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ミケマル的 本の虫な日々

映画『トールキン 旅のはじまり』を観ました


今日は指輪物語を書いたJ R.R.トールキンの命日だそうです。
 1973年9月3日

1892年生まれだから、長寿を全うされて多くの著書を残してくださったのですね。


    

 この写真が一番有名なものかと思いますが、物語の中にそのまま入っていてもおかしくない感じのトールキン教授

 日本では映画の『ロードオブザリング』の方が有名かもしれませんが、本国のイギリスやアメリカでは絶大な人気の物語です。

「英国のBBCとWaterstone's bookstore chainが行った読者の世論調査で『指輪物語』は20世紀の最も偉大な本と認められた。amazon.comの1999年の顧客の投票では、『指輪物語』は千年紀で最も偉大な本となった」とのこと。(ウィキより)

私も今まで読んだ本の中のベスト3に、この後も絶対入る本です。

 そんなトールキンが物語を書くようになるまでを描いたのが映画『トールキン 旅のはじまり』で、去年上映された比較的新しいものでした。
映画館が隣町だし、こちらでの上映があったのかしら? 残念ながら、私はみなかったのですね・・・
今日初めて見ました。
(以降、若干ネタバレになってしまっています)


 

 私は彼がオックスフォードの言語学の教授だった事や『ナルニア国物語』を書いたC.S.ルイスと友人だった事などは知っていましたが、詳しい生い立ちは知りませんでした。
父を早く亡くし、母も十代で亡くして、弟と二人で苦学した事や、その中でも言語に対する探究心で道を切り開いて行った事など、そうだったのね❗️と思いながらみました。

 そして、4人の友との友情と第一次世界大戦。
第一次世界大戦は初めての総力戦であり、新しい兵器が使われた戦争であり、スペイン風邪と言われた新型インフルエンザが猛威を振るった戦場でもありました。
その戦場での体験が後の著作にも影響を与えたと言われています。

 4人の親友が指輪物語の旅の仲間の4人のホビットに反映しているのかしら?とか、戦場での忠実な従僕の名前がサムなのね!とか、戦地の無情な風景が指輪物語の不毛な戦いの風景を彷彿とさせたりと、トールキンのファンとしては色々と思うところ満載の映画でした。
何回も涙が出てしまいました。
トールキンは戦争を生き延びたからこそ研究も著作もできたのですが、命の危うさがひしひしと感じられました。

 この映画はアマゾンプライムの無料視聴映画ではなかったので、初めて399円でレンタル購入しました。
ちょっと躊躇したけれど、本当に見て良かったなと思います。

 また指輪物語をもう一度読んでみたいなと思いました。
そして、トールキンの伝記を読んだ事なかったなと思ってみたら、2〜3冊出ているようなので、こちらはできれば図書館で借りて読もうかなと思います。
(単行本で結構高いし、最近本買いすぎ警報が出ているので😅)

まだ指輪物語を読んでいない方は長いお話ですが、ぜひお勧めいたします🤗
何回も書いていますが、その時には最初の年代が出てくるところはとばして、ビルボのお誕生日の所から読むと良いと思います(最初で挫折する確率が高いので)

 

 

 


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