね)
・ジムの訃報を刑務所で聞かされた時、ユアンの表情が徐々に・・・。
このシーンはすべての音を排除。そしてそこには気高ささえ感じる名シーン。
・フィリップ・モリス君とフィリップ・モリス社とは何ら関係なしであった。
・メモ用紙の配達係の黒人のおっちゃんのキャラが最高!
・顧客から集めたお金をまとめて支払いするまでの期間に
口座に振り込み短期預け入りの利息だけを受け取ったら犯罪なのね。
映画では捕まってましたが、これは他業のヒントになる面白い部分。
俗に言う“スキマ産業”っぽくて今の時代を反映してる。
------------------------------------------------------------
監督:グレン・フィカーラ
脚本:グレン・フィカーラ/ジョン・レクア
撮影:ハビエル・ペレス・グロベット
音楽:ニック・ウラタ
出演:ジム・キャリー/ユアン・マクレガー/レスリー・マン/ロドリゴ・サントロ/
『フィリップ、きみを愛してる!』
スティーブンに翻弄される人々をユーモラスに描く。
もちろんそのなかに本作を観てる客も含まれてます(爆)
これは、もしかしたらスティーヴンのイリュージョン映画なのか!
ユアン・マクレガーの体当たり演技にも注目!
いや~!観てる方が気恥ずかしくなるようなシーンでも
ユアンの迫真の演技により、それを払拭させてしまう。
◇
妻子と共に幸せな人生を送っているかに思えたIQ169の
元警官スティーヴン・ラッセルだったが、交通事故に遭ったのをきっかけに、
自分に正直に生きようと決意、妻に自分がゲイであることを告白する。
そして、ゲイの生活にはお金が掛かると詐欺師に転向。
そんなある日、保険金詐欺の罪で投獄されしまったスティーヴン。
しかし、彼はそこでフィリップ・モリスという運命の人と出会ってしまう。
やがて2人とも出所するものの、愛するフィリップとの2人きりの生活を
充実させようと、彼に内緒で再び詐欺を繰り返してしまうスティーヴンだったが…。
<allcinema>
◇
スティーヴン(ジム・キャリー)とフィリップ(ユアン・マクレガー)の
カップルが思ったより違和感なかったのが意外。
案外、それなりの恋人のように見えてくるから不思議です。
実は、個人的には主役のジム・キャリーが苦手ということもあり
本作も正直なところ迷ってはいたんですが
予告編でのユアンの演技に只ならぬ気迫を感じたため鑑賞した次第。
このストーリーが実話だというのがビックリしてしまう。
恋人としあわせに暮らしたいがため、お金が必要と考えたジム。
普通なら、そこそこ生活出来る資金さえあれば良いと思うんですが
彼は違った!
セレブになりたかった。それが幸せへの入口だと思っていた。
そのために保険金詐欺から始まって、会社での巧妙なトリックで
顧客から集金したお金を増やし、元金だけ残し後は頂くとか
さすがはIQ169!
各種の詐欺行為が実に小気味いい!そしてすぐに捕まるところも(笑)
この辺りのストーリーのテンポの良さが功を奏して
ジムのアクの強さだけが前面に出てくる映画ではなかった。
とにかく、彼のする詐欺行為はもちろん、刑務所からの脱走も含め
そのすべてが頭を使った巧妙なもの。観てる最中何度も「ほほ~!」と。
刑務所→出所→刑務所と繰り返すのは、幼少期の時に受けたショック。
すべてはそこから始まっているということですが、実際はどうなんでしょう?
あのときのメガネのお母さんの言ってることを鵜呑みにしていいのかな。
でも、鵜呑みするくらいスティーヴンだけ家族と見た目が違ってました。
おまけ)
・金髪と青い目というだけで、刑務所内では標的にされる。
(もちろん、ゲイのね)
・ジムの訃報を刑務所で聞かされた時、ユアンの表情が徐々に・・・。
このシーンはすべての音を排除。そしてそこには気高ささえ感じる名シーン。
・フィリップ・モリス君とフィリップ・モリス社とは何ら関係なしであった。
・メモ用紙の配達係の黒人のおっちゃんのキャラが最高!
