今年は珍しく大河ドラマ観ています。
『麒麟がくる』
明智光秀が主人公。
これまで、本能寺の変で謀反によって攻められる信長、という視点からのドラマがほとんどだった中で、明智光秀からの見かたで描く歴史。
明智光秀については、歴史の表舞台に出るまでの経歴は謎の部分もあったそうですが、今回の大河の視点は面白くて、俳優さんもみなさん上手くて、楽しく見ています。
信長、秀吉、家康はもう何回も描かれていて、歴史の流れも知られているけれど、一人の地方豪族に支えていた人(明智光秀)から見た戦国時代の流れが新鮮なのだと思います。
書店でこの本を見つけて買ってみました。
明智家の末裔の明智憲三郎さんが書いた明智家の本。
この方以外にも明智家の末裔はいろいろな場所でその家系を繋げてきたのに、明智の末裔だということは秘密にされていたというのです。
最初は本当に追われていたわけですが、秀吉によって光秀の情報操作が行われ、秀吉に都合の良い歴史にされてしまった。
家康は光秀に恩義を感じていたため、江戸時代にある意味復権を果たした時期もあったそうですが、明治時代には再び信長に謀反を起こした裏切り者というレッテルが貼られ、誹謗中傷の的になるため、名前を変えるなどして、暮らしていた人々が多かったとのこと。
それが、本能寺から始まった闘いの記録!ですよ😅
いや〜〜、大変だったのね❗️
著者は仕事とは関係ないけれど、自分のルーツである明智光秀の本当を知るために色々と活動して数冊の著書を書いたそうです。
著者は、よく言われている信長による虐めに対する個人的な動機で信長を攻めたということではなく、信長が計画していた事を阻止しようとして、また、家名(これが複雑なのですが)を維持するためという事もあって信長を撃ったという考えに至っています。
光秀は思ったよりも年齢が行ってから信長に仕えるようになったという事も知りました。
『麒麟がくる』では信長に会っていますが、まだまだこれから紆余曲折があると思われます。
これから信長に仕えるようになり、光秀がどのような考えで本能寺の変に進んだのかを、これからどのように描かれるかますます興味深くなってきました。
この本の考えと同じように描かれるかどうかは不明ですが、
新しい明智光秀像が示されていて、きっとイメージが変わることと思います。
私は明智家に対して悪いイメージはなかったけれど、これから先は明智家の末裔の方々がどこでも堂々と名乗れるようになると良いと思うし、この著者の奮闘が実りますようにと願いながら読みました。