満足度★★★【3点】
ブロードウェイの大ヒットミュージカルは映画でどう変わる。
◆
アリス・ウォーカーのピューリッツァー賞受賞作を原作とする
巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督による85年の名作映画を基にして、
ブロードウェイで大ヒットしたミュージカル舞台を、今度はスピルバーグが
オリジナル版に出演したオプラ・ウィンフリーと音楽を担当した
クインシー・ジョーンズとともにプロデューサーを務めて映画化したミュージカル・ドラマ。
黒人女性として過酷な境遇に生きるヒロインが、
やがて自由で型破りな女性たちとの出会いをきっかけに、
自らの居場所を求めて力強く立ち上がる不屈の姿を、
心揺さぶるパワフルな楽曲の数々とともに描き出していく。
<allcinema>
◆
1985年の『カラーパプル』は観たけど内容はスッカリ忘れていました。
当時アカデミー賞10部門ノミネートされた傑作映画のリメイクです。
改めてドラマを観た感想は
1900年初頭、父親と夫から虐げられていた女性が周囲の仲間に感化され
次第に自立し自由を取り戻すという絵に描いたようなサクセスストーリー。
なんですけど、事ある度に歌とダンスが挿入されるシーンによって
過酷な境遇であるはずなのに、どこか和らいで見えるのは致し方ないところ。
でも、いい話です。
最後まで決して飽きることなく観られたのは、やはり破壊的な歌唱力でしょうか。
大人になった主人公を演じたのはブロードウェイでも同じ役を演じた
ファンテイジア・バリーノ氏でこの人かなりの実力者だそうです。
まあ、見て損はないけど、特に見なくてもいいかなっていう感じで。。。
◆
【今週のひと言】
・子役のヒロインの言われようが酷すぎて私生活でも支障が出そう。
姉妹でも可愛い妹の方はそれなりに大事に育てられる。
・冒頭、ヒロインの妊娠の原因は父親からの強姦でしょうし
これは昔も今も。。。時代と地域によってそういうことです。
・子が生まれても速攻で里子に出してしまう父親。
その後、ヒロインは牛一頭と物々交換で結婚相手に差し出されてしまう。
大事に育てられているはずだった妹も父親から暴行を受け姉の元に逃げる。
・姉の夫から身体を迫られた妹は拒絶したため豪雨の深夜に追い出され
その後、消息不明に。
・歌って踊るシーンが割と多いためドラマに集中してるときのCMみたいだ。
知ってる歌がないのも感動できなかった要因かもしれません。
・本作、アカデミー賞にノミネートされたのが助演女優賞のみ。
1985年の10部門と大きくかけ離れた結果になったのは
ミュージカルとして歌の挿入時間をいれても尚10分ほど短縮されており
その分、ドラマの奥深さが削られてしまったからですかね~。
・ある事象にもがき苦しむ人物を真上から俯瞰させる映像は
いまやスピルバーグの十八番と言っていいでしょう、構図の魔術師。
-----------------------------------------------------------------------------------
監督:ブリッツ・バザウーレ
脚本:マーカス・ガードリー
音楽:クリス・バワーズ
出演:ファンテイジア・バリーノ、タラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックス
『カラーパープル』
ブロードウェイの大ヒットミュージカルは映画でどう変わる。
◆
アリス・ウォーカーのピューリッツァー賞受賞作を原作とする
巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督による85年の名作映画を基にして、
ブロードウェイで大ヒットしたミュージカル舞台を、今度はスピルバーグが
オリジナル版に出演したオプラ・ウィンフリーと音楽を担当した
クインシー・ジョーンズとともにプロデューサーを務めて映画化したミュージカル・ドラマ。
黒人女性として過酷な境遇に生きるヒロインが、
やがて自由で型破りな女性たちとの出会いをきっかけに、
自らの居場所を求めて力強く立ち上がる不屈の姿を、
心揺さぶるパワフルな楽曲の数々とともに描き出していく。
<allcinema>
◆
1985年の『カラーパプル』は観たけど内容はスッカリ忘れていました。
当時アカデミー賞10部門ノミネートされた傑作映画のリメイクです。
改めてドラマを観た感想は
1900年初頭、父親と夫から虐げられていた女性が周囲の仲間に感化され
次第に自立し自由を取り戻すという絵に描いたようなサクセスストーリー。
なんですけど、事ある度に歌とダンスが挿入されるシーンによって
過酷な境遇であるはずなのに、どこか和らいで見えるのは致し方ないところ。
でも、いい話です。
最後まで決して飽きることなく観られたのは、やはり破壊的な歌唱力でしょうか。
大人になった主人公を演じたのはブロードウェイでも同じ役を演じた
ファンテイジア・バリーノ氏でこの人かなりの実力者だそうです。
まあ、見て損はないけど、特に見なくてもいいかなっていう感じで。。。
◆
【今週のひと言】
・子役のヒロインの言われようが酷すぎて私生活でも支障が出そう。
姉妹でも可愛い妹の方はそれなりに大事に育てられる。
・冒頭、ヒロインの妊娠の原因は父親からの強姦でしょうし
これは昔も今も。。。時代と地域によってそういうことです。
・子が生まれても速攻で里子に出してしまう父親。
その後、ヒロインは牛一頭と物々交換で結婚相手に差し出されてしまう。
大事に育てられているはずだった妹も父親から暴行を受け姉の元に逃げる。
・姉の夫から身体を迫られた妹は拒絶したため豪雨の深夜に追い出され
その後、消息不明に。
・歌って踊るシーンが割と多いためドラマに集中してるときのCMみたいだ。
知ってる歌がないのも感動できなかった要因かもしれません。
・本作、アカデミー賞にノミネートされたのが助演女優賞のみ。
1985年の10部門と大きくかけ離れた結果になったのは
ミュージカルとして歌の挿入時間をいれても尚10分ほど短縮されており
その分、ドラマの奥深さが削られてしまったからですかね~。
・ある事象にもがき苦しむ人物を真上から俯瞰させる映像は
いまやスピルバーグの十八番と言っていいでしょう、構図の魔術師。
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監督:ブリッツ・バザウーレ
脚本:マーカス・ガードリー
音楽:クリス・バワーズ
出演:ファンテイジア・バリーノ、タラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックス
『カラーパープル』
不思議なほどに響きませんでした。
>見て損はないけど、特に見なくてもいいかなっていう感じ
本当にそんな感じ。
何故だか不思議なのですが…
素材はスピルバーグの過去の名作なので、そこそこ期待していたんですけど、ミュージカル部分が邪魔に感じて、女性はいつも暴力に怯えているしでここ辛い!
結局、ちょっと薄っぺらい印象しかなかったです。