・顧客から集めたお金をまとめて支払いするまでの期間に
口座に振り込み短期預け入りの利息だけを受け取ったら犯罪なのね。
映画では捕まってましたが、これは他業のヒントになる面白い部分。
俗に言う“スキマ産業”っぽくて今の時代を反映してる。
------------------------------------------------------------
監督:グレン・フィカーラ
脚本:グレン・フィカーラ/ジョン・レクア
撮影:ハビエル・ペレス・グロベット
音楽:ニック・ウラタ
出演:ジム・キャリー/ユアン・マクレガー/レスリー・マン/ロドリゴ・サントロ/
『フィリップ、きみを愛してる!』
愛知と大阪で場所は違えど。(^^)
私も「実話」ということにビックリ。
そしてそこまで出来たスティーヴンという人の凄さに(ある意味究極のピュアさに!)恐れおののくほどでした。
>ジムの訃報を刑務所で聞かされた時、ユアンの表情が
私、あのシーンで泣きました。
>メモ用紙の配達係の黒人のおっちゃんのキャラが
私は隣の房でダンスのBGMを引き受けたおっちゃんのキャラが最高でした。
刑務官達に袋叩きに逢いながらも「引き受けたからには~っ!!」って。(*^_^*)
昨日は肌寒さ再びというような天気でしたね。
で、今日はいきなり20度近くまで上昇する陽気に体が翻弄されています(笑)
そうですよね。ここまでピュアに突き進めるスティーヴンの行動力には感心するばかりでした^^
>私、あのシーンで泣きました。
ワタシは、スティーヴンと離ればなれになるところで
バスに乗せられるスティーヴンを走って追うフィリップの表情を見て目が潤みましたよ。
>私は隣の房でダンスのBGMを引き受けたおっちゃんのキャラが最高でした。
>刑務官達に袋叩きに逢いながらも「引き受けたからには~っ!!」って。(*^_^*)
ぺろんぱさんも気に入りましたね^^
フィリップが「丸3日返事がない!」と言ったときに
「知るか!おれは宅配業者じゃねぇ!」
「でも、引き受けたからには完ぺきだ!」ってね^^
袋叩きされながらも言い続けてた音だけの状況で吹き出しました(爆)
ちょっと、窓口で言いにくいタイトルではありんすが、、
高松上陸の折には・・(・ω・)
「自分に正直に生きたい!」と思えるんでしょうね^^
>ちょっと、窓口で言いにくいタイトルではありんすが、、
ぜんぜん大丈夫ですよ~!
ワタシなんか、いつも主語しか言いませんから(笑)
今回も「フィリップ!」だけでしたから^^
そういや、昔『Vフォー・ベンデッタ』という映画チケット購入時、となりの兄ちゃんは
「ブイ!」でしたもん(爆)
でも、さすがにはるかちゃんの映画で「おっぱい!」とは言えませんでした(爆)
はい!!
本当にスティーブンに翻弄されました。
特に私は自他共に認める(笑)鋼鉄の瞳の女なんだよぉ~これまで苦手だったジムに、まさかの名演見せられて、ついつい流れてしまった純粋な一粒の涙を返しておくれぇ~!!
うん。
あの黒人のおいちゃん、邪険なんだけど律儀なんだよね(爆)
ジムもユアンも新境地じゃないですかぁ~良き映画でしたわ!!
完全にジムにやられましたよ(笑)
お役所仕事の温さまで計算にいれてる頭の良さに唸りました。
おぉ~!鋼鉄の瞳の女だなんて(爆)
なんか、想像してしまうのはオマティカヤ族のネイティリでしょうか。
そしてジムが「なぁ~でぃ~」がなかなか言えなかったジェイク。
そこまで行ったら「スクリーンに向かって「あなたが見える」を是非!^^;
そうか~、涙を流してしまったのですね。
その清らかな涙を石象の足元に落としたなら1本の映画になりそうです。
あのおっちゃんは良い味出してました。
生涯、あの役で貫いてほしいものです(爆)
>ジムもユアンも新境地
ほんとにそうですよね!
ワタシ的にはふたりに続いて出て来てほしい男優さんといえば
ベン・アフレックですかね(こらこら)
この作品、面白そうだし気にはなっているんだけど
ゲイ映画は苦手なので観たいような観たくないようなという感じです。。。
ワタシも“ゲイネタ映画”ってところで、当初はスルー候補だったのですが
観て良かったです!
スティーヴンとフィリップの純愛がゲイを超え、純粋なひとりの人間として見られましたもの。
迷っているなら、お時間の取れるときにご覧くださいね^^