私立図書館で借りた本
『Night on Earth 世界でいちばん美しい夜』
アート・ウルフ
夜の地球の風景を撮った写真集
とても美しい本でした。
私は技術的なことはよくわからないけれど、夜の風景ってこんなに心に響くんだな〜と思ってページをめくりました。
夜の空は心落ち着くような、それでいて広大な宇宙に吸い込まれそうな怖さも。
人工的な光が少ない地域でないと撮れない写真なので、写真をみていると、自然の中で夜空を見上げているような気持ちになりました。
『本を読んだら散歩に行こう』 村井理子
翻訳家、エッセイストの村井理子さんの本。
この方の訳した本は女性を描いた特徴的な本が多くて好きなのですが、エッセイも面白いです。
この本は一章に一冊の本を紹介する形で書かれていますが、本の内容とご自分の事を関連して書いているエッセイなので、それも興味深く読みました。
表紙の犬は村井さんが飼っている愛犬、大きな黒いレトリバー君。
ツイッターでこのレトリバー君が諏訪湖で泳いでいるのや家でくつろいでる様子を見ているので、知らないワンコとは思えないのでした(笑)
「本を読んだら散歩に行こう」というのはうちの愛犬だったジャックがいた頃の私と同じだな〜なんて懐かしく思いながら。
村井さんの本は色々と読んでいますが、ご実家の家族の事を書いた本はなかなか深刻な内容が多いです。
でも、その中でも自分できちんと考えて行動し、ご自分の家族を大切にし、愛犬に慰められて客観的に書けるのがすごいなと思って読んでいます。
義父母の介護もなかなか大変な状況ですが、それさえも客観的に分析しつつされています。
そんな様子をもとに描いた『全員悪人』は傑作だと思います
村井さんの本は市立図書館で予約している本がまだあるので、楽しみに待とうと思います。