『ナニカアル』 桐野夏生
『私たちには物語がある』 角田光代
とうとうやってきました、めちゃくちゃ暑い日々❗️
このところ、35度越えです😅
2階の寝る部屋にクーラーつけておいて良かったよ〜〜(笑)
と言うことで、暑いと外に出たくない→オタク生活→本を読む
夏の間は読書量が増えるのが恒例です。
今回は買ってあって読んでない本(積読本)の『ナニカアル』と以前読んだと思うけどもう一回と思って手にとった『私たちには物語がある』を読みました。
『ナニカアル』
桐野夏生さんの本。
戦争中の林芙美子を主人公にした本です。
桐野さんの本は以前に一冊読んだことがあったけど、ちょっと重いだろうなと思って積どいたのですね。
もちろんフィクションではありますが、凄い臨場感でした。
昭和17年に南方(アジアの国々)に陸軍の委託という形で記事を書くということで派遣された作家の中に加わったというのは史実なんだと思いますが、そこでの出来事や日本での林芙美子の生活があまりにリアルに感じられました。
桐野さんはすごいストーリーテラーなんだなと改めて感じた一冊です。
もっと桐野さんの本を読んでみたくなりました。
『私たちには物語がある』
角田光代さんの書評の本です。
色々な本を紹介しています。2010年に単行本として出たものなので、2003年から2009年までに読んだ本について書かれています。
誰かが読んだ本を参考にして出会う本も多いので、こういう本が好きです。
特に角田さんの紹介してくださった本はいいなと思う物が多くありました。
でも、この本を読んで一番感動したのは、本の紹介の記事ではなくて、初めに書かれていた本を読むということについてのエッセイ部分です。
角田さんは子供の頃から本の世界に入る事を知って、本や本屋さんが好き。
そして、本屋さんや図書館や本がたくさんあるところに行くと、ワクワクして、自分を呼ぶ本を買ったり借りたりする。
私もそうなのよ〜〜❗️
もちろん呼ばれる本は違うだろうけど、本屋さんや図書館に行くだけで嬉しい。そして、これを読みたいって本が待ってるように思うのです。
読んでみたらハズレってこともありますが、それでもすごい当たりを逃したくないからなるべくスルーしない事にしてます。
同じように感じている人がいるって嬉しいから、この部分を読んだだけで幸せな気持ちになったのでした。
今回の2冊は全く違う種類の本だけど、題名の「ある」ってところが被ってますね🤔