フィギュア全米選手権の男子フリーが日本時間の早朝に行われました。
その結果表彰台はショートプログラムの順位と同じ
優勝 ネイサン・チェン
2位 ヴィンセント・ジョー
3位 ジェイソン・ブラウン
ネイサンは5つの4回転を飛んで、最初のジャンプだけは手をつきましたが、あとはすべて綺麗に着氷。それでもネイサン基準では着氷が詰まっていたように見えますと解説が。。
しかし、アナウンサーも解説の杉山さんも、凄く高レベルなプログラムをほとんどクリーンに滑っているのに、着氷がつまってるのが気になるなんておかしいですねと自分で笑っていました。ネイサンに関しては、完璧に滑ることが当然のように思ってしまって、ありえないレベルを望んでしまうと。
本当にそんなところにいるのがネイサンなんだな〜〜と彼の孤高感を感じました。
それでもネイサンに悲壮感がないのは、彼のモチベーションがしっかりしているからなのかな?
もちろん、羽生選手や宇野選手、また成長著しいヴィンセントの存在もあるだろうけれど、ネイサンは自分自身との戦いに強いという印象があります。
2位のヴィンセントはフリーでも最初の4ルッツー3トーループの連続ジャンプがとても綺麗に決まったのですが、その後のジャンプが抜けたり、一回転倒があったりしました。それでも全体的にレベルアップが感じられます。
この2人はアメリカでも高レベルの大学に入っているので、勉強との両立が大変だったけれど、オリンピックにむけて1年休学して練習に集中できるようになったそうです。新型コロナの影響もあるだろうけれど、それを感じさせない成長が見られて嬉しいです。
そして、ジェイソンはフリーも素敵な滑りでした。
フリーは最初に4回転に挑戦しましたが、残念ながら失敗。
途中のアクセルも一本抜けてしまいましたが、全体を美しいプログラムにまとめて3位につきました。
いつもはレベル4をとるスピンやステップが一部レベル3になったのは、やはりプログラムを実戦でするのが最初だったことも影響があったのではと思います。
でも、堂々と3位に入って、世界選手権の出場は硬いのではと思います。
日本の選手もアメリカの選手も国内のトップを決める試合が行われて良かったと思います。世界選手権はまだできるかどうかわかりませんが、安全が確保できそうだったら、開催して欲しいなと思います。
去年の世界選手権は中止になってしまったので、今年の世界選手権が無くなったら2回続けて開催されないということになります。
また、オリンピックの前のシーズンの世界選手権でオリンピックの各国の出場枠が決定するので、今年の世界選手権が無いとなると出場枠はどうするのかという問題も。
新型コロナの感染拡大で東京オリンピックだけでなく、冬期オリンピックもどうなるかわからないなと思いますが、選手達はそれぞれのモチベーションで頑張っているのだなと今回も思いました。
どうか、皆さんが元気で怪我なく次の試合ができますように❗️
⛳️ゴルフPGAのSONYオープンでは、松山英樹選手は最終日にスコアがあまり伸ばせず19位でした。ショットは安定していたけれど、パットの調子が上がらなかったようです。
きっと、両方が噛み合う時がきて優勝してくれると思います。
松山君も頑張って❗️