センター・オブ・ジ・アース：３D （08’F＝5本目）

評価★★


最新デジタル３Ｄ映像ってこんなもの？


映画レビューは２Ｄの方で既に書き終えているので
ココでは、最新と言われる３Ｄ映像の感想などを少し。

ＴＯＨＯシネマズ名古屋ベイシティの最大スクリーンといわれる
４番スクリーンの入口で専用メガネを受け取る。
昔の厚紙で出来た物と違い
強化プラスティック（？）のフレームと
レンズは例の赤と青のもの。
これってチト重いんですけど・・・。
しかもフレームが油脂でヌルヌルしてて
レンズも油脂らしきものでテカテカしてる。

もぎりのお兄さんへ
出来れば、液体洗浄くらいして使い回ししましょうね。

で、期待する３Ｄ映像はと言うと
冒頭からいきなり３Ｄでした。

トレバーが歯磨きの後、うがいをするんですが
吐き出した水を下から撮っているものですから
モロに観客の方に落ちてくる。
一瞬、顔をそむけましたよ。目の前に汚水が落ちてくるんですもの。

結論から言って
これが最新式の３Ｄ映像？
それまでの３Ｄ映像と全く変わらないような気がしたんですけど

まずは気になった点として
横方向の速い映像には残像らしきものが現れ
被写体がボケてしまう。
早々に３Ｄの弱点を見っけ！（笑）

これは通常の２Ｄ映像の方ではなかったこと。
また、スクリーンの左右末端のなんでもない背景が
平面画像になっていることが頻繁にあった。

ただ、遠用部、中間部、近用部と
前後方向の動きには拍手を送りたいほど良いのだ。
昔のものに比べると境目がなく非常に滑らかになっていることは事実だった。
なんだか、遠近両用メガネのコメントのようではあるが・・・

地下の鉱山でトロッコで転がり落ちるという
とてもスリリングなシーンでは
自分がトレバーたちと一緒に乗っているような錯覚を起こす。

これも背景が手前に迫ってくるというところで
前後方向の映像に関しては超絶リアルって言い方で良いと思います。


でもまぁ、はっきりと分かったのは目が疲れるということ。
ときどき眼鏡を外してお目目をリセットしてやらないと
９２分間は連続して観ていられませんでした。
鑑賞中、なんどもいねむりをしてしまいましたし。
どうだろう、正味６０分くらいしか観ていなかったかもしれない。

そういえば、
３Ｄになると全体に画面が暗くなるのは何故だろう？

ジェムーズ・キャメロンが携わったといえども
これは早急に改善してもらいたいね。
まだまだ発展途上の未完成な映像という印象でした。

この映画って３Ｄの方は割増料金でしたね。
ワタクシ、フリーパスの期間中なんで気が付きませんでしたが
その割増分って眼鏡がもらえるものとばかり思ってましたが
「鑑賞後は返却をお願いします」のテロップが流れたので
しかたなく、いや！くれてもいらない代物なので返しましたが
できれば割増分の中身というものを知りたいですね＾＾